2024年7月開始「Cat Healthcare Campaign」で猫の痛み検知AIが健康支援
ベストカレンダー編集部
2025年7月11日 14:55
Cat Healthcare Campaign
開催期間:7月1日〜6月30日

猫の健康を守る新たな取り組み「Cat Healthcare Campaign」
株式会社Carelogyが開発した猫の痛み検知AIアプリ「CatsMe」は、96%を超える精度で猫の痛みを検知することができ、全世界で38万人以上のユーザーに利用されています。この度、同社は「Cat Healthcare Campaign」を開始し、世界中の猫の健康維持に貢献することを目指しています。キャンペーンの第一弾として、全世界の飼い猫を対象にした独自の調査結果を公開しました。
調査結果は、飼い主が猫の健康に対する理解を深めるための貴重なデータとなります。調査結果の詳細については、株式会社Carelogyの公式サイトを通じて問い合わせが可能です。また、CatsMeアプリは無料でインストールでき、手軽に猫の健康管理をサポートします。

調査の背景と目的
「CatsMe」は、これまでに全世界50カ国で38万人以上のユーザーに利用されてきました。ユーザーからのデータをもとに、猫の痛み判定に関する分析を行い、その結果を世界中の猫に関わる機関や企業と共有することを目指しています。この独自調査は、猫の健康維持に貢献するための一環として実施されました。
調査の目的は、猫が抱える痛みの実態を把握し、飼い主が猫の体調をより良く理解できるようにすることです。これにより、猫の健康維持に向けた具体的なアクションを促進することが期待されています。

調査結果の概要
調査結果によると、直近約1年間のアプリ内でのAI判定において、飼い猫が痛みを抱えていた割合は38.7%に達しました。このデータは、飼い主が猫の体調に対してどのように感じているかを考慮する上で重要です。
特に注目すべきは、飼い主が「猫の体調が悪い」と感じた際、実際に猫が痛みを感じていた割合が66.2%であった点です。これは、飼い主が猫の健康状態を把握する上での重要な指標となります。

年齢別の痛みの割合
調査では、猫の年齢別に痛みを抱えている割合も分析されました。以下のような結果が得られています。
- 0~2歳の幼少期
- 11歳以降の高齢期
これらの年齢層では、比較的高い割合で痛みを抱えていることが判明しました。飼い主は、猫の年齢に応じた健康管理を行うことが求められます。

食欲と排便との関係性
さらに、猫の食欲や排便と痛みの関係性も明らかになりました。具体的には、以下のような結果が得られました。
- 猫の食欲が少ないと感じる場合、痛みを抱えている割合が高い。
- 猫の排便の量が少ないと感じる場合、痛みを抱えている割合が高い。
これらのデータは、飼い主が猫の健康状態を把握するための重要な手がかりとなります。猫の食欲や排便の状態に注意を払い、異常を感じた場合には早めに対処することが推奨されます。

CEOのコメントと今後の展望
株式会社Carelogyの代表取締役、崎岡豪氏は、猫が抱える痛みを早期に検出することが重要であるとし、全世界の猫が健康で幸せに長生きできるように尽力していると述べています。今後もCatsMeを通じて、飼い主と猫の日々に安心を提供することを目指しています。
また、業界の垣根を超えたパートナーシップの構築が不可欠であるとし、共感を持つ方々の協力を呼びかけています。CatsMeでは、今後も独自データやテクノロジーを活用した猫の健康に関するインサイトの獲得・発信を行っていく予定です。

調査概要とCatsMeの紹介
今回の調査は、以下のような概要で実施されました。
調査項目 | 内容 |
---|---|
調査期間 | 2024/7/1〜2025/6/30 |
調査方法 | ユーザーの個人情報を匿名化し、CatsMe上に登録されたデータを統計的に分析 |
サンプル数 | 139,982 |
猫の痛み検知AI「CatsMe」は、日本大学生物資源科学部獣医学科との共同研究を経て開発され、リリース以来、世界50以上の国で38万人以上のユーザーに利用されています。猫のSOSを見逃さず、飼い主と猫の生活を豊かにすることを目指しています。
以上のように、猫の健康維持に向けた取り組みが進められています。猫を飼う方々は、これらの情報を参考にしながら、愛猫の健康管理に役立てていただければと思います。