2025年7月14日開始、楽天マートでスマート置き配導入の全貌

ライナフの「スマート置き配」が楽天マートで導入

株式会社ライナフ（本社：東京都文京区、代表取締役：滝沢 潔、以下「ライナフ」）は、2025年7月14日（月）より、同社が提供する「スマート置き配」が楽天マート株式会社が展開するネットスーパー「楽天マート」で導入されることを発表しました。この導入により、対象となるオートロック付き集合住宅約9,000棟において、各住戸の玄関前への置き配が可能となります。

「スマート置き配」導入の背景

近年、ネットスーパーやECの需要が急速に拡大する中、事業者側には再配達の削減に向けた取り組みが求められています。また、消費者にとっても多様な受け取り方法へのニーズが高まっており、特にオートロック付き集合住宅に住む人々にとっては、従来の配達方法では不便さを感じることが多かったのです。

「楽天マート」では、これまでにも条件を満たした戸建て住宅および集合住宅向けに置き配サービスを提供していましたが、オートロック付き集合住宅においては配達員が立ち入ることができないため、サービスの対象外となっていました。この課題を解決するために、「スマート置き配」が開発されました。

「スマート置き配」の仕組み

「スマート置き配」は、セキュリティを確保しつつ、不在時でも玄関前への商品配達を可能にする仕組みです。具体的には、スマートロック「NinjaEntrance（ニンジャエントランス）」を使用して、オートロック付き集合住宅の共用エントランスの鍵をデジタル化します。これにより、認証された配達員がオートロックを解錠し、受取側があらかじめ指定した場所への配達が実現します。

解錠履歴は全て記録されるため、セキュリティ面でも安心して利用できるほか、マンション管理会社やオーナー、管理組合に対しても費用負担なく導入が可能です。これにより、より多くの人々が快適にネットスーパーを利用できる環境が整います。

今後の展開と目標

ライナフは、今後も置き配サービス対応エリアのさらなる拡大を目指すとともに、マンション管理会社と連携し、対象物件の居住者へのサービス案内や販促施策を展開する予定です。この取り組みを通じて、より多くの消費者が「スマート置き配」を利用できるようになることを期待しています。

ライナフの概要

株式会社ライナフは、2014年11月4日に設立され、東京都文京区湯島に本社を構えています。代表取締役は滝沢 潔氏であり、同社は以下のような事業を展開しています。

• スマートロックブランド「NinjaLock」シリーズの製造・販売
• 不動産管理ソリューション「ライナフスマートサービス」の開発・運営
• オートロックマンション向け「置き配対応化サービス」の開発・運営

ライナフは、全国で16,000棟以上の導入実績を持ち、今後も更なるサービスの拡充を目指しています。

まとめ

以上が、ライナフの「スマート置き配」に関する情報です。このサービスは、ネットスーパーを利用する際の利便性を向上させるための重要な取り組みとして注目されています。今後の発展が期待される分野であると言えるでしょう。