2025年6月実施 子どものゲーム時間調査で判明した管理実態

子どものゲーム時間調査

開催期間:6月7日〜6月22日

子どものゲーム時間調査
子どものゲーム時間ってみんなどれくらい決めてるの?
調査では57.4%の保護者が1日のゲーム時間を決めており、そのうち62.9%が30分~1時間未満に設定しています。適度な時間管理が多いです。
ゲームの時間が来たら子どもはどうやってやめてるの?
40%の子どもが自主的に時間を守ってやめており、タイマーを使ったり約束を守る意識が育っているケースが多いです。親が声をかける場合もあります。

子どものゲーム時間に関する調査結果

株式会社NEXERは、2025年6月7日から6月22日までの間に、全国の男女88名を対象に「子どものゲーム時間」に関するアンケート調査を実施しました。この調査は、青山ラジュボークリニックとの共同で行われ、現在小学生の子どもを持つ保護者の意見を集めました。

調査の目的は、子どもがゲームをする時間に関する現状を把握し、保護者の意識や対応方法を明らかにすることです。ゲームは子どもにとって楽しい活動である一方、時間の管理や影響について悩む保護者も多いと考えられます。

【子どものゲーム時間決めてる?】普段ゲームをする小学生の子を持つ57.4%が、1日のゲーム時間を「決めている」 画像 2

調査の概要

本調査は、以下のような内容で実施されました。

  • 調査期間:2025年6月7日 ~ 2025年6月22日
  • 調査機関:株式会社NEXER(自社調査)
  • 集計対象:事前調査で「現在小学生の子どもがいる」と回答した全国の男女
  • 有効回答:88サンプル
  • 調査方法:インターネット調査

調査では、子どもが普段ゲームをするか、1日のゲーム時間を決めているか、またその理由などが問われました。

【子どものゲーム時間決めてる?】普段ゲームをする小学生の子を持つ57.4%が、1日のゲーム時間を「決めている」 画像 3

ゲームをする子どもとその時間

調査の結果、約7割の保護者が「子どもが普段ゲームをする」と回答しました。具体的には、47.5%の子どもが「30分~1時間未満」ゲームをしていることが分かりました。この結果は、保護者の意識や家庭のルールに影響されていると考えられます。

次に、1日のゲーム時間を決めているかどうかを尋ねたところ、57.4%の保護者が「決めている」と回答しました。これは、子どもの健康や生活リズムを考慮した結果であると推測されます。

【子どものゲーム時間決めてる?】普段ゲームをする小学生の子を持つ57.4%が、1日のゲーム時間を「決めている」 画像 4

ゲーム時間を決めている理由

1日のゲーム時間を決めている保護者に、その理由を尋ねたところ、以下のような意見が寄せられました。

  • 目が悪くなる。(20代・女性)
  • 終わりがないと永遠にしてしまうから。(30代・男性)
  • ゲームにのめりこみすぎたら成長に悪影響があると思う。(30代・女性)
  • 際限なくやってしまうので、その時々でキリの良い時間に設定している。(40代・女性)
  • 時間を決めないといつまでもやってしまうから。(40代・女性)
  • ゲーム時間で、他の活動時間が減らないようにするため。(50代・男性)

これらの意見から、保護者は子どもの健康や成長を考慮し、ゲーム時間を制限する必要性を感じていることが伺えます。

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ゲーム時間を決めていない理由

一方で、1日のゲーム時間を決めていない保護者の理由も多様でした。

  • 自由にしたらいい。(30代・女性)
  • 制限してもやり続けるから。(30代・女性)
  • 喧嘩するのが面倒だから。(30代・女性)
  • 家事があるので、宿題ややることが終わっていれば特に決まりは作っていない。(30代・女性)
  • やりたいことを制限するのもかわいそうなので、休憩時間はきっちり決めている。(30代・女性)

このように、自由な時間を尊重する意見や、家庭の事情に応じた柔軟な対応が見られました。

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ゲーム時間の具体的な設定

1日のゲーム時間を決めていると回答した保護者に、具体的にどのくらいの時間を設定しているかを尋ねたところ、62.9%の方が「30分~1時間未満」と答えました。これは、子どもにとっても適度な時間であり、他の活動とのバランスを取るための工夫がなされていることを示しています。

さらに、ゲームの終了時間が来た際の対処方法についても調査しました。最も多くの回答があったのは、40%の保護者が「子どもが自主的に時間を守ってやめている」と回答しました。

自主的にやめる理由

子どもが自主的に時間を守る理由として、以下のような意見がありました。

  • 子どもがタイマーを自分でつけて管理できている。(30代・女性)
  • 何度も言い聞かせたので今は自分で時間を守っている。(40代・女性)
  • 自主性を大切にしたいから。(40代・男性)
  • ルールは自分で守れるようにするため。(40代・男性)
  • 約束を守らないと新しいソフトを買わない約束なので、子供はきちんと守っている。(40代・男性)

これらの意見から、子どもが自分で時間を管理することの重要性が強調されています。

親が声をかける理由

一方で、「親が声をかけてやめさせている」と回答した保護者の理由も多くありました。

  • 依存するから。(30代・女性)
  • やめないから。(30代・女性)
  • この方法が一番良いと思っているから。(40代・女性)
  • 時間を決めてもやめないから。(40代・男性)
  • 意識はしているものの結局親が声掛けしないとやめない。(50代・男性)

このように、親が子どもの行動に影響を与えることが多いことが分かります。

まとめ

今回の調査を通して、子どものゲーム時間に関する現状が明らかになりました。普段ゲームをする小学生の子を持つ保護者の57.4%が、1日のゲーム時間を「決めている」と回答しています。一方で、時間を決めていない家庭では「本人の自己管理に任せている」「日によって柔軟に対応している」といった意見が多く寄せられました。

家庭の方針や子どもの性格に合わせたルール作りが重要であり、ゲーム時間の管理には様々なアプローチがあることが分かります。

調査項目 結果
ゲームをする子どもの割合 約7割
1日のゲーム時間を決めている割合 57.4%
ゲーム時間を「30分~1時間未満」と決めている割合 62.9%
子どもが自主的に時間を守ってやめている割合 40%

この調査結果は、子どもたちの健康的なゲームライフを考える上での参考になるでしょう。家庭ごとのルールや方針に基づいた適切な管理が求められています。