2025年7月4日公開『〇〇式』が全国で満席スタート、舞台挨拶も話題に
ベストカレンダー編集部
2025年7月6日 05:43
映画〇〇式全国公開
開催日:7月4日

映画レーベル「NOTHING NEW」最新作『〇〇式』が全国公開開始
株式会社NOTHING NEWが手掛ける映画レーベルから、最新作『〇〇式』(読み:まるまるしき)が2025年7月4日(金)より全国で公開されました。本作は、近藤亮太監督が『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』で日本ホラー映画大賞を受賞した後、満を持して発表した作品です。
本作は、ジャンルの枠を越える“ポストホラー”の新たな流れを取り入れ、観客を“参列者”として位置づけるユニークな体験を提供します。近藤監督は「映画づくりそのものが“儀式”である」と語り、物語の中で徐々に蓄積される違和感が観客を不穏な深層へと引き込む様子を描いています。

舞台挨拶の実施と観客の反応
7月5日(土)、グランドシネマサンシャイン池袋にて、全国公開を記念した舞台挨拶が行われました。満席の劇場で、まるで“式”を終えたばかりのような空気が漂い、観客からの拍手で迎えられた近藤監督は、「昨日から全国公開が始まり、東京だけでなく、大阪や神奈川の劇場でも満席と聞いてとても嬉しいです」と述べました。
主演の九十九黄助も「こんなに多くのお客様に来ていただき、とても嬉しいです」と安堵の笑顔を見せ、観客との一体感を感じる瞬間となりました。本作は、6月27日(金)より下北沢K2で先行公開され、連日満席となっており、観客の中には2回以上鑑賞した方も多く見受けられました。

観客の声と作品の魅力
- ジャガモンド斉藤は「何回観てもいい作品になってますもんね」とコメントし、観客を温かい雰囲気で包み込みました。
- 監督は前作の『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』との違いについて、「今回は自然体な感じで描きたかった」と語り、会場から笑いを誘いました。
また、九十九黄助とジャガモンド斉藤の親交に触れたコメントもあり、斉藤は「付き合いも長いので、見てて恥ずかしくなっちゃうかなと思いましたが、九十九さんの演技が上手すぎて見入ってしまいました」と演技を絶賛しました。
重要なシーンと主演俳優への信頼
映画の中で重要なシーンであるビデオメッセージのシーンについて、近藤監督は「九十九さんには初日の撮影でいくつか発声パターンをお願いしたんですが、すぐに対応してくれて驚きました。その中のひとつが非常に良くて、作品全体のトーンがそこから定まったと思います」と、主演俳優への信頼を語りました。
また、主演の二人について聞かれると、「なんとなく九十九さんと吉田さんは似ていると思っています。ニコニコして明るく接しやすいけど、その笑顔で張ったバリアがあって、本当のところ何を考えているか分からない感じ(笑)。そこが今回の役柄にハマっていると思います」と、主演の二人への思いを語りました。
観客との一体感を感じるフォトセッション
舞台挨拶の最後には、観客とともに入場者特典「赤い封筒」を振るフォトセッションが行われ、登壇者と観客が一体となり拍手の中、ステージを後にしました。このような体験を通じて、観客は作品に対する期待感をさらに高めることができたのではないでしょうか。
『〇〇式』の概要と特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
作品名 | 〇〇式 |
公開日 | 2025年7月4日 |
監督 | 近藤亮太 |
主演 | 九十九黄助、吉田ヤギ |
ジャンル | ポストホラー |
舞台挨拶開催地 | グランドシネマサンシャイン池袋 |
先行公開日 | 2025年6月27日 |
映画『〇〇式』は、ジャンルの枠を超えた新たな体験を提供する作品であり、観客を“参列者”として迎え入れることで、映画という枠を超えた“式”の体験を実現しています。監督や主演俳優の熱い思いが詰まった本作は、今後の映画界においても注目されることでしょう。