2025年10月開始 川崎市セブンイレブンでAED貸出し開始へ

川崎市セブンAED設置協定

開催日:10月1日

川崎市セブンAED設置協定
なんで川崎市のセブンイレブンにAEDが設置されるの?
夜間や休日の公共施設が閉まっている時間でも、市民が緊急時に救命活動できるように身近なコンビニにAEDを設置するためです。
AEDの設置はいつから始まるの?
川崎市内のセブン‐イレブン208店舗でのAED設置は2025年10月1日から貸出しが開始されます。

川崎市とセブン‐イレブン・ジャパンのAED設置に関する基本協定

2025年7月1日、川崎市では、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとの間で、コンビニエンスストアへのAED(自動体外式除細動器)設置に関する基本協定が締結されました。この協定により、川崎市内のセブン‐イレブンの店舗208店舗で、10月1日よりAEDの貸出しが開始されます。これは、夜間や休日においても市民が緊急時に救命活動を行える地域づくりを促進することを目的としています。

川崎市は、庁舎や学校、スポーツ関連施設、福祉施設などの利用者が多い場所を中心にAEDを設置してきましたが、これらの施設は閉庁時には利用できませんでした。そのため、市民に身近なコンビニエンスストアにAEDを設置することで、より多くの人々が利用できる環境を整えることが求められていました。

AED設置の背景と目的

川崎市では、心停止のリスクが高い場所にAEDを設置し、地域の安全を確保する取り組みを進めています。しかし、公共施設の多くは営業時間が限られており、夜間や休日には利用できないため、緊急時の対応が難しい状況でした。このため、コンビニエンスストアでのAED設置が重要視されるようになりました。

この協定締結により、川崎市内のセブン‐イレブン208店舗にAEDが設置され、地域住民がいつでも利用できる環境が整います。これにより、心停止などの緊急事態に迅速に対応できる体制が整備されることになります。

協定の詳細と設置店舗について

今回の協定には、以下のような内容が含まれています。

  • 協定締結先: 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(本社:東京都千代田区)
  • 設置店舗: 川崎市内208店舗で、令和7年10月1日までに設置予定
  • 協定内容:
    • 川崎市: AEDの設置・撤去、消耗品の交換等管理
    • 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン: 市内各店舗でのAEDの保管及び市民等への貸出
  • スケジュール:
    1. 令和7年7月1日: 協定締結
    2. 令和7年10月~: AEDの設置・運用開始
  • 設置店舗の情報: ガイドマップかわさき及び日本救急医療財団 全国AEDマップ、市のホームページで公開予定

この協定に基づくコンビニエンスストアのAED設置により、川崎市全体でのAEDの設置台数は913台に達する見込みです。これにより、地域の安全性が一層向上することが期待されています。

新たなAEDステッカーの導入

さらに、川崎市はプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」と連携し、AED設置店舗には新たに親しみやすいデザインのAEDステッカーを導入します。このステッカーには、川崎ブレイブサンダースのマスコットキャラクター「ロウル」が採用されており、設置店舗の入り口付近に掲示されます。

このステッカーは、AEDの設置場所を分かりやすく示す役割を果たし、地域住民が緊急時に迅速にAEDを見つける手助けとなります。視覚的に訴えかけるデザインにより、AEDの認知度向上にも寄与することが期待されています。

まとめ

川崎市と株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとの協定締結は、地域の安全を高めるための重要な一歩です。これにより、夜間や休日においても市民がAEDを利用できる環境が整備され、心停止などの緊急事態に迅速に対応できる体制が構築されます。

以下に、今回の協定の主要な内容をまとめました。

項目 内容
協定締結先 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン
設置店舗数 208店舗
協定内容 AEDの設置・撤去、管理、貸出
スケジュール 令和7年10月から運用開始
ステッカーのデザイン 川崎ブレイブサンダースのマスコット「ロウル」を採用

このように、川崎市とセブン‐イレブン・ジャパンの協定は、地域における緊急時の対応力を高める重要な取り組みであり、地域住民にとっても安心できる環境を提供するものです。