2025年7月7日開始！レポサク圃場作成機能がスマホ対応で刷新

農業DX「レポサク」の圃場作成機能がフルリニューアル

エゾウィン株式会社は、農業DXソフトウェア「レポサク」の圃場作成機能をフルリニューアルしたことを発表しました。このアップデートにより、スマートフォンやタブレットでの直感的な操作が可能になり、また、みちびき・CLASに対応した高精度GPS軌跡を活用して、正確な圃場図を作成する機能が追加されました。さらに、圃場の分割や結合が容易になり、圃場管理がよりシンプルで効率的になりました。

この新機能により、農業従事者は現場でのデータ入力や圃場の管理をスムーズに行えるようになり、これまでの課題を解決する手助けとなります。特に、スマートフォンを用いた操作は、農業の現場での利便性を大幅に向上させる要素です。

背景とリニューアルの目的

「レポサク」は、北海道内外のJAや法人で広く導入されている農業ソフトウェアですが、これまではPC環境での操作が中心でした。多くのユーザーから「スマホでその場で登録したい」「手描きでは正確な面積が出せない」といった声が寄せられていました。これを受けて、今回のリニューアルが実施されました。

新たな機能では、スマホやタブレットを使って現場で簡単に圃場を作成・編集できる手軽さを実現しました。特に、レポサクの高精度GPS端末を利用することで、誤差約12cmの精度で圃場を正確に作成できるようになりました。このように、現場で完結する操作環境を整えることで、農業の効率化を図ります。

主なリニューアル内容

今回のリニューアルでは、圃場作成機能が大幅に改善されました。以下に主な機能を紹介します。

• スマホ・タブレットでの圃場作成: 現場でそのままスマホやタブレットを使って圃場を作成・編集が可能です。
• 圃場の作成方法の選択肢: 手書き、筆ポリゴンからの作成、軌跡からの抽出の3つの方法から選択できます。
• 分筆・合筆機能: 既存の圃場を2つに分ける「分筆」や、複数の圃場を1つにまとめる「合筆」が可能です。

これにより、作付けの変更や生産計画の見直しに応じて、柔軟に圃場を再編成することができます。

圃場の作成方法

圃場の作成方法には、以下の3つの選択肢があります。

1. 手書きで作成: スマホやタブレットの画面上で手書きで圃場を描くことができます。
2. 筆ポリゴンから作成: 農地の区画情報を読み込み、タップするだけで圃場が作成可能です。
3. 軌跡から抽出: レポサク端末を車両に設置し、実際に畑を走行することで記録された「軌跡」を活用し、正確な圃場図を作成します。

これらの方法により、ユーザーは自分のスタイルや状況に応じて圃場を作成することができ、作業の効率化が図れます。

その他の改善点

リニューアルに伴い、以下の改善点も実施されています。

• 圃場面積の自動算出: 圃場図から自動で面積が算出され、入力が簡略化されます。
• 圃場の色の見やすさ: 35色のカラーパレットを用意し、視認性が向上しました。
• 郵便番号や住所によるマップ移動機能: よりスムーズに地図上での移動が可能になりました。

今後の展開とエゾウィン株式会社の理念

エゾウィン株式会社は、今回の機能リニューアルを契機に、今後も「レポサク」を利用するユーザーの声を真摯に受け止め、スマート農業の実現に向けた課題解決に寄与するサービスの開発を続けていく方針です。

同社は、農業従事者の減少が進む日本において、北海道から国内最大の完全自動化農場を目指し、日本の食を支えることをミッションとしています。

エゾウィン株式会社の概要

エゾウィン株式会社は、2019年に設立され、北海道標津町に本社を置いています。日本最大の酪農地帯であるこの地域から、農業DXの推進を図っています。これまでに、以下のような受賞歴があります。

• 2022年: 令和4年度農林水産技術会議会長賞を受賞
• 2023年: J-Startup HOKKAIDOに選定
• 2023年: イチBizアワード最優秀賞を受賞
• 2024年: CEATEC AWARD 2024『コ・クリエイション（共創）部門賞』を受賞

同社の公式ウェブサイトや「レポサク」の商品一覧ページは以下のリンクから確認できます。

• エゾウィン株式会社公式サイト
• レポサクの商品一覧ページ

まとめ

エゾウィン株式会社の「レポサク」は、スマートフォン対応の圃場作成機能をフルリニューアルし、農業の現場での利便性を大幅に向上させました。新たな機能により、ユーザーは直感的に圃場を作成・管理できるようになり、農業の効率化が期待されます。以下に本リニューアルのポイントをまとめました。

このように、「レポサク」は農業従事者にとってより使いやすく、効率的なツールとなることを目指しています。