2025年7月7日開始、GOALDとsandが業界初メンズ美容教育提携

業界初の教育提携が実現

2025年7月7日、株式会社GOALD JAPAN（以下「GOALD JAPAN」）と株式会社two sand（以下「sand」）は、メンズ美容師の「教育者」を育成する新たな教育事業において業務提携を締結しました。この提携により、両社はメンズ美容の教育分野での新しい可能性を模索し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。

GOALD JAPANは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、メンズ特化型美容室を全国に32店舗展開しています。また、日本最大級の会員数を誇る「GOALD MEN’S ACADEMY」や、全国8,000店舗以上に導入されているBtoB向けメンズヘアブランド「COAR」など、多岐にわたる事業を展開しています。

GOALD JAPANの強みと実績

GOALD JAPANの代表取締役、中村トメ吉氏は、メンズ美容師のパイオニアとして知られています。彼は「OCEAN TOKYO」の創設者であり、メンズ美容ブームの火付け役でもあります。中村氏は、経営者として新たな市場を創出しただけでなく、美容師の頂点に贈られる「KAMI CHARISMAアワード」を創設以来連続受賞するなど、美容師としての技術力も高く評価されています。

さらに、GOALD JAPANは「アジアNo.1のメンズヘア総合インフラブランド」を目指し、業界の価値観を変革する存在として注目を集めています。メンズ美容の可能性を拡張し続ける同社は、教育と技術の両面で業界に貢献しています。

具体的な教育プログラムの内容

今回の提携では、GOALDが持つメンズ特化の技術と教育ノウハウをsandのスタイリストに伝承することが重要な目的です。具体的には、GOALD教育責任者の根目沢竜也氏とsand教育責任者の我部友希氏が協力し、業界初となる実践型の提携プログラムを開発します。

選抜されたsandスタイリスト6名に対して、根目沢氏がオフラインでの直接指導を行い、GOALD独自のオンラインカリキュラムやマニュアルを活用した学習も組み合わせます。この教育体制により、メンズカリキュラム希望スタッフ全員に対し教育プロセスを伴走・指導し、一流のメンズ技術を習得したスタイリストを育成していく予定です。

sandの成長と特性

一方、株式会社two sandは、2017年に創業し、東京を中心に神奈川・大阪・名古屋・鹿児島など全国に13店舗を展開しています。特にショートとボブに特化した高い技術力で、多くの支持を集めており、「ショートとボブといえばsand」と評されるほどの存在感を示しています。

同社の代表取締役、島崎譲氏は、プレイングマネージャー出身の経営者として知られ、現場に立ちながらも組織を牽引しています。彼は「導く」というミッションを掲げ、単なる技術指導を超えた“売れる美容師”の育成を目指しています。創業からわずか7年で急成長を遂げ、在籍スタッフ数は180名を超え、スタイリストの平均年収は1,000万円を超えるなど、業界内での地位を確立しています。

持続可能な教育文化の創出

GOALD JAPANとsandの提携は、単なる技術移管にとどまらず、サロンの枠を超えた「教育の共創文化」を創出することを目的としています。現状、エリアや環境によって教育機会に格差が生じることが多く、業界全体で支え合う体制の構築が求められています。

この取り組みを通じて、両社は美容業界の持続的な成長を目指し、メンズ・レディースという枠を超えて、それぞれの強みを掛け合わせることで、美容師の可能性を広げていくことを目指しています。

提携の重要性と今後の展望

この業界初の教育提携は、GOALD JAPANとsandの両社にとって大きな意味を持ちます。メンズ美容師の育成を通じて、業界全体の技術力向上を図るだけでなく、教育機会の平等を促進することが期待されています。特に、メンズサロンの立ち上げを視野に入れた取り組みは、今後のビジネス展開においても重要な要素となるでしょう。

また、両社のリーダーである中村トメ吉氏と島崎譲氏の対談動画も公開されており、教育の重要性や今後の展望について語られています。これにより、業界内外の関心を集め、さらなる発展が期待されます。

まとめ

この提携により、GOALD JAPANとsandは、業界の未来に貢献し続けることを目指しています。メンズ美容の教育分野での新たなスタンダードが生まれることが期待され、今後の展開に注目が集まります。