2025年7月9日開催!26卒保護者が語る就活のリアル座談会

26卒保護者就活座談会

開催日:7月9日

26卒保護者就活座談会
子どもの就活に親はどこまで関わるべき?
親は子どもの主体性を尊重しつつ、必要な場面で情報提供や精神的サポートを行う距離感が大切と座談会で多くの保護者が語っています。
今の就活で親が驚いたことって何?
リクルートスーツを作らず普段着で面接に行くなど、親世代と違い情報過多で迷う現代の就活スタイルに驚きの声が多く聞かれました。

子どもの就職活動に関する保護者の本音トーク

株式会社ABABAが主催した「26卒大学生の保護者向け座談会」は、2025年7月9日に開催され、就職活動に関する保護者の考えや体験が共有されました。この座談会には、関東および関西の4年制大学に通う子どもを持つ保護者6人が参加し、各々の就職活動に対する意見や疑問を語り合いました。

座談会では、親としての就職活動へのかかわり方や、企業に対する期待、そして26年卒就活の実態がテーマに取り上げられました。特に、企業には我が子を一人の大人として見てほしいという意見が多く寄せられました。

<座談会レポート>子どもの就職活動について本音トーク!26卒就活生の保護者オンライン座談会を開催 画像 2

座談会のトピックス

今回の座談会では、以下のようなトピックスが話し合われました。

  • 子どもの就活進捗状況に対する考え – 深入りせず見守るスタンスが主流
  • 親として重視したい就職先企業の特徴 – 本人の意思を尊重しつつ教育面が重要
  • 就活に関する親子コミュニケーション – 一人の大人としての子どもを尊重
  • 親世代と子世代の就職活動のギャップ – 情報量の多さが迷いにつながる
<座談会レポート>子どもの就職活動について本音トーク!26卒就活生の保護者オンライン座談会を開催 画像 3

子どもの就活進捗状況に対する考え

座談会の中で、参加者たちは子どもの就職活動の進捗状況について語りました。例えば、まろんさんは娘が内定を1社いただき、就活を終了した経緯を説明しました。娘は大学2年生の終わりから就職活動への不安を抱いており、早めに行動を起こしたとのことです。

また、あきさんは息子が2社から内定を受け、内定承諾書を提出したことを話しました。親としては、就活のタイミングで四季報を買い与え、単位の残りについて企業に説明するように伝えたそうです。

親として重視したい就職先企業の特徴

次に、親が重視する就職先企業の特徴について話し合われました。ポロンさんは、新人教育がしっかりしている企業が良いと述べ、社会人として自立できる環境を求めていることを強調しました。サスケさんも同様に、子どもが自分の居場所を見つけられる企業が重要だと考えています。

CHOさんは、成績を数字で管理されるような会社は息子には合わないと考えているとのことです。親たちの意見からは、企業選びには教育面や職場環境が大きく影響していることがうかがえました。

就活に関する親子コミュニケーション

親子間のコミュニケーションについても多くの意見が出ました。ポロンさんは、インターンに参加する中で娘にアドバイスをしていたことを明かしました。まろんさんも、娘が興味を持つ企業について一緒に情報を調べたと述べ、コミュニケーションの重要性を強調しました。

サスケさんは、初めはやりたいことが見つからなかった子どもが、就活に本腰を入れるようになってからは親に相談するようになったと話しました。親からの働きかけが逆効果になることもあるため、距離の取り方が大切であるという意見が多く聞かれました。

親世代と子世代の就職活動のギャップ

座談会では、親世代と子世代の就職活動の違いについても意見が交わされました。サスケさんは、今の子どもたちがリクルートスーツを一度も作らず、普段着で面接に行っていることに驚きを示しました。情報量の多さが子どもたちの迷いにつながっているという意見もありました。

CHOさんは、OB訪問がスタンダードだった自分の頃と比べ、今の学生はそのような動きが少ないことに驚きを感じていると話しました。親たちの経験から、現在の就職活動がどれほど変化しているかが明らかになりました。

就活におけるメンタル面の重要性

座談会では、就活中のメンタル不調に関する懸念も話題に上りました。まろんさんは、娘が面接で厳しいことを言われて泣いて帰ってくることがあり、その影響で親も気持ちが落ち込むことがあったと語りました。就活が長期化することによる不安も大きく、親子間でのサポートが求められています。

また、ABABAの調査でも、就活の辛さとして「終わりが見えないこと」が多くの学生から挙げられていることが示されています。親たちも、子どもがメンタル面で苦しんでいることに敏感であり、適切なサポートを行う必要があることが強調されました。

まとめと今後の展望

今回の座談会では、子どもの就職活動に関する保護者のリアルな声が多く寄せられました。親子間のコミュニケーションの取り方や企業選びに対する価値観など、家庭ごとの多様な関わり方が明らかとなりました。特に、子どもの主体性を尊重しつつも、必要な場面では情報提供や精神的なサポートを行うことが求められています。

また、インターンからの内定取得や選考プロセスの複雑化、情報過多といった現代の就職活動の変化に対し、親世代との間に生じるギャップや戸惑いも表面化しました。企業による保護者へのアプローチ施策についても賛否が分かれ、子どもの自立を尊重する姿勢と親としての関与のバランスが改めて問われる結果となりました。

トピック 内容
就活進捗状況 早めに行動することが重要であるとの意見が多い
企業の特徴 新人教育がしっかりしていることが重視される
親子コミュニケーション 子どもを一人の大人として見守る姿勢が求められる
世代間ギャップ 就職活動の方法や情報量の違いが顕著に現れている
メンタル面の重要性 サポートが必要であるとの認識が広がっている

本座談会を通じて、子どもが一人の社会人として自立していく過程と、それを見守る保護者の立場の変化が浮き彫りとなりました。今後も就職支援や企業・教育機関の役割について多くの示唆が得られることが期待されます。

参考リンク: