2025年10月10日開催 上野通明の5弦チェロ初リサイタル詳細

上野通明、初の5弦チェロ・リサイタルを開催

2025年7月12日、国内外で活躍する若手チェロ奏者・上野通明が、初めての5弦チェロ・リサイタルを開催することが発表されました。このリサイタルは、北とぴあ国際音楽祭2025のオープニングを飾る重要なイベントとなります。上野通明は、名匠・小林道夫と共演し、バッハからシューベルト、ブラームスまでの多彩なプログラムを披露します。

開催日は2025年10月10日（金）で、会場は東京都北区の北とぴあさくらホールです。チケットはすでにカンフェティにて販売中です。詳細な情報は公式ホームページをご確認ください。

5弦チェロの魅力とプログラムの詳細

5弦チェロは、通常の4弦チェロに比べて1本多い弦を持つ楽器です。この特徴により、低音だけでなく高音もカバーすることができ、演奏可能な作品の幅が広がります。上野通明は、5弦チェロならではの特性を活かし、選び抜いたプログラムを用意しています。

具体的な演奏曲目は以下の通りです：

• J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
• シューベルト: アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
• J.S.バッハ: ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第3番 ト短調 BWV1029
• ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」

上野通明が選んだこれらの曲は、いずれも高い評価を受けている名曲ばかりです。特に、バッハの《無伴奏チェロ組曲》第6番は、5弦チェロの特性を最大限に引き出す作品として知られています。また、ブラームスの「雨の歌」は、上野のチェロと小林の演奏が調和し、聴衆に深い感動を与えることでしょう。

共演者・小林道夫のプロフィール

上野通明の共演者である小林道夫は、チェンバロとフォルテピアノの名手として知られています。東京藝術大学音楽学部楽理科を卒業し、在学中から伴奏者として活躍してきました。彼は1956年に毎日音楽賞新人奨励賞を受賞し、その後、世界的な音楽家たちとの共演を重ねてきました。

小林道夫は、ヤノヴィッツやフィッシャー・ディスカウなどの著名な声楽家、さらにはベルリン・フィルハーモニーとの共演歴も持つなど、幅広い活動を行っています。1970年には第1回鳥井音楽賞を受賞し、1979年にはモービル音楽賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝いています。

開催概要とチケット情報

リサイタルの詳細は以下の通りです：

25歳以下のチケットを購入する際は、生年月日が確認できる身分証明書の提示が必要です。また、未就学児の入場はお断りされていますのでご注意ください。チケット購入や詳細については、カンフェティの公式サイトをご覧ください。

上野通明の初めての5弦チェロ・リサイタルは、クラシック音楽ファンにとって見逃せないイベントとなるでしょう。多彩なプログラムと共演者の名演が期待されるこのリサイタルは、音楽の深い感動を提供することが予想されます。音楽祭のオープニングを飾るこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。