2025年7月14日開催|注目のサーチファンド投資と新キャリアの可能性

サーチファンド出資発表

開催日:7月14日

サーチファンド出資発表
サーチファンドって何がすごいの?
サーチファンドは次世代の経営者候補が投資家から資金を集め、中小企業を買収し経営することで事業承継と成長を同時に実現する新しい仕組みです。
なぜ今サーチファンドが注目されてるの?
日本の多くの中小企業が事業承継問題で存続危機に直面しているため、サーチファンドは新たな事業承継の選択肢として注目され、キャリアとしても広がりを見せています。

スタートアップ起業や転職とは異なる「第3のキャリア」への挑戦

インクルージョン・ジャパン株式会社(以下、ICJ)は、新たに設立したサーチファンドへの出資を発表しました。このファンドは「ICJ 1号ファンドオブサーチファンド投資事業有限責任組合」と呼ばれ、サーチファンドである乃木坂パートナーズ合同会社(東京都港区、代表:田中健太郎)に出資したことをお知らせいたします。この出資は本ファンドとしては第三号案件となります。

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サーチファンドとは何か?

サーチファンドは、次世代の優れた経営者候補(サーチャー)が、複数の投資家から資金を募り、有望な中小企業を探索・買収し、自ら経営する仕組みです。このモデルは1980年代に米国で誕生し、これまでに数百件が設立され、高い投資リターンを生み出してきました。現在、日本では事業承継の課題を抱える中小企業が多く存在し、次世代に引き継がれるべき優れた企業が存続の危機に直面しています。そうした状況の中、サーチファンドは事業承継の新たな選択肢として注目を集めています。

近年、スタートアップ起業や転職に続く「第3のキャリア」として、米国・欧州を中心に注目を集め、日本でも広がりを見せています。

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乃木坂パートナーズ合同会社および田中健太郎氏の紹介

乃木坂パートナーズ合同会社の代表である田中健太郎氏は、慶応大学法学部を卒業後、ENEOS株式会社に入社しました。ここでは数百円規模の海外資源開発プロジェクトにおいて、産油国政府との交渉をまとめた実績があります。その後、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社にて経営コンサルタントとして、中堅・中小企業の売上拡大、海外進出、新規事業戦略策定などの多様なプロジェクトに従事しました。

田中氏は2025年にサーチファンド創出のトップ校であるIESE Business SchoolのMBAを取得し、サーチファンドに情熱を注ぐ理由として、事業承継問題が日本の地域経済に深刻な影響を与えている現状を自ら変えたいと強く感じたことを挙げています。「現経営者の想いを受け継ぎ、会社をさらに成長させる」という使命のもと、乃木坂パートナーズ合同会社を設立しました。本ファンドを含め、17の投資家からの出資を受け、サーチ活動を開始しています。

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ICJ 1号ファンドオブサーチファンドについて

ICJはこれまで「ICJ 1号ファンド」「ICJ 2号ファンド」を通じて、創業期の起業家支援を行ってきました。本ファンドでは、「事業承継」による中小企業の再成長を目指す次世代経営者(サーチャー)を支援します。

具体的には、ICJは経営者候補の発掘、支援体制、ガバナンスなどの運営ノウハウを一元化し、サーチャーによる探索・買収フェーズだけでなく、買収後の企業成長支援やExitまでを包括的にサポートしています。今後3年間で30件のサーチャーに対する探索資金提供を目指し、さらに買収資金への追加投資も実施予定です。

ファンドの基本情報

項目 内容
ファンド総額 10億円(予定)
無限責任組合員 インクルージョン・ジャパン株式会社
有限責任組合員 株式会社高島屋、三菱UFJ信託銀行株式会社、関西電力株式会社他

ICJはサーチファンドを「次世代経営者を社会に送り出すインフラ」と位置づけ、事業承継課題の解決と地域産業の再活性化を同時に実現するプラットフォームとして発展させていきます。引き続き、サーチャー・投資家・事業会社との連携を強化し、日本におけるサーチファンドエコシステムの拡大に努めてまいります。

イベント開催のお知らせ

2025年7月14日(月)には、「サーチファンドという選択肢」というテーマでイベントを開催します。このイベントでは、田中氏のように“大企業×コンサル×MBA”というバックグラウンドを持つ人材が、なぜ中小企業の承継を選ぶのか、そのリアルを語ります。

特別ゲストには、次世代リーダーを育成する第一人者である伊藤羊一氏(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部長)を迎え、本ファンド投資責任者・吉沢康弘、本ファンドから出資したサーチャーと、コンサル、商社といった事業会社で活躍しているビジネスパーソンが参加します。サーチファンドというキャリアの“実像”と“可能性”に迫る貴重な機会です。

イベント詳細

  • 開催日:2025年7月14日(月) 18時半~
  • 開催場所:スタンダード会議室 五反田ソニー通り店
  • 所在地:東京都品川区東五反田2丁目3-5 五反田中央ビル 4 階
  • 参加対象:
    • なぜ「伊藤羊一」がそこまで「サーチファンド」に興奮するか知りたい
    • 「コンサル」以外のキャリア選択肢に興味がある
    • 自分の経験・スキルを、もう一段上で活かせるフィールドを探している
    • 大企業勤務・コンサル勤務では物足りない
    • 経営経験というものに興味がある
  • 参加申込URL:https://yoichisearch2025.peatix.com/

まとめ

この記事では、インクルージョン・ジャパン株式会社が設立したサーチファンドへの新規出資について詳しく解説しました。サーチファンドは次世代経営者が中小企業を承継し、成長させる新しいキャリアの選択肢として注目されています。また、田中健太郎氏の経歴やICJのファンドの概要、今後の展望についても触れました。さらに、サーチファンドに関するイベントの詳細もお知らせしました。

項目 内容
サーチファンドの定義 経営者候補が中小企業を探索・買収し、自ら経営する仕組み
田中健太郎氏の経歴 ENEOS、三菱UFJリサーチ&コンサルティングでの経験
ファンドの総額 10億円(予定)
イベント開催日 2025年7月14日(月)

サーチファンドの仕組みやその意義について理解を深めることができる内容となっており、今後の展開に期待が寄せられます。