2025年7月5日 野口聡一氏がプラチナエイジスト賞受賞
ベストカレンダー編集部
2025年7月5日 21:50
野口聡一氏受賞
開催日:7月5日

宇宙飛行士・野口聡一氏が「プラチナエイジスト」文化教育部門賞を受賞
2025年7月5日、宇宙飛行士である野口聡一氏が、株式会社主婦の友社から発売された著書『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職』の内容が評価され、プラチナエイジ振興協会主催の「第11回 プラチナエイジ授賞式」において「プラチナエイジスト 文化教育部門賞」を受賞しました。この受賞は、野口氏の著書における「自分らしい生き方」という哲学が、プラチナエイジ振興協会の理念と深く共鳴した結果です。
野口氏は、3度の宇宙飛行を経験し、世界で初めて3通りの方法(滑走路、地面着陸、水面着陸)で帰還したギネス記録保持者です。彼の著書は、宇宙飛行士としての壮大な経験から得た独自の視点に基づき、50歳からの人生設計について深く掘り下げています。

野口氏の「着陸哲学」とは
著書『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職』では、50代からの新たな人生設計について語られています。特に、定年前退職というテーマにおいて、野口氏は自身の経験を基に「自分らしく生きる」ためのヒントを提供しています。
この書籍では、以下のような内容が展開されています:
- モチベーションの低下:定年を前にした50代が直面する問題として、モチベーションの低下が挙げられます。
- 収入の不安:定年前の収入に対する不安も、多くの人が抱える悩みです。
- アイデンティティの喪失:定年を迎えることで、自分のアイデンティティを見失うこともあります。
これらの「三重沈下」と呼ばれる悩みを乗り越えるための具体的な方法を、野口氏は著書の中で解き明かしています。
「三重沈下」からの脱却法
野口氏は、定年前の50代が直面する「三重沈下」に対して、次のような問いを投げかけます。「自分にできることは何なのか。そして、次に踏み出すための決断とは、いったい何か。」この問いは、定年を前にしたすべての人に向けられています。
著書では、以下のような具体的なヒントが提示されています:
- 自身の経験を棚卸しし、過去の成功体験を振り返る。
- 新たな挑戦に向けての計画を立てる。
- 自分の「好き」や「夢」を追求することの重要性を理解する。
このように、野口氏は読者に対して具体的なアクションを提案し、50歳からの新たな人生設計をサポートしています。
著者プロフィールと書誌情報
野口聡一氏は1965年生まれで、東京大学大学院を修了した後、IHIに入社し、1996年からNASDA(現JAXA)の宇宙飛行士候補者に選抜されました。3回の宇宙飛行に成功し、15年間で船外活動を4回行い、世界で初めて滑走路、地面着陸、水面着陸の3通りの方法で帰還したとしてギネス記録に認定されています。
2021年には「宇宙からのショパン生演奏」の動画でYouTubeクリエイターアワードを受賞し、2022年6月にはJAXAを退職しています。現在は、合同会社未来圏代表、国際社会経済研究所理事、東京大学特任教授などとして、講演活動や大学での教育、研究活動を精力的に行っています。
著書の詳細は以下の通りです:
タイトル | 定価 | 判型・ページ数 | ISBN | 発売日 |
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宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職 | 1,870円(税込) | 四六変型・224ページ | 978-4-07-460693-1 | 2025年2月27日 |
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野口聡一氏の「着陸哲学」は、年齢にとらわれない生き方を提案し、多くの人々に勇気と希望を与える内容となっています。今回の受賞を通じて、彼のメッセージがさらに広く伝わり、多くの人々が「プラチナエイジ」としての新たな挑戦を始めるきっかけとなることが期待されます。