2025年7月12日開幕「鈴木敏夫とジブリ展」愛知で開催
ベストカレンダー編集部
2025年7月12日 09:46
鈴木敏夫とジブリ展
開催期間:7月12日〜9月25日

「鈴木敏夫とジブリ展」が愛・地球博記念公園で開幕
2025年7月12日(土)から9月25日(木)まで、愛・地球博記念公園にて「鈴木敏夫とジブリ展」が開催されます。この展覧会は、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏の人生や作品に焦点を当て、ジブリの誕生の秘密を探る内容となっています。開会式は7月11日(金)に行われ、鈴木敏夫プロデューサーが登壇し、自身の思い出や展覧会の意義について語りました。

展覧会の内容と見どころ
本展では、鈴木敏夫氏がこれまでに収集した約8,800冊の書籍や、10,000作品の映画に加え、新たに「音楽」に関する展示が加わります。特に注目すべきは、愛知限定の高さ約15メートルの湯屋とその周囲の街並みを再現した空間です。この展示は『千と千尋の神隠し』の世界観を体験できるもので、来場者は映画の中に入り込んだような感覚を味わうことができます。
鈴木プロデューサーは、開会式で「この展示の元となった言葉の魔法展から数えると14会場目となる本展ですが、ここでようやく幕を下ろします。ぜひ、いろんな方々に見ていただけたら嬉しい」と述べました。ジブリの魅力を詰め込んだこの展覧会は、愛知県名古屋市昭和区元“宮”町出身の鈴木氏にとって特別な意味を持つものとなっています。

主な展示内容
- 新展示:鈴木敏夫の音楽コレクション
- 本棚コーナー(青春の悶々)
- 湯婆婆・銭婆の恋愛開運おみくじ
- 秘蔵コレクションの中日ドラゴンズコーナー
鈴木敏夫氏は、高畑勲監督や宮崎駿監督と共に数々の名作を世に送り出してきたプロデューサーです。本展では、彼の生い立ちや作品に対する思いを伝えるために、戦後の名古屋で育った彼の人生を背景に、出会った映画や書籍、音楽に焦点を当てています。

特別展示:湯屋と不思議の町
『千と千尋の神隠し』に登場する湯屋と不思議の町を再現した展示は、全長15メートルの巨大な湯屋が特徴です。来場者は、日中の光から夜の怪しげな明かりまで移り変わる不思議な町の中を歩きながら、映画の世界に入り込んだような幻想的な体験を楽しむことができます。

ドラゴンズコーナーと鈴木敏夫の本棚
鈴木プロデューサーの秘蔵コレクションを展示したドラゴンズコーナーでは、名古屋出身のスタッフの提案で、鈴木氏が所有するドラゴンズグッズが並べられています。特に注目すべきは、ドラゴンズが優勝した際の中日スポーツの切り抜きです。
また、鈴木プロデューサーの本棚では、彼が影響を受けた約8,800冊の書籍が展示され、実際に手に取って閲覧できるものも用意されています。鈴木氏の思考術や、どのように作り手と向き合い、スタジオジブリ映画を確立していったのか、その秘密に迫る内容となっています。

愛知のものづくりとのコラボレーション
展覧会の開催を記念して、愛知のものづくりとのコラボレーションも行われています。名古屋提灯による装飾や、三河木綿のハンカチ、瀬戸の箸置きなど、愛知の伝統工芸を取り入れたオリジナルグッズも販売されます。

開催概要
「鈴木敏夫とジブリ展」は、2025年7月12日(土)から9月25日(木)まで、愛・地球博記念公園で開催されます。休館日は火曜日ですが、9月23日(火・祝)は開館し、翌日24日(水)は休館となります。開館時間は9:00から18:00で、入館は閉館30分前まで可能です。
観覧料とチケット情報
観覧料は、一般(大学生以上)が前売券1,700円、当日券1,900円、中高生が前売券1,300円、当日券1,500円、小学生が前売券900円、当日券1,100円となっています。特別チケットとして、ジブリパークとのセット券も販売されており、一般(大学生以上)が3,600円、中高生が3,200円、小学生が1,800円と設定されています。
まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
展覧会名 | 鈴木敏夫とジブリ展 |
開催期間 | 2025年7月12日(土)~9月25日(木) |
会場 | 愛・地球博記念公園 |
観覧料 | 一般(大学生以上)1,700円(前売)、1,900円(当日) |
特別チケット | ジブリパークとのセット券あり |
公式HP | 公式サイト |
この展覧会では、鈴木敏夫氏の人生や作品を通じて、ジブリの魅力を存分に体感できる内容となっています。鈴木氏の思いやコレクションを通じて、訪れる人々にとって特別な体験となることでしょう。
参考リンク: