2025年7月19日開幕 阪本牙城の画業を辿る初企画展

阪本牙城タンクロー展

開催期間:7月19日〜9月28日

阪本牙城タンクロー展
阪本牙城ってどんな人?
阪本牙城はロボット漫画『タンク・タンクロー』の作者であり、水墨画家としても知られる画家。彼の作品は日本SF漫画の元祖とされ、戦前の子どもたちに人気を博しました。
展覧会では何が見られるの?
展覧会では『タンク・タンクロー』の漫画原画や未発表の水墨画など約200点を展示。漫画の歴史的資料や禅に傾倒した後期の水墨画も楽しめます。

阪本牙城の画業を振り返る初めての企画展が開催

たましん美術館(東京都立川市緑町3-4)は、2025年7月19日(土)より「生誕130年 阪本牙城 タンク・タンクロー展」を開催します。この展覧会は、現在のあきる野市に生まれた阪本牙城の画業を紹介する初めての試みです。阪本牙城は、朝ドラでも登場したロボット漫画の先駆け『タンク・タンクロー』の作者であり、優れた水墨画家でもあります。

展覧会では、阪本牙城の代表作である『タンク・タンクロー』を中心に、さまざまな漫画作品や水墨画を通じて彼の全貌を紹介します。特に『タンク・タンクロー』は「日本SF漫画の元祖」とも称され、1934年に誕生した作品として、漫画史において重要な位置を占めています。

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『タンク・タンクロー』の魅力と歴史

『タンク・タンクロー』は、丸い鉄球の胴体に8つの丸い窓を持つキャラクターが、刀やピストル、大砲、翼などを出して悪者をやっつけるというストーリーが特徴です。このキャラクターは、戦前の子どもたちに絶大な人気を誇り、阪本牙城はその作品によって一躍人気作家となりました。

本展では、阪本牙城の画業の全貌を紹介するために、以下のような見どころがあります。

  • 初の阪本牙城展:『タンク・タンクロー』をはじめとする多くの漫画作品や水墨画が展示されます。
  • 漫画原画と初公開資料:タンクローの貴重な漫画原画やアイデアノート、未発表の水墨画など約200点の作品・資料が展示されます。
  • 禅と水墨画:戦後、禅の世界に傾倒した牙城が制作した水墨画も豊富に紹介されます。
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展覧会の詳細情報

以下に、展覧会の詳細情報をまとめました。

項目 詳細
会期 2025年7月19日(土)~9月28日(日)
会場 たましん美術館(〒190-8681 東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫1階)
主催 公益財団法人たましん地域文化財団
協力 タンクロー出版、五日市郷土館、高幡不動尊金剛寺、梅洞寺、LINE Digital Frontier 株式会社
後援 あきる野市、あきる野市教育委員会、立川市教育委員会
開館時間 10:00 ~ 18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日(祝休日の場合、翌平日休館)
入館料 500円、高・大生300円(中学生以下無料)
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関連企画とワークショップの開催

本展では、阪本牙城の作品をより深く理解するための関連企画も用意されています。以下にその内容を紹介します。

  • ギャラリートーク:出品作品について解説するトークイベントが開催されます。日時は8月8日(金)14:00~14:30、講師は藤森梨衣(本展企画者/女子美術大学美術館学芸員)です。参加費は無料ですが、別途入館料が必要です。
  • ワークショップ:「まるで科学実験?キッチンリトグラフでタンクローの版画を作ろう!」が8月23日(土)に開催されます。参加費は1000円で、対象は中学生以下(小学3年生以下は保護者同伴必須)です。

まとめ

阪本牙城の画業を紹介する「生誕130年 阪本牙城 タンク・タンクロー展」は、彼の漫画作品や水墨画を通じて、その魅力を多角的に体験できる貴重な機会です。展覧会では、初公開の資料や作品が多数展示されるため、阪本牙城の世界を深く理解することができるでしょう。

以下に本展の重要な情報をまとめました。

項目 詳細
会期 2025年7月19日(土)~9月28日(日)
会場 たましん美術館
入館料 500円(高・大生300円、中学生以下無料)
関連企画 ギャラリートーク、ワークショップ

阪本牙城の作品を通じて、彼の独自の視点や表現方法に触れることができるこの機会をお見逃しなく。詳細な情報は、たましん美術館の公式サイトをご覧ください。

参考リンク: