2025年6月24日開催「未来のおむつコレクション」大阪万博で革新デザイン披露
ベストカレンダー編集部
2025年7月4日 14:21
未来のおむつコレクション
開催日:6月24日

「EXPO 2025 大阪・関西万博」でのファッションコースの活躍
京都精華大学のデザイン学部ファッションコースは、2025年7月4日に大阪・夢洲で開催された「EXPO 2025 大阪・関西万博」において、『O-MU-TSU WORLD EXPO 未来のおむつコレクション』に参加しました。このイベントは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が主催し、さまざまなバックグラウンドを持つ方々が参加できることを目的としています。
特に注目すべきは、株式会社ワコールとのコラボレーションです。ワコールは、下着やファッション関連の製品を手掛ける企業であり、今回のイベントにおいては、学生たちがデザインした作品を発表する機会を提供しました。

おむつコレクションの概要と目的
「O-MU-TSU WORLD EXPO」は、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会が主催するもので、6月24日に万博会場内で開催されました。このイベントは、おむつをテーマにしたトークショーやコレクションを中心に構成されており、参加者が楽しみながらおむつを身近なものとして捉えることを目的としています。
おむつコレクションでは、従来の製品とは異なる革新的なデザインのおむつが披露されました。特に、さまざまな企業が参画し、デザイン性の高い31点のおむつがファッションショー形式で発表されました。これにより、機能性を保ちながらも、おしゃれなアイテムとしておむつを再定義する試みが行われました。

京都精華大学とワコールのコラボレーション
京都精華大学のデザイン学部ファッションコースは、これまでにワコールと産学連携を行ってきました。学生たちは、商品の製造工程で発生する残素材を利用し、持続可能な作品づくりを進めています。万博のSDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みとして、廃材を新たな作品として蘇らせることを目指しています。
今回のコレクションにおいても、学生たちはおむつに対するネガティブなイメージを払拭し、誰もが楽しめるデザインを考案しました。以下は、参加した学生の情報です。
- 初田真悟(4年生)
- 安江心良(4年生)
彼らは、会場となるシャインハット前で作品を発表しました。

ファッションデザイン専攻の教育方針
京都精華大学のファッションデザイン専攻は、「着る人」のためのデザインを追求し、ファッションの力で社会をより良く変えることを目指しています。学生は、服づくりの技術だけでなく、ニーズ調査やプロモーション方法なども学びながら、社会の課題を解決するファッションのあり方を研究しています。
また、指導教員の小北光浩氏は、ファッション業界での豊富な経験を持ち、学生たちに実践的な指導を行っています。彼の背景には、アパレルデザイナーやテーラーのデザイナーとしての経験があり、教育と自身のブランド運営を両立させています。

京都精華大学の社会連携と大学情報
京都精華大学は、文化・芸術教育研究活動と社会を結びつけ、学生が実社会から与えられる課題に取り組む実践的な教育活動を通じて、教育研究活動の向上を目指しています。大学の設立は1968年で、表現を通じて社会に貢献する人材を育成しています。
以下は、京都精華大学に関する基本情報です。
名称 | 京都精華大学 |
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学長 | 澤田 昌人 |
所在地 | 京都市左京区岩倉木野町137 |
最寄り駅 | (1)京都市営地下鉄「国際会館」駅から スクールバスで約10分 (2)叡山電鉄「京都精華大前」駅から 徒歩すぐ |
URL | https://www.kyoto-seika.ac.jp/ |
https://twitter.com/seika_sekai | |
学部 | 人文学部・メディア表現学部・芸術学部・デザイン学部・マンガ学部 |
大学院 | 芸術研究科・デザイン研究科・マンガ研究科・人文学研究科 |
今回の「EXPO 2025 大阪・関西万博」でのファッションコースの取り組みは、持続可能なファッションの未来を切り開く一歩となるでしょう。学生たちの創造性と社会的な意義を持ったデザインが、今後のファッション業界にどのような影響を与えるのか、注目されます。
参考リンク: