2025年7月7日開始の統合型リサーチプラットフォームLupeとは

Lupe提供開始

開催日:7月7日

Lupe提供開始
Lupeってどんなリサーチプラットフォームなの?
Lupeはアンケートやインタビュー、調査データの管理、運用支援を一体化したプラットフォームで、顧客理解を手軽に深められる設計です。
Lupeの特徴的な機能は何があるの?
高精度な対象者リクルーティング、匿名化されたデータ管理、専門家の調査支援、そして無料で使えるツール利用などが特徴です。

リサーチプラットフォーム「Lupe(ルーペ)」の提供開始

2025年7月7日、株式会社Lupe(本社:東京都世田谷区)は、アンケート、インタビュー、リポジトリ管理、運用支援を一体化したリサーチプラットフォーム「Lupe(ルーペ)」の正式提供を開始しました。このプラットフォームは、リサーチに関わる専門部署だけでなく、顧客理解を必要とするすべての担当者が手軽に活用できるよう設計されています。

Lupeは、企業全体に顧客の声を浸透させ、日々の意思決定に活かすことを目指しています。以下に、Lupeの特徴について詳しく説明します。

リサーチプラットフォーム「Lupe(ルーペ)」本日より提供開始 画像 2

リサーチに必要なツールを統合

Lupeは、リサーチに必要なツール・サービスを統合したプラットフォームです。具体的には、以下の機能を提供しています。

  • アンケート(定量調査)
  • インタビュー(定性調査)
  • リポジトリ(調査データの蓄積と共有)
  • リサーチの運用支援とプロフェッショナルによる調査伴走サービス

これにより、アンケートで得た量的な傾向を基に、深掘りしたい対象者を選定し、オンラインインタビューを実施することが可能です。個人情報はマスキングされ、録画・文字起こしされたデータはリポジトリに保存・共有されるため、すべての工程がLupe上で完結します。

このプラットフォームは、ツール間のデータ移行や煩雑な管理作業を排除し、効率的で安全なリサーチ環境を実現します。

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高精度なリクルーティングを実現

Lupeは、GMOリサーチ&AI、クロス・マーケティング、インクロムと連携し、国内を代表するリサーチパネルを複数組み合わせた調査を可能にしました。日本最大級の規模(3,000万人以上)を誇り、100項目以上のスペシャリティ属性(職種、家族構成、趣味嗜好、購買傾向など)や医療機関と連携した医療データを活用することで、出現率の低い条件でもリクルーティングが可能です。

さらに、自社顧客や会員への調査も行えます。Lupeで作成したアンケートを自社で配信し、インタビュー対象を選定することができ、ホスティングやマスキング処理をLupeが対応するため、手間を最小限に抑えた運用が可能です。

調査は対象者の募集条件・依頼主を非開示として実施され、従来の公募・機縁によるバイアスを避けることができ、精度の高い対象者選定を追求しています。これまでの統計では、95%の対象者が条件に一致しており、日々精度の改善策が重ねられています。

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専門家による伴走支援と柔軟な運用

Lupeでは、クライアントのニーズや工数に応じて、調査設計から実査、レポーティングまで、必要な範囲で専門家が支援します。自社でノウハウを蓄積したい場合やスピード重視の場合は、セルフサービスでのリサーチも可能です。

これまでにLupeのリサーチチームは、新規事業開発、サービス改善、UXリサーチ、ブランディングなど多様なテーマで500件以上のプロジェクトと3,000回以上のインタビュー設計・実査に携わってきました。リサーチの専門家として寄り添いながら、クライアントと共創する立場で支援を行います。

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個人情報を保護しつつ顧客理解を促進

Lupeのリポジトリは、個人情報を保有せず、匿名化された調査内容だけを安全に蓄積・共有・活用できるよう設計されています。調査時に取得するすべての個人情報はLupeにてマスキング処理が行われ、アンケート回答者の個人情報はもちろん、インタビューの録画データにもモザイク処理が施されています。

リポジトリへのメンバー招待数に制限はなく、リポジトリ機能の利用料金も発生しません。これにより、毎回のリサーチを資産として蓄積し、事業に関わるすべての方々が顧客の一次情報にアクセスし、共有・活用できる「顧客視点のリポジトリ」を目指しています。

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リーズナブルな料金体系

Lupeは、ツール利用・月額利用料ともに無料で、リサーチを実施する際の実費のみが発生します。例えば、モニターパネル対象でアンケート12問を5,000サンプル回収、オンラインインタビュー60分を10回実施した場合、537,625円(税込・謝礼費含む)で実施可能です。

設問数、サンプル数、インタビュー人数の増減も可能で、プロフェッショナルによる伴走支援やレポートオプションなども追加できます。アンケートとインタビューを同時に実施し、独自ツールによって調査オペレーションを効率化することで、リーズナブルな価格を実現しています。

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先行利用企業の事例紹介

Lupeは、一部の企業に先行して利用されており、改善を続けています。以下はその事例です。

  1. 三井不動産株式会社(新規事業開発)
    新規事業の事業性検証にてLupeを活用し、複数モニターパネルから同時募集を行い、特定条件を対象にした15万サンプルを得ました。
  2. 東急株式会社(中長期テーマ策定)
    沿線ご利用者の暮らしと街の満足度を把握するためにLupeを活用し、複数回のリサーチプロジェクトの結果をリポジトリに蓄積しました。
  3. オムロン ヘルスケア株式会社(マーケティング施策検討)
    ヘルスケア領域の顧客理解のために、治験モニターの健康診断結果を活用し、効率的にスクリーニングを行いました。
  4. 株式会社タイミー(マーケティング施策検討)
    スキマバイトサービスに関するアンケート・インタビュー調査にLupeを活用し、迅速な顧客の声の収集を支援しました。
  5. 愛媛県 広報広聴課(プロモーション効果計測)
    プロモーション活動の効果計測にLupeを活用し、必要な対象者を効率的に抽出しました。

Lupeが目指す未来

Lupeは「使う人の気持ちを創る人たちに」というミッションを掲げ、顧客の視点を事業に関わる全ての人々へお届けすることを目指しています。リサーチツールやリサーチ結果の提供にとどまらず、クライアントとともに思考し、新しい価値を共創できる存在でありたいと考えています。

まとめ

リサーチプラットフォーム「Lupe(ルーペ)」は、企業全体に顧客の声を浸透させ、意思決定に活かすための統合型リサーチ基盤です。以下に本記事で紹介した内容をまとめました。

特徴 詳細
統合型リサーチプラットフォーム アンケート、インタビュー、リポジトリ管理、運用支援を一体化
高精度なリクルーティング 国内大手リサーチパネルとの連携による高精度な対象者選定
専門家の伴走支援 調査設計から実査、レポーティングまでの支援
個人情報の保護 匿名化された調査内容を安全に蓄積・共有
リーズナブルな料金体系 ツール利用・月額利用料ともに無料、実費のみ

Lupeは、顧客理解を深め、企業の意思決定を支えるための強力なツールとなることを目指しています。

参考リンク: