7月14日開催『ANTÍPODAS』双子姉妹が魅せる新感覚フラメンコ
ベストカレンダー編集部
2025年7月5日 18:53
ANTÍPODAS来日公演
開催期間:7月14日〜7月15日

フラメンコの新たな風を感じる『ANTÍPODAS』
フラメンコに新たな風を運んだ気鋭のダンサー、フロレンシア・オスと、チェリストで歌手、舞踏経験も持つイシドラ・オリアン。この双子のアーティストが繰り広げる唯一無二の芸術作品『ANTÍPODAS』が、いよいよ日本に上陸します。彼女たちのパフォーマンスは、フラメンコの伝統を踏まえつつも、現代的な要素を取り入れた新しいスタイルで、多くの観客を魅了しています。
この作品は、2021年にヘレスのフラメンコ・フェスティバルでデビューし、その際にフェスティバルの新人賞を受賞しました。『ANTÍPODAS』は、スペイン国内の大きなフラメンコフェスティバルのみならず、世界中のダンスやアートのフェスティバルでも上演され、フロレンシア・オスの存在感を強く印象づけています。

作品のテーマと独自のアプローチ
『ANTÍPODAS』というタイトルは、対蹠地、つまり地球の反対側を意味する言葉です。この作品では、双子の姉妹であるイシドラ・オリアンとともに、二人だけで挑むことで、舞台上での女性同士の共存を描いています。作品は、ロマン主義以降に語られてきた「二重性」という神話的な概念に触発され、自己の二重性やアイデンティティに向き合う旅路を描いています。
フロレンシアは、幼少期の記憶やイシドラとの関係が自然に作品に影響を与えたことを認めています。テーマは哲学的でありながら、遊び心やノスタルジーを感じる要素も含まれており、観客に深い印象を与えることでしょう。

圧倒的なビジュアルと音楽の融合
『ANTÍPODAS』は、現代的でミニマルなスタイルを追求し、調和、対称、優雅さやバランスが際立っています。圧倒的なビジュアルの美しさが注目されますが、それは豪華な装飾とは異なり、シンプルな舞台装置や淡いアースカラーの色彩が特徴です。照明も抑え気味で、派手な演出はありませんが、隅々にまで繊細な美意識が行き届いていることが感じられます。
音楽に関しても、フラメンコだけでなく、クラシックや南米の「クエカ」など、さまざまな音楽が靴音やパーカッションと共に進行します。さらに、鳥のさえずりや虫の声といった心地よいサウンドも取り入れられ、観客を魅了します。

公演情報とチケット販売
『ANTÍPODAS』は、杉並公会堂の小ホールという親密な空間で開催されます。観客は、舞台上の演者との距離が近く、衣装の擦れる音まで感じることができるでしょう。アジアでの初演となるこの機会は、ぜひお見逃しなく。
公演の詳細は以下の通りです:
- 公演名:ANTÍPODAS(アンティポダス)
- 出演:フロレンシア・オス、イシドラ・オリアン
- 会場:杉並公会堂 小ホール(荻窪駅から徒歩7分)
- 日時:2日間3回公演
- ① 7月14日(月)19:30 開演
- ② 7月15日(火)15:00 開演
- ③ 7月15日(火)19:00 開演
- 上演時間:約50分
- チケット料金:
- S席:13,800円
- A席:12,000円
- B席:8,800円(一部見切れ)
- S席グループ割:2枚以上の購入で1枚13,500円
チケットは以下の方法で購入できます:
まとめ
フロレンシア・オスとイシドラ・オリアンによる『ANTÍPODAS』は、フラメンコの新たな可能性を示す作品です。双子の姉妹が織りなす独自の世界観は、多くの観客に深い印象を与えることでしょう。シンプルな舞台装置と音楽、そして哲学的なテーマが融合し、観客を引き込むこの作品は、アジアでの初演という貴重な機会です。
以下に、本記事で紹介した内容をまとめた表を示します。
項目 | 詳細 |
---|---|
公演名 | ANTÍPODAS(アンティポダス) |
出演者 | フロレンシア・オス、イシドラ・オリアン |
会場 | 杉並公会堂 小ホール |
日時 | 7月14日(月)19:30、7月15日(火)15:00、19:00 |
上演時間 | 約50分 |
チケット料金 | S席:13,800円、A席:12,000円、B席:8,800円 |
チケット購入方法 | LivePocket、イープラス、フォーム |
この作品は、アートや音楽に興味を持つ人々にとって、見逃せないイベントとなるでしょう。ぜひ、フラメンコの新たな魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
参考リンク: