7月10日開始、ベイビューが漫画で解説する投資信託目論見書を導入
ベストカレンダー編集部
2025年7月10日 11:51
漫画目論見書導入
開催日:7月10日

ベイビューが導入した新しい投資信託目論見書
ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社(以下「ベイビュー・アセット」)は、2025年7月10日に自社の投資信託「グローバル・サプライチェーン・ファンド(愛称:賢者の設計)」の目論見書に、国内初となる漫画形式による運用戦略の解説を導入したことを発表しました。この取り組みは、個人投資家に運用戦略の仕組みを視覚的にわかりやすく説明することを目的としています。
目論見書は、通常文字が多く、理解が難しいとされがちですが、ベイビューはこの問題を解決するために、全20ページの漫画を目論見書に取り入れました。これにより、投資初心者でも運用戦略の仕組みを自然と理解できるように工夫されています。この新しいアプローチが「日本一わかりやすい目論見書」と称される所以です。
「賢者の設計」ファンドの概要
「賢者の設計」は、輸入企業である世界的優良企業と、輸出企業であるアジア圏の中小企業との貿易取引で発生する売掛債権に投資するファンドです。このファンドは、市場の変動リスクを抑えた安定的なリターンを目指しており、いわゆるローリスク・ミドルリターンを追求しています。
このファンドの類似戦略ファンドは、日本においてすでに私募投信として2,877億円の投資実績を有し、多くの金融機関や年金基金から高い評価を受けています。これにより、個人投資家にとっても安心して利用できる投資商品となっています。
運用の信頼性と実績
「賢者の設計」の実質的な運用は、Siegfried Asset Management社が行っています。この会社は「HFM アジア・パフォーマンス・アワード」などの受賞歴があり、特に「Bloomberg Businessweek ヘッジファンド・アワード」では、2022年に新興ヘッジファンド部門のベスト・パフォーマーを受賞しました。さらに、2024年には運用資産が5億ドル以上のヘッジファンド部門でも同賞を獲得し、グローバルに注目を集めています。
このような実績を持つ運用会社が手掛けるファンドであるため、個人投資家も安心して資産運用を行うことができるでしょう。
ベイビュー・アセットの企業概要
ベイビュー・アセットは、1998年に設立された日本屈指の独立系マルチ・ブティック型運用会社です。主な顧客は金融機関や年金基金であり、契約資産残高は1兆円を超えています。独立系であることから、影響力のある外部株主を持たず、経営の独立性が担保されています。
このため、100%投資家を向いた運用サービスを提供することが可能で、アメリカを中心に海外の資産運用業界でもメジャーな存在となっています。
運用スタイルとサービス
ベイビュー・アセットは、株式、債券、プライベート・アセットを中心に、マルチ・ブティック型の運用会社として高品質な商品を専門的に取り扱っています。一般的なデパート型の運用会社とは異なり、特定の分野に特化することで、他にない運用サービスを提供しています。
また、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を継続的に取得し、国際規格に基づいた情報セキュリティ管理体制を構築しています。内部統制監査も実施しており、客観性と透明性、コンプライアンスが徹底された体制で運用サービスを提供しています。
「ベイビュー投信」のサービス開始
2025年4月には、ベイビュー・アセットが個人投資家向けに自社投信のオンライン直販サービス「ベイビュー投信」を本格始動しました。このサービスにより、プロの機関投資家向け運用商品を個人投資家向けに公募投信として開放することが可能となりました。
「ベイビュー投信」は、個人投資家が安心して投資できる新しいスタイルの資産運用を提案することを目指しています。今後も、さらなるサービスの充実が期待されます。
項目 | 内容 |
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企業名 | ベイビュー・アセット・マネジメント株式会社 |
設立年 | 1998年 |
本社所在地 | 東京都千代田区一番町29-1 |
契約資産残高 | 1兆1,776億円(2025年3月末時点) |
主なサービス | 投資信託及び投資一任の運用、投資助言・代理業 |
新商品 | グローバル・サプライチェーン・ファンド(賢者の設計) |
以上のように、ベイビュー・アセットは新しい形の投資信託目論見書を導入し、個人投資家にとってよりわかりやすい投資環境を提供しています。漫画形式の目論見書は、投資の敷居を下げ、より多くの人々が資産運用に参加できる機会を創出することが期待されます。
参考リンク: