2025年5月14日 中園医師が久留米市民初のエベレスト登頂に成功
ベストカレンダー編集部
2025年7月8日 12:16
中園医師エベレスト登頂
開催日:5月14日

久留米市出身の中園医師がエベレスト登頂に成功
2025年5月14日、中園秀樹医師が久留米市民として初めてエベレスト登頂に成功したことが報告されました。中園医師は、TCB東京中央美容外科に所属し、同院の支援を受けてこの偉業を成し遂げました。エベレストの山頂は標高8848mであり、登頂成功のニュースは久留米市民にとっても大きな誇りとなる出来事です。
中園医師は、登頂の報告と感謝の意を表すため、2025年7月10日(木)に久留米市の橋本政孝副市長への表敬訪問を予定しています。この訪問は、久留米市役所の8階市長対応室で行われ、参加者には橋本副市長と中園医師が含まれます。

エベレスト登頂の詳細な経緯
中園医師は、2025年5月14日(水)の6時55分(現地時間)にエベレストの山頂に立ちました。この登頂は、彼にとっての大きな挑戦であり、また日本人美容外科医としても初の快挙となります。登頂に至るまでのスケジュールは以下の通りです。
- 3月26日:ネパールへ向け日本を出発
- 3月27日~3月30日:カトマンズで準備
- 3月31日:ルクラからエベレスト街道のトレッキング開始
- 4月1日~4月7日:ナムチェバザール、ペンボチェ、ディンボチェ、ゴラクシェップを巡る
- 4月8日:エベレストベースキャンプ到着
- 4月10日~4月11日:ロブチェピークで高度順応
- 4月26日~4月30日:キャンプ2で高度順応
- 5月9日:ベースキャンプを出発
- 5月13日:キャンプ4を出発し山頂アタック
- 5月14日:エベレスト登頂成功
- 5月15日:キャンプ4からキャンプ2まで下山
中園医師は、登頂に向けての準備やトレーニングを重ねてきましたが、途中で仲間がリタイアし、一人での挑戦となったことも大きな試練でした。

中園医師の挑戦の背景と心境
中園医師は、登頂時の心境について「頂上では感動して泣くかなと思っていたが、実際は目の前のことに必死で、自分の体調管理や酸素ボンベの残量に集中していた」と語っています。エベレストの厳しい環境の中で、彼は神々しい世界を感じつつも、恐怖を抱きながらも無事に帰れるか心配だったと振り返ります。
また、登頂に向けての困難な状況やトラブルについても言及し、日本人の仲間たちが次々とリタイアしていく中、自身が一人での挑戦を強いられたことが精神的にも肉体的にも厳しいものであったと述べています。特に、山頂に近づくにつれて「死ぬかもしれない」と感じる瞬間があったことは、彼にとって深刻な体験でした。

凍傷の影響とその後の療養
登頂後、中園医師は右手に凍傷を負い、現在は久留米市内の自宅で療養中です。彼は、指を露出していたために凍傷が発生したと考えています。凍傷は厳しい環境下でのリスクであり、彼はその影響を受けながらも再び挑戦する意欲を持っています。
「命をかける価値がある」と語る中園医師は、エベレスト登頂を通じて得た経験を多くの人と共有したいと考えています。また、彼は「チャレンジすることの大切さ」を強調し、特別な才能や能力がなくても挑戦できることを伝えています。

TCBからの特別報酬と今後の展望
中園医師のエベレスト登頂成功に対して、TCBからは特別報酬として1000万円が支給されました。この報酬は、彼の挑戦と成功を称えるものであり、TCBの支援があったからこそ実現できたことを彼は感謝しています。
今後について、中園医師は「世界一過酷なサハラ砂漠マラソン完走」や「家族と一緒に世界一周」などの目標を掲げています。彼は、これからも挑戦を続ける意欲を持ち、人生のバケットリストを達成するために努力していく意向を示しています。

中園医師のプロフィールと活動歴
中園医師は1978年生まれで、久留米市出身です。彼の登山歴は以下の通りです:
- 2016年:キリマンジャロ登頂(標高5895m)
- 2019年:マナスル登頂(標高8163m)
- 2021年:エベレスト挑戦(コロナウイルスの影響で断念)
- 2023年:サハラマラソン完走(約250km)
- 2025年:エベレスト登頂成功
彼は医師としてのキャリアと並行して、冒険家としても活動し、多くの挑戦を続けています。登山との出会いは17歳の時であり、その後、世界中の名峰を攻略してきました。

まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
登頂成功日 | 2025年5月14日 |
エベレスト山頂標高 | 8848m |
表敬訪問日時 | 2025年7月10日 10:00~10:20 |
特別報酬 | 1000万円 |
中園医師の出身地 | 久留米市 |
今後の目標 | サハラ砂漠マラソン完走、家族と世界一周 |
中園医師のエベレスト登頂は、彼自身の努力と挑戦の結果であり、多くの人々に勇気を与えるものとなりました。今後の活動にも注目が集まります。
参考リンク: