2025年7月11日発表|中古マンション購入の資金計画調査結果

中古マンション資金調査

開催日:7月11日

中古マンション資金調査
中古マンション買うときってどんな資金計画が多いの?
調査では、約4割が2000万円未満の物件を購入し、自己資金は25%未満が最多。多くの人は長期的に準備し、住宅ローンを活用して手頃な価格帯で購入しています。
住宅ローンの金利タイプってどれが人気?
全期間固定金利型が約42%で最も人気。安定した返済計画を重視する人が多く、変動金利型や固定期間選択型はそれぞれ低金利メリットや柔軟性を求める層に選ばれています。

中古マンション購入に関する資金計画の調査結果

株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田貴行)は、2025年7月11日に、中古マンションの購入経験者118名を対象に「中古マンション購入に際しての資金計画」に関するアンケート調査を実施した結果を発表しました。この調査は、同社が品質管理および記事制作を請け負うスムナラと合同で行われました。

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調査概要

この調査は、2025年3月8日から2025年7月4日までの期間に実施され、インターネットを通じて行われました。調査対象は118名で、内訳は男性65名、女性53名です。以下に、調査の詳細を示します。

  • 調査内容: 中古マンションの資金計画に関するアンケート
  • 調査方法: インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
  • 調査人数: 118人
  • 回答者の性別: 男性:約55%、女性:約45%
  • 回答者の年代:
    • 20代:約14%
    • 30代:約25%
    • 40代:約40%
    • 50代:約18%
    • 60代以上:約3%
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中古マンションの購入価格帯

調査の一環として、購入した物件の価格帯についても尋ねました。結果、以下のような価格帯での購入が明らかになりました。

価格帯 割合
2000万円未満 約39%
2000万円以上3000万円未満 約32%
3000万円以上4000万円未満 約24%
4000万円以上5000万円未満 約2%
5000万円以上7000万円未満 約3%

最も多い価格帯は2000万円未満で、約4割を占めています。全体の96%が4000万円未満での購入となっており、中古マンション市場では手頃な価格帯での購入が主流であることが分かりました。

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自己資金の準備期間と戦略

次に、自己資金の準備状況について調査しました。自己資金の準備を始めた時期とその割合は以下の通りです。

準備開始時期 割合
5年以上前から 約35%
4年以上5年未満 約13%
3年以上4年未満 約13%
2年以上3年未満 約14%
1年以上2年未満 約12%
1年未満 約5%
準備していない 約8%

5年以上前から準備を始めた人が最も多く、長期的な資金計画を立てることが成功の鍵であることが分かります。また、自己資金の割合については、以下のような結果が得られました。

自己資金の割合 割合
55%以上 約11%
45〜55%未満 約8%
35〜45%未満 約11%
25〜35%未満 約23%
25%未満 約36%
自己資金なし 約11%

自己資金比率では25%未満が最多で、36%を占めています。住宅ローンを多く活用する傾向が強く、自己資金を抑えた購入が一般的であることが明らかになりました。

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住宅ローンの金利タイプ選択

実際に中古マンションを購入した人が選んだ住宅ローンの金利タイプについても調査しました。結果は以下の通りです。

金利タイプ 割合
全期間固定金利型 約42%
変動金利型 約32%
固定金利期間選択型 約26%

全期間固定金利型を選んだ人が最も多く、安定性を重視する傾向が見られました。以下は、それぞれの金利タイプを選んだ理由です。

  • 全期間固定金利型:
    • 安心感がある
    • 将来の金利上昇リスクを避けたい
    • 返済計画が立てやすい
  • 変動金利型:
    • 金利が安い
    • 低金利時代の恩恵を受けたい
  • 固定金利期間選択型:
    • 金利変動リスクを一定期間回避したい
    • 柔軟性がある

全体として、安定性を重視する購入者が多く、金利タイプの選択が資金計画において重要な要素であることが確認されました。

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成功する資金計画のポイント

今回の調査結果から、成功する資金計画には以下の要素が重要であることが分かりました。

  1. 長期的な準備期間の確保: 5年以上前から準備を始めた人が多く、計画的な準備が返済負担軽減につながります。
  2. 適切な自己資金比率の設定: 返済負担を考慮した無理のない設定が必要です。
  3. 金利タイプの慎重な選択: 個人の状況に応じた選択が重要です。
  4. 付帯費用の事前把握: 管理費や修繕費などの付帯費用を事前に把握し、返済計画に組み込むことが成功の鍵です。

中古マンション購入は人生の大きな買い物です。今回の調査結果を参考に、自分に合った資金計画を立てることで、安心できる住宅購入を実現できるでしょう。

調査結果のまとめ

以下に、今回の調査結果を整理した表を示します。

項目 結果
購入価格帯 2000万円未満:約39%
自己資金準備開始時期 5年以上前から:約35%
自己資金の割合 25%未満:約36%
金利タイプ 全期間固定金利型:約42%

これらの結果から、中古マンション購入における資金計画は、長期的な準備と自己資金の設定、金利タイプの選択が重要であることが再確認されました。

参考リンク: