7月2日開催「第2回全国冷凍野菜アワード」受賞商品発表
ベストカレンダー編集部
2025年7月5日 11:42
全国冷凍野菜アワード2025
開催日:7月2日

第2回 全国冷凍野菜アワードの受賞商品が決定
2025年7月5日、冷凍食品PR連盟株式会社および一般社団法人日本野菜ソムリエ協会は、国産の冷凍野菜の魅力を広めるためのイベント『第2回全国冷凍野菜アワード』を開催しました。このアワードは、野菜のプロである「野菜ソムリエ」が評価・認証を行い、国産冷凍野菜の価値を世の中に発信することを目的としています。表彰式は2025年7月2日に行われ、最高金賞、金賞が授与されました。
受賞商品は、冷凍食品の中でも特に優れた品質を持つものとして選ばれ、その中には以下の4品が最高金賞を受賞しました。
- 熟成黄金ポテト インカのめざめ(カルビーポテト株式会社)
- CO・OP国産野菜の五目あんかけラーメン(日本生活協同組合連合会)
- ドフィノワ じゃがいもグラタン(株式会社ロック・フィールド)
- 凍眠市場 山形県産凍眠シャインマスカット(伊藤忠食品株式会社)

受賞商品の詳細紹介
ここでは、各受賞商品の特徴や受賞理由について詳しく紹介します。

熟成黄金ポテト インカのめざめ
この商品は、カルビーポテト株式会社が手がけた冷凍野菜部門の最高金賞受賞商品です。丸山祐輔部長は、インカのめざめの希少性とその甘さ、奥行きのある風味にこだわり、丁寧に育てられたポテトを使用していることを強調しました。インカのめざめは生育が難しく、限られた収量を確保するために多くの生産者が努力しています。この商品が評価された理由は、熟成されたじゃがいもの甘さを引き出すために、熟成に適した環境を整え、時間をかけて仕上げられている点です。審査員長の西川剛史氏も、インカのめざめの品質と熟成過程を高く評価しました。

CO・OP国産野菜の五目あんかけラーメン
次に紹介するのは、日本生活協同組合連合会が製造した調理冷凍食品部門の最高金賞受賞商品です。このラーメンは、組合員からの要望を受けて国産野菜にこだわり、7種類の国産野菜を使用しています。木下健支所長は、鉄鍋でシャキシャキと炒めた野菜が、スープにうま味を溶け込ませることで、全体の味わいを引き立てていると説明しました。さらに、麺は茹でのびしにくく、食感も楽しめる細麺を使用しているため、調理も簡単で、家庭で手軽に中華料理店の味を楽しむことができます。

ドフィノワ じゃがいもグラタン
株式会社ロック・フィールドが手がけるこの商品は、調理冷凍食品部門の最高金賞を受賞しました。田中直正室長は、デパ地下での惣菜販売の経験を生かし、こだわりのじゃがいもを使用して丁寧に作られていることをアピールしました。スライスしたじゃがいもを重ね、ホワイトソースとともに仕上げられたこのグラタンは、電子レンジで簡単に調理可能でありながら、香ばしさとチーズの風味を楽しむことができる高級感あふれる一品です。

凍眠市場 山形県産凍眠シャインマスカット
最後に紹介するのは、伊藤忠食品株式会社の冷凍フルーツ部門での最高金賞受賞商品です。富永進一朗課長は、農家が手塩にかけて育てたシャインマスカットを旬の時期に収穫し、最適なタイミングで凍結することで、品質を維持していると述べました。この凍眠シャインマスカットは、房から外して一粒ごとに冷凍されており、半解凍後すぐに食べられる手軽さが魅力です。フルーツの収穫時期を逃さず、1年中楽しむことができる点も高く評価されました。

金賞受賞商品一覧
最高金賞以外にも、多くの優れた商品が金賞を受賞しました。以下にその一覧を示します。
商品名 | 製造会社 | 部門 |
---|---|---|
OK冷凍フルーツ国産レモン輪切り | 岡本食品株式会社 | 冷凍フルーツ部門 |
ひんやりみかん | 岡本食品株式会社 | 冷凍フルーツ部門 |
げんきモリモリ生餃子(ブロッコリー餃子) | 株式会社ビッグファイブ | 調理冷凍食品部門 |
素材のおいしさうらごしかぼちゃ | マルハニチロ株式会社 | 冷凍野菜部門 |
みくりや餃子(水掛け菜入り) | 餃子製作所土竜 | 調理冷凍食品部門 |
手包み大葉餃子 | 餃子屋 はまだ | 調理冷凍食品部門 |
北海道シューストポテト | カルビーポテト株式会社 | 冷凍野菜部門 |
北海道厚切りポテチカット | カルビーポテト株式会社 | 冷凍野菜部門 |

アワードの意義と今後の展望
このアワードは、冷凍技術を活用することで、忙しい現代人にとって手軽に健康的で豊かな食生活を実現する手助けをしています。特に冷凍野菜は、下処理が済んでいるため、料理に簡単に活用できる点が大きな魅力です。また、長期保存が可能であるため、農業や工場における大規模生産を実現し、食品ロスの削減にも寄与しています。
西川剛史審査員長は、日本の冷凍野菜の多くが外国産である現状を踏まえ、国産冷凍野菜の比率を上げることが日本の農業を盛り上げるために重要であると述べています。このアワードを通じて、国産冷凍野菜の魅力を見直し、さらなる発展を期待しています。

まとめ
第2回 全国冷凍野菜アワードでは、国産冷凍野菜の魅力と価値が再認識され、優れた商品が多数選ばれました。受賞商品は、どれも生産者のこだわりが詰まったものであり、今後の冷凍食品市場の発展に寄与することが期待されます。以下に、受賞商品をまとめました。
賞 | 商品名 | 製造会社 |
---|---|---|
最高金賞 | 熟成黄金ポテト インカのめざめ | カルビーポテト株式会社 |
最高金賞 | CO・OP国産野菜の五目あんかけラーメン | 日本生活協同組合連合会 |
最高金賞 | ドフィノワ じゃがいもグラタン | 株式会社ロック・フィールド |
最高金賞 | 凍眠市場 山形県産凍眠シャインマスカット | 伊藤忠食品株式会社 |
金賞 | OK冷凍フルーツ国産レモン輪切り | 岡本食品株式会社 |
金賞 | ひんやりみかん | 岡本食品株式会社 |
金賞 | げんきモリモリ生餃子(ブロッコリー餃子) | 株式会社ビッグファイブ |
金賞 | 素材のおいしさうらごしかぼちゃ | マルハニチロ株式会社 |
金賞 | みくりや餃子(水掛け菜入り) | 餃子製作所土竜 |
金賞 | 手包み大葉餃子 | 餃子屋 はまだ |
金賞 | 北海道シューストポテト | カルビーポテト株式会社 |
金賞 | 北海道厚切りポテチカット | カルビーポテト株式会社 |
このアワードを通じて、国産冷凍野菜の重要性が再確認され、今後の市場の発展が期待されます。
参考リンク: