7月17日開幕!天狼院書店が挑む新感覚演劇『劇場版 百秘本物語』

劇場版百秘本物語上演

開催期間:7月17日〜7月21日

劇場版百秘本物語上演
天狼院書店が演劇をやるってどういうこと?
天狼院書店は本だけでなく体験を提供する次世代型書店で、今回『劇場版 百秘本物語』という映画と演劇を組み合わせた新しい試みに挑戦します。
『劇場版 百秘本物語』ってどんな内容?
囚われた少女たちが本を読んでミッションをクリアし脱出を目指す物語で、ショートムービー版の続きとなる演劇版で結末が描かれます。

次世代型書店が挑む新たな演劇プロジェクト

株式会社東京プライズエージェンシーが運営する次世代型書店「天狼院書店」が、この夏に演劇上演に挑戦します。全国5店舗で展開するこの書店は、「本だけではなくその先の体験」を提供することを目指しており、特に旗艦店である「天狼院カフェSHIBUYA」で「映画×演劇」の新しい試みを行います。

このプロジェクトの一環として、2025年7月17日から21日にかけて上演されるのは『劇場版 百秘本物語』です。演劇のチケットは3,850円で、オンライン観劇も可能であり、最終日には他店でのライブビューイングも実施されます。

衰退する書店業界に、起死回生の一手となるか!? 本屋が取り組む本気の演劇プロジェクト『劇場版 百秘本物語』上演決定! 画像 2

『劇場版 百秘本物語』の詳細

『劇場版 百秘本物語』は、昨年から天狼院書店がInstagramやYoutubeで無料公開してきたショートムービーシリーズを基にした作品です。この物語では、囚われた少女たちが何者かによって本を読まされ、そのミッションをクリアすることで無事に帰還できることが約束されています。彼女たちが本を読み終えたタイミングで流れる不気味な音声が、この作品の緊迫感を一層高めています。

ショートムービー版では、4名の女性が囚われており、彼女たちのその後は描かれていません。この続きが演劇版でどのように展開されるのか、非常に興味深いところです。

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「秘本」とは何か?

本作に登場する「秘本」は、天狼院書店が独自に展開する書籍商品です。購入には三つのルールを守る必要があり、これが本の神秘性を高めています。具体的には、

  • タイトルは秘密です。
  • 返品はできません。
  • 他の人には教えないでください。

この「秘本」は、黒いブックカバーに包まれた異様な外見を持ち、天狼院書店の人気商品として展開されています。新たにセレクトされた100冊が「百秘本」として販売されており、ショートムービーではその物語にインスピレーションを受けた別の物語が展開されます。

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書店が演劇に取り組む理由

天狼院書店は、「本だけではなくその先の体験」を提供することを理念としており、書籍に書かれた情報やその先に得られる貴重な体験を広く「本」と定義しています。このような理念は、右肩下がりを続ける出版業界においても特異な存在として注目されています。

書店は書籍だけでなく、講座やイベントの企画運営も行っており、特に「AI系講座」が人気を集めています。これにより、全国から多くの参加者が集まることができています。代表の三浦は、AIやデジタル優勢の流れが続く中で、アナログの価値が再認識されると確信しています。

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演劇の価値

演劇は生の俳優が演技し、その熱量や空気感を楽しむエンターテイメントです。デジタルやAI技術が進化する現代において、アナログの価値が再評価されることは、天狼院書店が目指す「体験」の提供においても重要です。

今回の演劇は、先行して公開された映画(ショートムービー)の上映とセットで行われ、物語の解決編を楽しむためには映画版の展開を知っていることが望ましいです。出演者には、女優の悠木紫真や藤咲めぐみ、下口ひなな、石綿大夢が名を連ねています。

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公演概要とチケット情報

『劇場版 百秘本物語』の公演は以下のように予定されています。

日時 内容
7月17日(木) 映画上映17:00、演劇上演19:30
7月18日(金) 映画上映17:00、演劇上演19:30
7月20日(日) 映画上映11:30、演劇上演14:00、映画上映17:00、演劇上演19:30
7月21日(月) 映画上映11:30、演劇上演14:00、映画上映17:00、演劇上演19:30

公演は天狼院カフェSHIBUYAで行われ、各回50名様限定の観劇ができます。また、オンライン鑑賞も可能で、通信環境が整っていればどこからでも参加できます。特に、7月21日の千秋楽には名古屋、京都、福岡の各店舗でパブリックビューイングも開催されます。

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料金と注意事項

チケット料金は全共通で3,850円(税込)です。特別イベントのため、天狼院読書クラブ会員価格の設定はありません。また、会場は通常の劇場環境とは異なるため、周囲の環境音が入る場合があります。

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まとめ

今回の『劇場版 百秘本物語』は、次世代型書店である天狼院書店が新たに挑む演劇プロジェクトです。書店業界の衰退が叫ばれる中、書店が演劇に取り組むことで新しい価値を提供しようとしています。演劇を通じて、アナログの価値を再認識し、観客に新たな体験を提供することを目指しています。

公演の詳細やチケット申し込みについては、公式ホームページをご覧ください。以下に、今回のイベントの要点をまとめます。

項目 詳細
公演名 劇場版 百秘本物語
日時 2025年7月17日〜21日
場所 天狼院カフェSHIBUYA
料金 3,850円(税込)
出演者 藤咲めぐみ、悠木紫真、下口ひなな、石綿大夢
オンライン鑑賞 あり
パブリックビューイング 名古屋、京都、福岡で開催

このように、天狼院書店が展開する新しい試みが、書店業界の未来にどのように影響を与えるのか、注目されるところです。

参考リンク: