2025年7月28日開催!大阪・関西万博で伝統工芸のLOCAL JAPAN展
ベストカレンダー編集部
2025年7月7日 10:36
LOCAL JAPAN展開催
開催期間:7月28日〜7月31日

日本の伝統工芸が集結する「LOCAL JAPAN展」
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開催される中、地域の未来社会を創造するための首長連合(通称:万博首長連合)が主催する「Resolution of LOCAL JAPAN展」が、2025年7月28日から31日まで大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」にて開催されます。
このイベントでは、石川県小松市の「小松九谷」と富山県南砺市の「井波彫刻」が共演し、地域に根ざした伝統工芸の魅力を発信します。両市の職人たちが手掛ける作品は、数百年の歴史を持ちながらも、現代においても進化を続けている点が特筆されます。

小松九谷と井波彫刻の魅力
「小松九谷」は、約370年前に石川県加賀地域で誕生した伝統的な磁器であり、小松市で採掘される花坂陶石を原料としています。その特徴は、大胆な構図と「五彩」と呼ばれる青(緑)、黄、紫、紺青、赤の絵具を用いた絵付けにあります。九谷焼は、単なる工芸品の枠を超え、美術品としても評価されています。
一方、富山県南砺市の「井波彫刻」は、260年以上の歴史を持つ日本最大の木彫刻産地です。約200人の職人が携わり、独自の手法である「透かし彫り」や「篭彫り」によって、立体的で躍動感のある作品を生み出しています。寺社仏閣や住宅、インテリアなど、生活の様々なシーンでその魅力が息づいています。
両伝統工芸の共通点
小松九谷と井波彫刻は、異なる素材と技法を用いながらも、歴史を継承しつつ現代においても進化を遂げているという共通の精神で結びついています。この展示会では、両者のコラボレーションによる新たな作品が登場し、訪れる人々に新しい体験を提供します。
また、展示会場では井波彫刻師による迫力ある実演が行われ、来場者は職人との交流を通じて、ものづくりの精神性や伝統工芸の背景、歴史について深く学ぶことができます。
地域の魅力を発信する「LOCAL JAPAN展」
「Resolution of LOCAL JAPAN展」では、全国43地域が参加し、地域や文化、世代を超えたコラボレーションが実現します。6つのテーマと14の共創コンテンツを通じて、伝統芸能、文化、祭り、音楽、工芸、和食、健康、自然の魅力を体験できます。
このイベントは、地域にあふれる「日本の奥深さ」を五感で楽しむことを目的としており、多様な文化や伝統に触れる貴重な機会です。万博ならではの体験を通じて、各地域の魅力を再発見できることでしょう。
イベント詳細
- 催事名: Resolution of LOCAL JAPAN展 ~地域が創る日本と地球のいのち輝く未来~
- 場所: 大阪・関西万博 EXPOメッセ WASSE 南側
- 会期: 2025年7月28日~31日
- 開場: 10時~20時
- 入場: 無料
- 公式HP: Resolution of LOCAL JAPAN展特設サイト
共創自治体の紹介
本企画に参加する自治体について、以下に簡単に紹介します。
- 石川県小松市
- 小松市は、世界的建機メーカー「コマツ」の創業地であり、古来より多彩なものづくりが根付いています。伝統工芸の九谷焼や繊維産業などが地域の豊かさを支えています。
- 富山県南砺市
- 南砺市は、世界文化遺産「五箇山合掌造り集落」やユネスコ無形文化遺産「城端曳山祭」など、豊かな文化と歴史が息づく地域です。井波彫刻の技術と美しさを体験できる貴重な機会となります。
万博首長連合について
万博首長連合は、2025年日本国際博覧会を契機に、全国約670の市区町村長からなる自治体ネットワークです。自治体間や企業との共創を通じて、地域資源の魅力を発信し、万博以降も地域活性を目指しています。地域の魅力を国内外に発信し、いのち輝く未来社会を目指す取り組みが進められています。
詳細は、万博首長連合公式ホームページをご覧ください。
まとめ
「Resolution of LOCAL JAPAN展」では、小松九谷と井波彫刻が共演し、地域の伝統工芸の魅力を発信します。多様な文化や技術に触れられるこのイベントは、訪れる人々に新しい体験を提供し、地域の未来を考えるきっかけとなるでしょう。
イベント名 | 開催期間 | 場所 | 入場料 |
---|---|---|---|
Resolution of LOCAL JAPAN展 | 2025年7月28日~31日 | 大阪・関西万博 EXPOメッセ WASSE 南側 | 無料 |
このように、地域の伝統工芸を体験し、その魅力を再発見する機会が提供されます。皆様のご参加をお待ちしております。