松坂屋名古屋店が7月15日リニューアル完成、伝統工芸とアップサイクルで新空間創出
ベストカレンダー編集部
2025年7月15日 11:28
松坂屋名古屋店リニューアル完成
開催日:7月15日

松坂屋名古屋店における新たな空間価値の創造
2025年7月15日(火)、松坂屋名古屋店の本館フロアにおいて、株式会社船場がプロデュースした新たな共用部空間が完成しました。このプロジェクトは、愛知県内外のクリエイターと共に、伝統工芸や廃棄素材を活用し、地域の文化や歴史を感じさせる空間を創出することを目的としています。
松坂屋名古屋店は、100年の歴史を持つ百貨店として、未来に向けた大規模リニューアルを進めています。「クリエイティビティの表現」と「地域との共創」をテーマに、独自性と居心地の良さを兼ね備えた空間を提供することで、現代のお客様と次世代のお客様に応える新たなライフスタイルを提案しています。

プロジェクトの背景と目的
松坂屋名古屋店は、愛知県名古屋市中区に位置し、2025年には本館のリニューアルが完了します。このリニューアルは、地域のクリエイターと協力し、愛知の伝統工芸や廃棄素材を活用することで、空間に新たな価値とストーリーを吹き込むことを目指しています。
本プロジェクトは、サステナビリティを重視し、次の100年を見据えた百貨店の在り方を体現することを目的としています。2024年末には本館3階、4階、8階のレストスペースがリニューアルされ、2025年4月以降には段階的に5階、7階のオープンが予定されています。

空間体験のデザインとプロダクトの特徴
船場は、松坂屋名古屋店のテーマである「クリエイティビティの表現」と「地域との共創」を空間体験として具現化しました。愛知の伝統工芸を取り入れ、廃棄素材をアップサイクルすることで、地域のクリエイターと共に新たなプロダクトを製造しています。
このプロジェクトでは、以下のようなフロアごとのコンセプトが設定されています。
- 5F プレタサロン呉服 / こども服・玩具フロア
コンセプト:かたちを遊ぶ
廃棄予定のチラシやカタログ、ターポリン広告を回収し、家具に再生。多様な表情が現れるマテリアルとして家具に組み込まれています。 - 6F リビング&ウェルネスフロア
コンセプト:淡く包まれる
愛知の伝統工芸である有松絞を採用し、有機的な面を組み合わせた空間を演出。 - 7F カルチャー/家具リビングフロア
コンセプト:装いを新たに
廃棄予定の共用部家具を、従業員の古着を活用して再構成し、唯一無二のアートファニチャーへと生まれ変わりました。

クリエイターとのコラボレーション
本プロジェクトでは、愛知県内を含む5社のクリエイターとコラボレーションし、アートとクラフトの力を掛け合わせています。これにより、廃棄素材に新たな価値を吹き込み、訪れる人々に驚きや発見を体験してもらうことを目指しています。
具体的なコラボレーターは以下の通りです:
- 株式会社ペーパーパレード(東京都) – 5Fの家具デザインを担当
- 合同会社ありまつ中心家守会社(愛知県) – 6Fの空間演出を担当
- インクロッチェ株式会社(広島県) – 7Fのアートファニチャーを担当

プロジェクトの概要と船場の理念
プロジェクトの概要は以下の通りです:
施設名 | 松坂屋名古屋店 |
---|---|
運営会社 | 株式会社大丸松坂屋百貨店 |
公開日 | 2025年7月15日(火) |
所在地 | 愛知県名古屋市中区栄3丁目16−1 |
担当業務 | プロジェクトマネジメント、デザインディレクション、家具什器デザイン・制作 |
船場は「サクセスパートナー」を企業理念に、商業施設やオフィス、教育、ヘルスケア、余暇施設などの空間づくりをトータルでサポートしています。2021年より「Good Ethical Company」をビジョンに掲げ、人や地域社会、自然環境への配慮を持ちながら、エシカルデザインを推進しています。

まとめ
松坂屋名古屋店のリニューアルプロジェクトは、地域の伝統工芸や廃棄素材を活用した新たな空間価値の創造を目指しています。プロジェクトは、地域クリエイターとの共創によって成り立っており、訪れる人々に驚きや発見を提供することを目的としています。
本プロジェクトの概要を以下にまとめます:
プロジェクト名 | 松坂屋名古屋店リニューアルプロジェクト |
---|---|
テーマ | クリエイティビティの表現と地域との共創 |
完成日 | 2025年7月15日 |
コラボレーター | 5社のクリエイター |
空間の特徴 | 伝統工芸とアップサイクル素材の活用 |
このように、松坂屋名古屋店のリニューアルは、地域とのつながりを大切にした新たな空間価値を創出する取り組みとなっています。
参考リンク: