2025年5月実施のFamilyMartVisionとテレビCM連動効果検証結果

FamilyMartVisionブランド検証

開催期間:5月1日〜5月31日

FamilyMartVisionブランド検証
FamilyMartVisionって何?
FamilyMartVisionは全国のファミリーマート約10,400店舗に設置されたデジタルサイネージで、1週間に延べ6,400万人にリーチ可能な店頭広告メディアです。
テレビCMとFamilyMartVisionを一緒に使うと何がいいの?
両方に接触することでブランドの認知や好意などのブランドリフト効果が高まり、広告メッセージがより効果的に視聴者に届くことが検証で確認されています。

店頭サイネージとテレビCMの連動でブランドリフトが向上

2025年7月15日、株式会社ゲート・ワンは、ファミリーマート店舗内のデジタルサイネージメディア「FamilyMartVision」とテレビCMを活用したクロスメディアのブランドリフトサーベイを実施したことを発表しました。このサーベイは、株式会社データ・ワンと共同で行われ、リーチ検証を含む結果が得られました。

今回の検証により、FamilyMartVisionに接触することで各ブランドリフト項目の向上が確認され、特にテレビCMとFamilyMartVisionの両方に接触することでその効果が高まることが明らかになりました。これにより、FamilyMartVisionを併用することで、ブランドが伝えたいメッセージをより効果的に視聴者に届けることができることが示されました。

店頭サイネージとテレビCMの連動でブランドリフトが向上 画像 2

ブランドリフトサーベイの概要

ブランドリフトサーベイとは、データ・ワンが保有するファミリーマートの購買データとNTTドコモが保有するデータを統合し、アンケート回答を集計・分析したものです。このサーベイでは、FamilyMartVisionとテレビCMの接触実態を購買者・視聴者データを使って解析しています。

サーベイの目的は、メディアプランニングにおいて重要な指標の一つであるリーチだけでなく、実際に広告に接触することでブランドの認知や好意などのブランドリフト項目がどれほど向上したかを測定・検証することです。

店頭サイネージとテレビCMの連動でブランドリフトが向上 画像 3

検証の背景

FamilyMartVisionは、日本最大級のリテールサイネージネットワークとして、全国のファミリーマート約10,400店舗に設置されています。2025年5月末時点で、1週間に延べ6,400万人にリーチ可能なメディアへと成長しました。このメディアは、幅広い年代層のお客様やエリアにアプローチが可能です。

現在、広告市場においてはIMC(統合型マーケティング・コミュニケーション)の重要性が唱えられています。メディアの特徴を活かした役割の明確化が求められる中、今回の検証はその重要性を再確認する機会となりました。

店頭サイネージとテレビCMの連動でブランドリフトが向上 画像 4

検証の概要

2025年5月に実施された検証では、伊藤忠商事のテレビCM放映に合わせて、同じ内容の広告素材をFamilyMartVisionで同時期に放映しました。以下は検証の概要です。

  • 方法:ファミペイ会員・dポイントクラブ会員とビデオリサーチのテレビ視聴データを統合検証
  • 対象者:キャンペーン期間中の取得できる全ID(20-60代)
  • 対象キャンペーン:伊藤忠商事 企業ブランディング広告(関東&関西エリア)
  • 対象期間:2025年4月3日(水)~5月31日(土)

留意点として、テレビCMとFamilyMartVisionそれぞれの放映ボリュームや放映パターンによって、トータルリーチならびにFamilyMartVisionのインクリメンタルリーチは変動します。

店頭サイネージとテレビCMの連動でブランドリフトが向上 画像 5

検証結果の詳細

ブランドリフトサーベイの結果、各媒体接触者と非接触者での比較では、両方接触者である「テレビCM×FamilyMartVision」がどのブランドリフト項目でも高い結果が出ました。特に、就職意向である「働いてみたい」という項目では、他接触者との差が大きくなっています。

また、「FamilyMartVisionのみ接触者」は「テレビCMのみ接触者」と同等以上の効果を確認できました。これにより、テレビCMとFamilyMartVisionを連動することで広告主の広告浸透をより向上させることができる組み合わせであることが示されました。

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リーチ検証の結果

リーチ検証の結果、テレビCM単独での接触は42.5%、テレビCMとFamilyMartVisionの両方接触は18.7%、FamilyMartVisionのみの接触は12.9%となり、インクリメンタルリーチの獲得が確認されました。特に、若年層でのリーチが強く、テレビが届きづらい若年層へのアプローチの有効性が確認されました。

今後の展望とFamilyMartVisionの役割

今回の検証を通じて、リーチ拡大という側面に加えて、ブランドリフト効果の向上においても、テレビCMとFamilyMartVisionが互いに補完し合うことで、広告主のより効果的なマーケティング活動に貢献できることが実証されました。今後も、メディア毎の購買行動やブランドリフト、デジタル広告等の計測可能なメディアとの検証を進めていく方針です。

FamilyMartVisionは、全国47都道府県にあるファミリーマート店舗内に設置され、毎日1,500万人以上のお客様が訪れます。株式会社ゲート・ワンは、このお客様との接点を持つファミリーマート店舗をメディアと捉え、様々な魅力あふれる映像コンテンツを配信しています。

企業概要

株式会社ゲート・ワンは、デジタルサイネージへのコンテンツ配信を行うメディア事業を展開しており、ファミリーマートの100%出資子会社です。

株式会社データ・ワンは、小売事業者が保有するデータを活用したデジタル広告配信事業を行っており、広告主のデジタルマーケティング活動の高効率化を支援しています。

項目 内容
実施日 2025年5月
対象店舗 ファミリーマート約10,400店舗
リーチ数 1週間で延べ6,400万人
対象キャンペーン 伊藤忠商事 企業ブランディング広告
リーチ検証結果 テレビCMのみ42.5%、両方接触18.7%、FamilyMartVisionのみ12.9%

このように、店頭サイネージとテレビCMの連動は、ブランドリフトの向上に寄与することが確認されました。今後も、広告主のニーズに応じた新たな広告サービスの提供が期待されます。

参考リンク: