7月3日・9日 横浜中学校で大学生考案の給食提供
ベストカレンダー編集部
2025年7月1日 13:57
大学生考案給食提供
開催期間:7月3日〜7月9日

関東学院大学栄養学部の学生が考案した献立が横浜市の中学校給食に登場
横浜市教育委員会事務局と関東学院大学栄養学部の寺本あい准教授が率いるゼミナールが連携し、新たな中学校給食の献立を考案しました。この取り組みは、大学生と中学生の共同作業によって行われ、給食の魅力を高めることを目的としています。特に、大学生の新鮮なアイデアを取り入れた献立が特徴です。
2025年7月3日と9日には、実際に横浜市立中学校で提供される予定です。中学生の意見も反映されており、彼らが試作・試食を通じて選定した献立は、地産地消や旬の食材をテーマにしています。

採用された献立の詳細
採用された献立は、以下の2つのテーマに基づいています。
- 7月3日:地産地消の良さを知ろう
- 夏野菜ドライカレー
- チキンナゲット
- 湘南ゴールドゼリー
- ピリ辛きゅうり
- キャベツとにんじんのスープ
- 7月9日:旬の食材を知ろう
- 豆腐ハンバーグ トマトソース
- コールスローサラダ
- レモンゼリー
- オクラとチーズのおかか和え
- 冬瓜スープ
これらの献立は、地域の新鮮な食材を活用し、栄養バランスを考慮した内容になっています。特に、夏野菜ドライカレーや豆腐ハンバーグは、健康的でありながらも中学生に人気のあるメニューです。

関東学院大学栄養学部 寺本ゼミナールでの取り組み
寺本ゼミナールでは、栄養満点で中学生が食べやすい献立を考案するために、10献立を作成しました。令和6年7月には、市の栄養士による特別講義を行い、中学校給食の基本的な考え方についてのレクチャーが行われました。
その後、ゼミ生8名が2グループに分かれ、7月から11月にかけて各グループが5献立を作成しました。12月には、関東学院大学にて試食会を開催し、最終候補となる献立を各グループから2献立ずつ選定し、栄養士による講評も受けました。
このプロセスを通じて、学生たちは実際の給食に必要な栄養価や調理方法について深く学ぶことができました。

中学校での取り組み
令和7年1月には、浦島丘中学校(神奈川区)と新田中学校(港北区)の生徒たちが、最終候補の献立の主菜を実際に試作・試食しました。それぞれの学校で2つずつの献立が作られ、最終的にどちらの献立が良かったかを、同中学校の生徒27名にアンケートを実施して選定しました。
具体的には、以下の献立が試作されました:
- 浦島丘中学校の家庭科部
- 豆腐ハンバーグ、ねぎ塩焼き鳥
- 新田中学校の料理部
- 夏野菜ドライカレー、鮭のラビコットソース
このように、実際に中学生が関わることで、彼らの意見や好みを反映した献立が選ばれることとなりました。

今後のスケジュール
これまでの取り組みを経て、今後のスケジュールは以下の通りです:
日付 | 内容 |
---|---|
令和6年7月5日 | 関東学院大学栄養学部寺本ゼミナールへの特別講義 |
令和6年7月~11月 | 大学生が試作を重ねて10献立を作成(1週間分5献立×2グループ) |
令和6年12月20日 | 試食会(4献立) |
令和7年1月 | 中学生が2献立の試作・試食の上、1献立を選定(2校) |
令和7年7月3日、9日 | 中学校給食に献立化 |
関東学院大学栄養学部は、「食生活」と「健康管理」をテーマに、食品の機能と生体の仕組みを学ぶ男女共学の管理栄養士養成課程です。寺本ゼミナールは、調理科学分野を専門としており、栄養バランスだけでなく、食材を生かした美味しい料理を提案しています。
大学生と中学生の試作の様子は、横浜市中学校給食公式インスタグラムにも掲載予定です。これにより、より多くの人々がこの取り組みを知り、食育の重要性を感じることが期待されます。
以上の内容を通じて、関東学院大学と横浜市の中学校が協力し、地域の食材を活用した栄養価の高い給食メニューを提供することが実現しました。今後の展開にも注目が集まります。
参考リンク: