2025年7月開催:UM EDIがPeppol形式対応で企業取引を革新

UM EDI Peppol対応

開催期間:7月9日〜7月11日

UM EDI Peppol対応
UM EDIって何ができるの?
UM EDIは企業間取引プラットフォームで、Peppol形式のデジタルインボイスをワンクリックで送受信でき、基幹システムとスムーズに連携可能です。
Peppol形式対応のメリットは?
Peppol形式に対応することで、安全なネットワーク経由での迅速な取引が可能になり、業務効率化やデジタル化推進に大きく貢献します。

企業間取引プラットフォーム「UM EDI」がPeppol形式での送受信に対応

株式会社シナプスイノベーションは、企業間取引プラットフォーム「UM EDI」が、デジタルインボイスの標準仕様Peppol形式での送受信に対応することを発表しました。この新機能により、Peppol形式に対応したデジタルインボイスの送受信がワンクリックで簡単に行えるようになり、基幹システムとのスムーズな連携が実現します。

デジタル化が進む現在、多くの企業がその対応に追われています。企業間取引におけるデジタル化も進行中ですが、実際には多くの企業が「電子化」にとどまっているのが現状です。紙で印刷された帳票の郵送は減少したものの、システムから出力された帳票イメージ(PDF)をメールに添付して送信することが一般的な「デジタル化」となっているのが実情です。このため、受信側の企業には様々な帳票配信サービスの普及により、さらなる負担がかかっています。

Peppol形式の導入背景とその意義

日本ではデジタル庁や国税庁が中心となり、デジタルインボイスの国際規格であるPeppolの普及が進められています。Peppol形式の取引が一般化することで、業務の効率化が見込まれています。UM EDIは従来の紙やPDF形式を含めた様々な方法での送受信にも対応しており、Peppol形式の導入により、多様な取引形式が混在する中でも業務負担を軽減し、これから標準化される規格をいち早く利用できるようになります。

取引内容のデジタル化は、従来目視や手入力で行っていた業務の効率化につながります。また、認証を受けたプロバイダーのみが提供できるPeppolネットワークを介することで、安全な取引データの送受信が実現されます。この結果、UM EDIのユーザー企業は、Peppolネットワークを通じて安全かつ迅速な取引を行い、真のデジタル化による業務効率化を達成できます。

UM EDIの機能概要

UM EDIは、ユーザー企業が取引先の利用サービスに関わらず、伝票の送受信から各種システムとの連携を可能にするための機能を実装しています。以下はその主な機能です。

  • デジタルインボイスの配信
    Peppolに準拠したデジタルインボイスの配信が行え、Peppol対応の他システムとも電子データでやり取りが可能です。
  • デジタルインボイスの受信
    紙やPDFの帳票に加え、Peppolに準拠したデジタルインボイスも受信でき、あらゆる伝票の情報をデータとして一元管理し、各種基幹システムへ連携可能です。

専門家の声と期待

株式会社TKCのペポルアクセスポイントAPIサービス推進担当である伊藤栄芝氏は、「UM EDI」がPeppol形式のデジタルインボイスの受信・送信に対応することを嬉しく思うと述べています。デジタルインボイスの受信・送信機会の拡大は、日本社会のデジタル化の可能性を高め、管理業務の生産性向上に貢献できると考えています。

また、TOPPANエッジ株式会社のIDビジネス統括本部セキュアID本部長、野口啓之氏も、Peppol形式での受取・配信に対応されたことを心より歓迎し、企業間取引のDXを加速させる大きな一歩であると認識しています。多様な請求書形式への柔軟な対応を実現する本サービスの進化が、業務効率化や取引先との連携強化に寄与することが期待されています。

イベント情報と今後の展開

シナプスイノベーションは、Peppol形式での伝票送受信のデモンストレーションを各種イベント内で実施します。これにより、新時代の電子取引の形を体感することができます。以下は、今後のイベント情報です。

  1. ものづくりワールド[東京] 2025
    ・開催日時:2025年7月9日(水)~11日(金)
    ・会場:幕張メッセ
    ・コマ番号:71-55(11ホール、製造業DX展)
    ・入場料:無料(要事前申込)
    ・申込URL:こちら
  2. DX総合EXPO[夏]/ビジネスイノベーションJapan
    ・開催日時:2025年7月23日(水)~25日(金)
    ・会場:幕張メッセ
    ・コマ番号:S16-62(6ホール、経営支援EXPO)
    ・入場料:無料(要事前申込)
    ・申込URL:こちら

UM EDIは、今後も各種機能追加やシステム連携を通じて、Peppolの日本国内への普及を支援します。

UM SaaS Cloudの概要

UM SaaS Cloudは、販売管理を含む製造業向けのクラウドERPで、全ての管理をSaaS型のオールクラウドで実現します。現場に寄り添った生産管理が可能な「UM工程進捗」、在庫状況を見ながら販売管理・購買管理が可能な「UM販売購買」など、必要な機能から段階的に導入が可能です。

シナプスイノベーションは、製造業向けソリューションベンダーとして、革新的な技術と豊富な業界知識を融合し、製造プロセスの最適化と効率化を支援する先進的なクラウドベースのERPシステム「UM SaaS Cloud」を提供しています。導入社数は200社を超え、パートナー企業も70社を超えています。

まとめ

今回の「UM EDI」がPeppol形式での送受信に対応することにより、企業間取引のデジタル化が一層進むことが期待されます。以下に、今回の内容をまとめた表を示します。

項目 詳細
サービス名 UM EDI
対応形式 Peppol形式
主な機能 デジタルインボイスの配信・受信
導入背景 企業間取引のデジタル化の推進
関連イベント ものづくりワールド、DX総合EXPO

このように、UM EDIのPeppol形式への対応は、業務の効率化やデジタル化の促進に寄与する重要な一歩となります。シナプスイノベーションは、今後もこの分野での進展を続けていくことが期待されます。