2025年7月8日開始、ファミペイに公的個人認証導入で本人確認が迅速に

ファミペイが「LIQUID eKYC」の公的個人認証を導入

2025年7月8日、株式会社ELEMENTSのグループ会社である株式会社Liquidは、株式会社ファミリーマートが提供するスマホアプリ「ファミペイ」において、オンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」が公的個人認証（JPKI）を採用したことを発表しました。この新しい取り組みにより、ユーザーは後払いサービス「ファミペイ翌月払い」をより簡便かつ迅速に利用できるようになります。

「ファミペイ翌月払い」は、ファミペイを通じて1か月間に利用したお支払いを翌月にまとめて行うことができるサービスです。このサービスは、ファミマデジタルワンが提供しており、これまでにも「LIQUID eKYC」を活用した本人確認手法が採用されてきました。

LIQUID eKYCの特徴と利点

「LIQUID eKYC」は、オンラインでの契約やアカウント登録、口座開設時に必要な身元確認を簡素化するサービスです。これにより、ユーザーは運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類を撮影し、自撮りの顔写真と照合することが可能です。また、今回の公的個人認証の導入により、従来必要だった本人確認書類の撮影が不要となります。

具体的には、ユーザーはマイナンバーカード発行時に設定した暗証番号を入力し、スマートフォンでマイナンバーカードを読み取ることで手続きが完了します。この仕組みにより、申し込み手続きが短縮され、利用開始までの時間が大幅に短縮されます。

「LIQUID eKYC」の技術的な優位性

「LIQUID eKYC」は、細部にこだわったユーザーインターフェース（UI）と、画像処理技術によるリアルタイムでの品質判定機能が評価されています。これにより、本人確認の際に不備があった場合にはその理由を即座に通知し、ユーザーの離脱率を低く抑えることが可能です。

さらに、今回導入されたICチップを活用した本人確認方式は、軽量なソフトウェア開発キット（SDK）を使用しており、容量はわずか5MBです。この軽量性が採用の決め手となっています。

ファミペイ翌月払いの詳細

「ファミペイ翌月払い」は、ファミペイを利用するユーザーにとって非常に便利な機能です。具体的には、以下のような特徴があります。

• 一括請求：1か月間の利用分を翌月にまとめて支払うことができる。
• 簡便な手続き：本人確認が迅速に行えるため、申し込みから利用開始までの時間が短縮される。
• 利用可能なサービス：ファミペイを通じて利用できる多様なサービスが含まれる。

このように、「ファミペイ翌月払い」はユーザーにとって利用しやすいサービスとして位置付けられています。

eKYC市場におけるLIQUIDの地位

「LIQUID eKYC」は、eKYC市場において6年連続でNo.1のシェアを誇ります。これまでに累計約1.3億件の本人確認を行い、約600社との契約を結んでいます。この実績は、同社の技術力とサービスの信頼性を裏付けるものです。

「LIQUID eKYC」は、以下のような多様な本人確認方式を提供しています。

1. ICチップを活用した本人確認方式
2. 公的個人認証（JPKI）を用いた本人確認
3. 年齢確認や学割など、特定のニーズに応じた対応

株式会社Liquidと株式会社ELEMENTSの概要

株式会社Liquidは、生体認証技術を活用し、認証のオンライン化を進める企業です。東京都中央区に本社を構え、代表取締役は長谷川敬起氏です。設立は2018年12月で、金融取引や携帯電話契約など、様々な分野での本人確認のオンライン化を目指しています。

また、株式会社ELEMENTSは、同じく東京都中央区に本社を置き、個人認証ソリューションの開発・提供を行っています。設立は2013年12月で、主に生体認証や画像解析技術を用いたサービスを展開しています。

関連リンク

以下のリンクから、さらに詳しい情報を得ることができます。

• LIQUID eKYC公式サイト
• 公的個人認証に関するページ

まとめ

ファミリーマートの「ファミペイ」が「LIQUID eKYC」の公的個人認証を導入したことで、後払いサービス「ファミペイ翌月払い」の利用がより簡便かつ迅速に行えるようになりました。これにより、ユーザーは手間をかけることなくサービスを利用できるようになります。

以下に、今回の内容を整理した表を示します。

このように、ファミペイの新しい取り組みは、ユーザーにとって利便性を高めるものとなっています。