7月11日発売『新編立川市史 資料編 写真集』の魅力を紹介
ベストカレンダー編集部
2025年7月11日 12:19
新編立川市史写真集発刊
開催日:7月11日
立川市の歴史を写真でひも解く
立川市では、平成27年度から約50年ぶりに『新編立川市史』の編さんに取り組んでおり、その一環として『新編立川市史 資料編 写真集』が発刊されます。この写真集は、明治期から現代までの約150年間にわたる立川市の変遷を記録した重要な資料です。
本書は、甲武鉄道(現JR中央線)の敷設と立川駅の設置以降、立川飛行場の開設によって「軍のまち」と呼ばれた時代から、商業都市としての発展を遂げた現在に至るまでの歴史を広く知っていただくことを目的としています。
写真集の内容と構成
『新編立川市史 資料編 写真集』は、立川市の歴史を知るための貴重な資料として、785点の写真を9つのテーマに分けて掲載しています。これにより、明治時代から現在に至るまでの立川市の街並みの変化や発展、市民の生活や環境の移り変わりをわかりやすく伝えています。
具体的な章立ては以下の通りです:
- 第1章:立川を上から見たら(航空写真)
- 第2章:行きかう人びとの「足」(交通)
- 第3章:飛行場のあゆみ(立川飛行場・立川基地)
- 第4章:まちをはぐくんだ水(河川・水路)
- 第5章:市内点描――街角の風景(街並み)
- 第6章:この建物は何?(学校・公共施設)
- 第7章:人びとの生業(農業・商工業)
- 第8章:あの日あの時(市内のできごと)
- 第9章:21世紀の立川市(まちの新しい風景)
また、巻末には掲載写真の目録や立川市関連年表、主要参考文献一覧も含まれています。特に、航空写真や市内の街並みの写真には、撮影範囲や撮影地点を示した図や略地図が添付されており、視覚的にも理解しやすい構成となっています。
収録された貴重な写真たち
本書には、明治から昭和にかけての貴重な写真が多数収録されています。以下に一部の写真を紹介します。
- 多摩川の鵜飼と屋形船(明治30年)
- 阿豆佐味天神社の祭りの出店(大正時代)
- 西砂尋常高等小学校での軍事訓練査閲(昭和8年)
- 砂川村青年団の料理講習会(昭和20年代)
- 米軍立川基地内で催されたクリスマスパーティー(昭和27年)
- 市内の乳牛の品評会(昭和43年)
- 立川基地返還式典(昭和52年)
- 多摩モノレールの防災訓練(平成14年)
これらの写真は、立川市の歴史を知るための手がかりとして非常に価値があります。特に、今はなき建造物や街並み、また多くの市民の生活の様子が収められており、過去の立川市を垣間見ることができます。
書籍の詳細と購入方法
『新編立川市史 資料編 写真集』は、A4判でフルカラー、367ページの上製本で、価格は4,000円(税込)となっています。立川市役所や歴史民俗資料館、書店などで入手可能です。
具体的な購入場所は以下の通りです:
- 立川市役所3階 市政情報コーナー(立川市泉町1156-9)
- 立川市歴史民俗資料館(立川市富士見町3-12-34)
- オリオン書房ノルテ店(立川市曙町2-42-1 パークアベニュー3階)
- ジュンク堂書店立川髙島屋店(立川市曙町2-39-3 立川高島屋S.C.6階)
さらに、立川市史編さん事業や関連刊行物についての詳細は、立川市の公式ホームページにて確認できます。
まとめ
『新編立川市史 資料編 写真集』は、立川市の歴史を深く理解するための貴重な資料です。150年にわたる街の変遷や市民の生活を豊富な写真と共に紹介しており、地域の歴史や文化に興味のある方にとって必見の一冊です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 書名 | 新編立川市史 資料編 写真集 |
| 発刊日 | 2025年7月11日 |
| ページ数 | 367ページ |
| 価格 | 4,000円(税込) |
| 収録写真点数 | 785点 |
| 主なテーマ | 立川の歴史、街並みの変遷、市民生活の様子 |
この写真集を通じて、立川市の魅力や歴史をより多くの人々に知っていただけることを期待しています。