2025年7月9日開始、UPSIDERが法人カード基盤外部提供を開始し迅速発行を支援
ベストカレンダー編集部
2025年7月9日 10:45
法人カード基盤外部提供開始
開催日:7月9日

UPSIDERが法人カード基盤の外部提供を開始
株式会社UPSIDER(代表取締役:宮城徹・水野智規、本社:東京都港区)は、AIによる次世代法人カード「UPSIDER」のリリースから約5年間培ってきたAI与信モデルを活用し、法人カード運用に必要なすべてのプロセスをパッケージ化した法人カード基盤の外部提供を開始しました。この新しい取り組みにより、金融機関や企業は自社ブランドの法人カードを迅速に発行できるようになります。
この法人カード基盤の外部提供は、UPSIDERが掲げる金融プラットフォーム構想の一環であり、今後は「UPSIDER AI経理」や「UPSIDER BLUE DREAM Fund」といった技術基盤の外部提供も予定されています。

法人カード基盤の外部提供の背景
日本の企業間決済市場は、年間1,000兆円を超える規模を持ち、デジタル化の進展とともに着実に拡大しています。一般社団法人キャッシュレス推進協議会が2024年10月に発表した「法人カード利用動向調査」によると、法人カードの利用は経費精算の効率化や支払管理の一元化を目的として進んでおり、企業間決済における主要な決済手段として成長しています。
さらに、IMARC Groupの調査では、2025年から2033年にかけて日本のBtoB決済市場は年平均成長率(CAGR)8.80%で成長することが予測されています。しかし、多くの企業にとって、自社でゼロからカード発行システムを開発することは時間的・費用的に困難であり、市場への迅速な参入が難しい状況でした。
UPSIDERは、独自開発したAIによる即時与信判断やスケーラブルな決済処理技術、債権管理・回収業務までを包括的に提供することで、この課題を解決します。AI技術を核とした高度なテクノロジー基盤を持つUPSIDERだからこそ可能な、迅速かつ高精度なカードサービス展開で企業の新規事業開発を支援します。
法人カード基盤の外部提供の概要
UPSIDERの法人カード基盤の外部提供は、自社ブランドの法人カード事業の立ち上げを実現し、既存の自社サービスとの柔軟かつスムーズな連携を可能にします。リアルタイム決済処理により顧客体験を大幅に向上させ、AIを用いた迅速で高精度な与信審査モデルを活用することにより、債権管理・回収業務を含むフルサポート型オペレーション支援を提供します。
将来的には、最短2週間での立ち上げが可能となるよう、引き続き支援体制の整備を進めてまいります。現在、大手SaaS提供企業など、複数の企業との事業創出プロジェクトが進行中です。
- 自社の顧客基盤を迅速かつ効率的に活用
- 新たな収益源の創出や顧客獲得の効率化
- 共同開発による革新的な与信モデルの実現
さらに本基盤では、UPSIDERが提供する独自の機能群も順次提供予定です。利用明細のリアルタイム確認や利用先制限、証憑リマインドなどの管理機能、Slack連携による証憑自動紐付け機能、スマホアプリなど、現場の業務効率化を支える多彩な機能群も、順次ご提供してまいります。
UPSIDERの法人カード「UPSIDER」について
UPSIDERは、利用限度額や会計処理などの財務課題を解決する法人カードです。特に、最大10億円以上の利用限度額(前払い・後払い)や、バーチャルカードの発行・管理機能、会計処理の早期化を助けるSaaS機能が好評です。
アクティブな利用企業は数千社以上、利用継続率は99%以上(2024年2月末時点)、累計決済額は6,500億円(2025年3月末時点)を突破しています。上場企業のお客様が急増しており、決済だけでなく、決済前の手続きから決済後の利用履歴の即時管理まで、幅広い機能が好評です。
- 決済前の利用先制限・上限設定・稟議申請など
- 証憑回収・紐付け、稟議への紐付け
- Slack連携による通知・証憑提出
法人カードを安全に運用することが可能となり、全社的な支出管理の厳格化や経費精算業務の簡略化、会計処理の早期化に繋がります。
UPSIDERのサービスについて
UPSIDERは、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションに、法人カード「UPSIDER」および請求書カード払いサービス「支払い.com」などを提供しており、利用社数は80,000社を超えています(2025年3月末時点)。
「支払い.com」は、株式会社クレディセゾンと共同で運営されており、企業間の取引におけるあらゆる銀行振込のお支払いを、ユーザーが持つクレジットカードで決済できるサービスです。これにより、資金繰りの改善が可能となります。
また、2023年5月には、グロースステージ以降のベンチャー企業に対する融資を進めるための子会社「株式会社UPSIDER Capital」を設立し、2023年11月には株式会社みずほフィナンシャルグループとの合弁事業としてスタートアップ向けデットファンド「UPSIDER BLUE DREAM Fund」の運営を発表しました。
まとめ
株式会社UPSIDERは、法人カード基盤の外部提供を開始し、企業の新規事業開発を支援するための新たな取り組みを行っています。これにより、企業は自社ブランドの法人カードを迅速に発行できるようになり、業務効率化や新たな収益源の創出が期待されます。UPSIDERの提供するサービスは、法人決済市場の拡大と活性化に寄与し、より多くの企業が金融サービスを提供できる環境を整えることを目指しています。
項目 | 内容 |
---|---|
法人カード基盤の外部提供開始日 | 2025年7月9日 |
利用限度額 | 最大10億円以上 |
利用継続率 | 99%以上(2024年2月末時点) |
累計決済額 | 6,500億円(2025年3月末時点) |
提供サービス数 | 80,000社以上(2025年3月末時点) |
これらの取り組みを通じて、UPSIDERは金融プラットフォーム構想を実現し、企業の成長を支援することを目指します。
参考リンク: