2025年7月9日発表:Mattermostの高セキュア業務チャット新製品
ベストカレンダー編集部
2025年7月10日 10:59
Enterprise Advanced発表
開催日:7月9日

Mattermostが新たに発表した「Enterprise Advanced」について
2025年7月9日、株式会社ヴィセントはMattermostの最上位ラインである「Enterprise Advanced」を発表しました。この新製品は、20万人の同時接続に対応し、米国国防省基準のセキュリティを提供する業務チャットプラットフォームです。Mattermost Enterprise Advancedは、ビジネスにおけるコラボレーションをより安全かつ効率的に行うために設計されています。
この製品は、Mattermost ProfessionalやMattermost Enterpriseに続くものであり、マルチドメイン・セキュア運用に特化した機能を強化しています。具体的には、Agentic AI、ワークフローの自動化、インフラ面の強化、コンプライアンス、管理ツールなどが含まれ、ウェブ・デスクトップ・モバイル向けの包括的なメッセージング・コラボレーションプラットフォームを提供します。

Enterprise Advancedの主要機能
Enterprise Advancedは、大規模なマルチドメイン・セキュア運用における以下の課題に対応します。
- マルチユーザー・コラボレーション環境での機密データアクセスの制御
- データ漏出イベントへの迅速かつ効率的な対応
- チャンネルとファイルへの「ニード・トゥ・ノウ」に基づくアクセス制限
- 組織、国、言語をまたぐ認可済みユーザー間の安全な接続
これらの機能により、企業はより高いセキュリティと効率的なコラボレーションを実現できます。

ミッション運用とサイバー防御要求に応える設計
Enterprise Advancedは、ミッション運用やサイバー防御の厳しい要求に応えるために、以下の機能を備えています。
- ゼロトラストで分類された機密データアクセスの制御
ユーザー属性やデバイス情報に基づいた動的な制御が可能で、管理者は細かいルールを設定できます。 - データ漏出イベントの対応
機密文書が誤って未分類チャンネルに投稿された場合、即時に削除され、セキュリティレビュー担当チームに送信されます。 - ポスト量子暗号とエンドツーエンド暗号化
NIST準拠の量子耐性暗号アルゴリズムに対応し、チャンネル内のメッセージはエンドツーエンドで暗号化されます。 - モバイル向けセキュリティ最適化
BYODを含むモバイルデバイスの保護に対応し、管理者は細かい制限を設定できます。 - ミッションパートナー環境
カスタマイズ可能な環境を提供し、異なる言語でもスムーズにやり取りできます。 - エアギャップ/DDILワークフロー
ネットワーク切断時にもローカルユーザーが利用でき、再接続後に情報が同期されます。 - 超高可用性
20万人規模の同時ユーザーを支える堅牢なアーキテクチャを持ち、ゼロダウンタイムでのアップグレードに対応します。 - プレミア/エンタープライズサポート
24時間体制でのサポートを提供し、迅速な対応が可能です。
これらの機能により、Enterprise Advancedは防衛やインテリジェンス、サイバーセキュリティ、重要インフラなど、ミッションクリティカルな環境において安全性と信頼性を確保します。

製品ロードマップと今後の展望
Enterprise Advancedの提供は2025年7月から開始され、今後もゼロトラストセキュリティ機能やエアギャップ/DDILワークフローの強化、ミッションパートナー環境の対応など、継続的な機能強化が予定されています。
価格については、現在は都度お見積りとなっています。Mattermost Enterprise Advancedは、ビジネスチャットの進化として注目される製品です。

まとめ
機能 | 説明 |
---|---|
ゼロトラストアクセス制御 | ユーザー属性やデバイス情報に基づいた動的制御 |
データ漏出対応 | 未分類チャンネルへの投稿を即時削除 |
ポスト量子暗号 | NIST準拠の量子耐性暗号アルゴリズムに対応 |
モバイルセキュリティ最適化 | BYODを含むモバイルデバイスの保護 |
ミッションパートナー環境 | 多言語・多組織対応のカスタマイズ可能な環境 |
エアギャップワークフロー | ネットワーク切断時にもローカルで利用可能 |
超高可用性 | 20万人規模の同時ユーザーを支える堅牢なアーキテクチャ |
エンタープライズサポート | 24時間体制での迅速なサポート |
このように、Mattermost Enterprise Advancedは、セキュリティと効率を兼ね備えた次世代プラットフォームとして、企業のニーズに応えます。企業のコラボレーションをさらに強化するための選択肢として、Mattermostの新しいラインナップが注目されることでしょう。
参考リンク: