2025年7月1日開催「モナコの夕べ」で日モナコ友好と経済交流を祝う
ベストカレンダー編集部
2025年7月8日 14:36
モナコの夕べ開催
開催日:7月1日
モナコと日本の友好を祝う特別なレセプション
2025年7月1日、東京のホテルオークラにて、モナコ公国と日本の友好関係を祝うカクテルレセプション「Monaco Soirée(モナコの夕べ)」が開催されました。このイベントは、6月28日に大阪・関西万博で行われた「モナコ・ナショナルデー」をハイライトとする「2025 モナコ・ウィーク・イン・ジャパン」の締めくくりとして行われ、約100名のビジネス関係者やメディア関係者が一堂に会しました。
本レセプションは、モナコ公国大使館、モナコ・エコノミックボード、モナコ政府観光会議局の共催によるもので、モナコの政府関係者やビジネス界の要人が登壇しました。特に、モナコ公国国務大臣兼外務協力大臣のイザベル・ベロ=アマデイ氏や在日フランス商工会議所会頭のジェローム・シュシャン氏が重要なスピーチを行い、両国の友好関係の深化について語りました。
モナコ公国の持続可能な経済モデル
開会のスピーチでイザベル・ベロ=アマデイ大臣は、モナコが持続可能で強靭な経済モデルを築いていることを強調し、日本との相互に利益のある関係の構築に期待を寄せました。彼女は「モナコは距離を超えたビジネス交流を通じて、日本と強固なパートナーシップを築けると確信しています」と述べました。
また、モナコ・エコノミックボードの代表団による日本訪問を通じて、具体的なビジネス交流や将来的な連携の種がまかれたことに期待が寄せられました。このような取り組みは、両国の経済的な結びつきを強化する重要なステップとなるでしょう。
環境保護への取り組み
大阪・関西万博のモナコ館では、「Take Care of Wonder(自然の奇跡を守る)」をテーマに、モナコの環境保護に関する取り組みが紹介されています。特に、アルベール2世大公が設立した「アルベール2世財団」は、60か国以上で750件以上の環境プロジェクトを支援し、海洋保全や気候変動への対応を推進しています。
ベロ=アマデイ大臣は「モナコは2030年までに温室効果ガス排出量を55%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指しています」と述べ、持続可能な未来への強いコミットメントを強調しました。
日・モナコのビジネス関係の深化
続いて登壇したジェローム・シュシャン氏は、在日フランス商工会議所の700社以上の会員企業のネットワークを利用し、モナコ・エコノミックボードとの連携を強化し、日本とモナコの企業間の協業を支援していく意向を示しました。また、2026年に両国の外交関係樹立20周年を迎えるにあたり、記念のイベントをモナコと共に開催したいと述べました。
さらに、小林健・在東京モナコ公国名誉総領事は、万博でのモナコ・ナショナルデーの成功が両国の友好関係の成熟を示していると述べ、今後の文化・経済・人的交流の加速を目指す意欲を示しました。
モナコ政府観光会議局の役割
モナコ政府観光会議局は、グローバルな観光事業を推進し、モナコへの渡航者需要を喚起する役割を担っています。1995年から始まったこの取り組みは、旅行業界のビジネスパートナーとの協力関係を強化し、観光産業の発展に寄与しています。
モナコは、観光業を通じて持続可能な経済モデルを推進し、2030年までに温室効果ガス排出を55%削減することを目指しています。観光局は、ビジネス渡航需要の喚起を含め、モナコへの渡航者数増加を目指して様々な活動を展開しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | Monaco Soirée(モナコの夕べ) |
| 開催日 | 2025年7月1日 |
| 開催場所 | 東京・ホテルオークラ |
| 参加者数 | 約100名 |
| 主催者 | モナコ公国大使館、モナコ・エコノミックボード、モナコ政府観光会議局 |
| テーマ | 自然の奇跡を守る |
| 目標 | 温室効果ガス排出量の55%削減(2030年)、カーボンニュートラル達成(2050年) |
今回の「モナコの夕べ」は、モナコと日本の友好関係の深化を象徴する重要なイベントとなり、両国の文化・経済におけるさらなる交流が期待されます。モナコ政府観光会議局は、今後もビジネスおよびレジャー観光に関する様々なアドバイスを提供し、両国の関係をさらに強化していくことを目指しています。
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