2025年7月8日開始 大阪万博で月面ロボット「まいど2号」映像展示

まいど2号映像展示

開催期間:7月8日〜7月14日

まいど2号映像展示
まいど2号ってどんなロボットなの?
まいど2号は月面の1/6重力を利用して跳躍移動できるロボットで、形状記憶合金を使った跳躍機構を搭載し、モーターなしで障害物を避けて自立移動します。
大阪・関西万博でまいど2号の映像はどこで見られるの?
2025年7月8日から14日まで大阪ヘルスケアパビリオン内の「No/BORdER」技術展で、まいど2号のプロモーションビデオが展示されます。

大阪・関西万博における新たな取り組み

2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、学校法人瓜生山学園 京都芸術大学と宇宙開発協同組合SOHLAが連携し、注目のプロジェクトが始動しました。このプロジェクトでは、SOHLAが開発した跳躍移動型月面ロボット「まいど2号」を展示し、その魅力を伝えるための映像制作が行われます。

特に、京都芸術大学のキャラクターデザイン学科に在籍する3年生の神谷 有紀さんが、バーチャル広報担当「ソラちゃん」の制作を担当しました。この「ソラちゃん」は、まいど2号のプロモーションビデオに登場し、ロボットの特徴や魅力を視覚的に表現する役割を担います。

「まいど2号」の特徴と機能

「まいど2号」は、月面の1/6の重力環境を活かして跳躍移動することができるロボットです。設計においては、岩石やクレータなどの障害物を回避しながら自立的に行動することを想定しています。以下に「まいど2号」の主な特徴をまとめます。

  • 跳躍移動機能: 月面の重力を利用して跳躍し、障害物を避けながら移動します。
  • 形状記憶合金(SMA)の利用: 内部に搭載された跳躍機構は、形状記憶合金を使用しており、効率的な動作を実現しています。
  • 簡素な構造: モーターやエンジンを使用せず、シンプルな構造で動作が可能です。

このような特徴により、「まいど2号」は月面探査において新たな可能性を秘めています。また、プロモーションビデオでは「ソラちゃん」がこのロボットの魅力を引き立てる役割を果たします。

プロモーションビデオの展示情報

完成したプロモーションビデオは、2025年7月8日(火)から14日(月)に開催される大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」内で展示される予定です。以下に展示の詳細を示します。

展示名 No/BORdER ~国境・垣根・時代・力を越える技術展~
会期 2025年7月8日(火)~7月14日(月) 9:00~21:00
会場 2025年日本国際博覧会 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」内
主催 大阪産業局、京都芸術大学

この展示は、最新の技術やアイデアを紹介する場となり、多くの来場者に「まいど2号」の魅力を伝える機会となります。

京都芸術大学の役割と教育理念

京都芸術大学は、国内最大規模の芸術大学として、通学課程と通信教育課程を合わせて22,000名を超える多様な年齢層の学生が在籍しています。芸術を通じて社会で必要な力を育成することを目指し、以下のような教育理念を掲げています。

  • 社会と芸術の関わりの重視: 通学課程では、社会における芸術の役割を重視した教育を推進しています。
  • 社会実装プロジェクト: 企業や自治体の抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決するプロジェクトを年間100件以上実施しています。
  • 学科を超えたグループワーク: 実際の仕事を通じて、社会性を備えた表現者を育成しています。

このような取り組みを通じて、京都芸術大学は社会に貢献する人材を育てています。所在地は京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116で、詳細な情報は公式ウェブサイト(https://www.kyoto-art.ac.jp/)で確認できます。

まとめ

このプロジェクトは、バーチャル広報担当「ソラちゃん」を通じて「まいど2号」の魅力を伝える重要な試みです。大阪・関西万博での展示を通じて、月面探査技術の進展や、芸術と技術の融合の可能性を広げることが期待されています。

以下に、今回の取り組みの要点を整理しました。

項目 詳細
プロジェクト名 まいど2号プロモーションビデオ制作
関与機関 学校法人瓜生山学園 京都芸術大学、宇宙開発協同組合SOHLA
展示名 No/BORdER ~国境・垣根・時代・力を越える技術展~
会期 2025年7月8日(火)~7月14日(月)
会場 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」内
主催 大阪産業局、京都芸術大学

このように、さまざまな要素が絡み合いながら進行するプロジェクトは、今後の月面探査技術の発展に寄与することでしょう。

参考リンク: