2025年7月15日開幕 ルイ・ヴィトン「ビジョナリー・ジャーニー」展の全貌

ルイ・ヴィトン展2025

開催期間:7月15日〜9月17日

ルイ・ヴィトン展2025
ルイ・ヴィトンのビジョナリー・ジャーニー展ってどんな内容?
2025年7月15日から大阪中之島美術館で開催される展覧会で、170周年記念と大阪・関西万博に合わせ、歴史や日本文化との交流をテーマに約1,000点の展示があります。
チケットはどこで買えて、観覧料はいくら?
チケットは2025年6月30日から大阪中之島美術館のサイトやローソンチケットで購入可能。一般2,000円、大学・専門学校生1,500円、高校生以下は無料(要申込)です。

ルイ・ヴィトン「ビジョナリー・ジャーニー」展の概要

2025年7月15日(火)から9月17日(水)まで、ルイ・ヴィトンが大阪中之島美術館にて開催する「ビジョナリー・ジャーニー」展は、没入型のエキシビションです。この展覧会は、2025年の日本国際博覧会(大阪・関西万博)と、ルイ・ヴィトンの創業170周年を記念して行われます。展覧会では、メゾンの創造性あふれる歴史と、日本との長きにわたる文化的な対話の軌跡が語られます。

本展のキュレーションは著名なファッション史家フロランス・ミュラーが担当し、デザインは重松象平(OMA)が手掛けています。展覧会はアトリウムのインスタレーションを含む12のテーマにわたり、イノベーションやサヴォアフェール(匠の技)、グローバルな探究を通じてルイ・ヴィトンの発展を紐解く内容となっています。

【ルイ·ヴィトン】「ビジョナリー·ジャーニー」展 大阪中之島美術館にて開催 画像 2

会場の特徴と展示内容

2022年に開館した大阪中之島美術館は、近現代美術において日本屈指の文化施設と評価されています。美術館の黒一色の四角い外観や開放感にあふれた内部構造は、重松象平(OMA)によるダイナミックな本展覧会の演出と相まって、鑑賞者を非日常的な体験へと誘います。

展覧会では、メゾンの原点から最新クリエーションまで、1,000点以上のアイテムと200点を超える日本の伝統工芸品が展示され、メゾンの軌跡を鮮やかに描き出します。旅の始まりは「アトリウム(Atrium)」で、モノグラム・パターンの和紙でできた8つの巨大なトランクタワーが内側から光を放つランタンとなり、5階建ての吹き抜けの天井まで真っ直ぐに伸びています。

【ルイ·ヴィトン】「ビジョナリー·ジャーニー」展 大阪中之島美術館にて開催 画像 3

展示のテーマと内容

「ビジョナリー・ジャーニー」展では、以下のようなテーマが設けられています。

  • アトリウム(Atrium): 光の空間を通り抜けると、138個のトランクで構成された半球のインスタレーションが現れ、ルイ・ヴィトンのイマジネーションとデザインの世界へと誘います。
  • アニエール(Asnières): ルイ・ヴィトンの原点や主要な節目を語る上で欠かせない場所の変遷を、歴史的な写真やアーカイヴ映像を通じて辿ります。
  • 原点(Origins): メゾンの原点をアーカイヴを通じて概説し、実用性とエレガンスがどのように確立されてきたかに焦点を当てます。
  • 冒険(Expeditions): 探検家や先駆者たちの物語を紹介し、頑丈なトラベルアイテムを展示します。
  • ルイ・ヴィトンと日本(Louis Vuitton and Japan): 日本との深い文化的交流を解説し、村上隆や草間彌生とのコラボレーションを紹介します。
  • 素材(Materials): トランクの中核をなす4つの要素、木材、金属、レザー、キャンバスについて探求します。
  • モノグラム・キャンバス(Monogram canvas): ジョルジュ・ヴィトンが1896年に手掛けた有名なキャンバスに焦点を当て、初公開のオリジナルサンプルを展示します。
  • アトリエ(The workshop): 職人を讃え、特注トランクを通じて職人技の精密さを紹介します。
  • 耐久性試験(Testing): 製品寿命を支える技術を紹介し、ライブデモンストレーションを行います。
  • アトリエ『ラレックス』(Atelier Rarex): ハイファッションとオーダーメイド専門のアトリエを紹介します。
  • コラボレーション(Collaborations): ファッションの歴史を築いてきた数々のコラボレーションを展示します。

ギフトショップと関連イベント

本展覧会に併設されるギフトショップでは、特別な想い出となるアイテムとして「ビジョナリー・ジャーニー」展ブックレットや本展覧会仕様のノートブックが販売されます。また、Rizzoliとの共同出版による書籍「ルイ・ヴィトンと日本:ビジョナリー・ジャーニー」も先行発売中です。

さらに、7月18日(金)16:30-18:30には、フランス人フォトグラファー、ジャン=ヴァンサン・シモネによるフォトブック「ファッション・アイ 大阪」のサイン会も予定されています。

展覧会の詳細情報

ルイ・ヴィトン「ビジョナリー・ジャーニー」展の詳細は以下の通りです。

項目 詳細
会期 2025年7月15日(火)–9月17日(水)
会場 大阪中之島美術館 5階展示室
開場時間 日曜日-木曜日 10:00 – 17:00 (入場は16:30まで)
金・土・祝前日 10:00 – 19:00 (入場は18:30まで)
休館日 月曜日、7/22(火)
7/21(月・祝)、8/11(月・祝)、9/15(月・祝)は開館
観覧料 一般2,000円、大学・専門学校生1,500円、高校生以下無料(要事前申込)
チケット発売日 2025年6月30日(月)

本展覧会は日時指定制であり、障がい者手帳をお持ちの方は観覧料が半額になります。チケットは大阪中之島美術館のチケットサイトやローソンチケットで購入可能です。

ルイ・ヴィトンの歴史と展望

1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは革新とスタイルを組み合わせたデザインを提供し続けています。現在もトラベルラゲージやバッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を受け継いでいます。ルイ・ヴィトンは、伝統を重んじながらも、常に新しい挑戦を続けています。

本展覧会「ビジョナリー・ジャーニー」は、ルイ・ヴィトンがどのように旅の真髄を再考し、文化や美、イノベーションの体験に広げてきたかを語る重要な機会となるでしょう。

参考リンク: