6月開催IMCAS AsiaでTCB宗像医師が中高齢者の二重埋没法成績を発表

中高齢者二重埋没発表

開催期間:6月6日〜6月8日

中高齢者二重埋没発表
中高齢者の二重埋没法って若い人とどう違うの?
中高齢者は皮膚のたるみがあるため、二重埋没法の再施術や抜糸の発生率が若年者より高いですが、有効な選択肢として利用されています。
TCBの宗像医師はどんな研究を発表したの?
宗像医師は中高齢者の上まぶたの皮膚たるみを伴う埋没式重瞼術の中期成績を国際学会IMCAS Asia 2025で発表しました。

TCB宗像寿祥医師が国際美容外科学会「IMCAS ASIA」にて中高齢者に対する二重埋没法の中期成績を発表

2025年7月1日、TCB東京中央美容外科(以下「TCB」)は、同院の宗像寿祥医師が2025年6月6日から6月8日までタイのバンコクで開催された国際美容医療学会「IMCAS Asia 2025」において、中高齢者に対する二重埋没法の中期成績について発表したことを報告しました。TCBは日本全国に105院を展開し、幅広い年代の患者様に対応する美容クリニックとして知られています。

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IMCAS Asia 2025における発表内容

IMCAS Asia 2025は、アジア最大級の美容医療国際学会であり、2025年の開催では3,318人の参加者が集まりました。宗像医師が発表した演題は「UMEDA study: Upper eyelid burial surgery for middle-aged and elderly patients with dermatochalasis」であり、上眼瞼皮膚弛緩を伴う中高齢者に対する埋没式重瞼術の中期成績をテーマとしています。

発表は6月6日(金)の11:00から13:00のプログラム「FACE SURGERY Blepharoplasty」にて行われました。発表者は宗像寿祥医師とTCB理事長の寺西宏王医師です。

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研究の背景と目的

中高年齢者において、重瞼術を希望する患者は上眼瞼の皮膚弛緩を伴っていることが多く、根治的治療としては余剰皮膚の切除が一般的です。しかし、埋没式重瞼術も重要な選択肢とされており、若年者と中高年齢者の成績を比較し、後方視的に解析することが研究の目的です。

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研究の方法と結果

研究対象は、単一施設で行った埋没式重瞼術の中から、45歳以上の女性291例と18歳から39歳の女性530例を選定しました。埋没式重瞼術の再施術や埋没糸の抜糸をイベントとして定義し、観察期間内のイベント回避率を検討しました。

平均観察期間は9.5か月であり、中高齢者群では45例(15.6%)にイベントが発生したのに対し、若年者群では38例(7.2%)でした。術後12ヶ月での累積イベント発生率は、中高齢者群が17.2%、若年者群が7.2%と報告されています。この結果から、中高年齢者に対する埋没式重瞼術は、若年者に比べてイベント発生率が高いものの、選択肢の一つとして有効であることが示されました。

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IMCAS Asia 2025の開催概要

IMCAS Asia 2025は、以下の概要で開催されました。

  • 日程:2025年6月6日(金)~2025年6月8日(日)
  • 場所:The Athenee Hotel(タイ・バンコク)
  • 参加者数:3,318人
  • 講演者数:310人
  • セッション数:104
  • 出展数:123
  • 公式サイト:IMCAS公式サイト
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TCBの学術研究活動について

TCBは、学術研究活動にも力を入れており、これまでに多くの研究を発表しています。以下は、最近の研究テーマの一部です。

  1. 2025年6月:「Ideal Nasal Angle Preferences Among Japanese People: A Prospective Observational Study on Aesthetic Perception」
  2. 2025年6月:「Comparison of Long-Term Stability Between Continuous and Two-Point Buried Suture Methods in Double Eyelid Surgery」
  3. 2025年6月:「Thread Rhinoplasty With Different Methods of Barbed Thread Implantation」
  4. 2025年6月:「Serious Complications of Hyaluronic Acid Fillers-A Retrospective Study of 290,307 Cases」
  5. 2025年2月:「Demographic Data of Orbital Fat Removal for Dark Circles Under Eyes in Nationwide Cosmetic Surgery Group」

これらの研究は、TCBが美容医療の進展に貢献し、患者様により良い医療を提供するための基盤となっています。

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TCBのクリニック概要

TCB東京中央美容外科は、全国に105院を展開し、身体への負担が少ないプチ整形から本格的な美容整形まで、多様なメニューを取り揃えています。患者様の「キレイを幸せに」を実現することを目指し、徹底したカウンセリングとシミュレーションを通じて、理想の美を追求しています。

以下は、TCBの基本情報です。

クリニック名 TCB東京中央美容外科
理事長 寺西 宏王
クリニック数 105院(2025年7月時点)
診療時間 9:00~19:00(9:00~10:00はカウンセリングのみ・一部の院では診療時間が異なります)
休診日 院により異なります
公式サイト TCB公式サイト

TCBは、美容医療の分野において、研究発表を通じての情報共有や技術の向上に努めています。宗像医師の発表は、その一環として注目されるものであり、今後もさらなる発展が期待されます。