2025年6月30日発表|大阪・関西万博の来場意向と満足度が上昇

大阪・関西万博調査結果

開催日:6月30日

大阪・関西万博調査結果
大阪・関西万博の来場者はどれくらいいるの?
全国の来場意向は33.7%で、特に京阪神圏は51.7%、20代では41.8%と高く、多くの人が来場を検討しています。
来場者の満足度はどのくらい?
来場者の満足度は全体で73.0%に達し、特に20代は81.9%が満足しており、若年層の評価が高い結果となっています。

2025年大阪・関西万博の来場意向と満足度に関する調査結果

2025年6月30日、株式会社三菱総合研究所は、2025年大阪・関西万博の開幕後の来場意向や満足度に関する調査結果を発表しました。この調査は、全国3,000人を対象に実施され、万博の開催前に行った過去4回の調査結果と比較・分析されています。また、2025年5月13日までに万博を訪れた来場者500名に対しても満足度調査が行われました。これらの結果を通じて、万博の会期後半に向けた機運醸成とレガシーの創造に貢献することを目指しています。

2025年大阪・関西万博 開幕後、来場意向は急上昇、満足度7割超 画像 2

調査の主な結果

調査結果の概要は以下の通りです。全国での来場意向は33.7%、特に京阪神圏では51.7%、20代では41.8%と高い数値を示しています。また、来場者の満足度は全体で73.0%、京阪神圏では74.7%、20代では81.9%に達しました。

2025年大阪・関西万博 開幕後、来場意向は急上昇、満足度7割超 画像 3

来場意向の上昇

全国での来場意向は、前回調査(2024年10月)の24.0%から9.7ポイント上昇し、33.7%となりました。特に京阪神圏では、前回の36.3%から15.4ポイント上昇し、51.7%に達しています。年代別に見ると、30-39歳の来場意向が19.5%から16.4ポイント上昇し、35.9%となり、20-29歳の来場意向が41.8%と最も高い数値を示しています。

2025年大阪・関西万博 開幕後、来場意向は急上昇、満足度7割超 画像 4

来場の障壁

来場意向があるものの、実際に来場していない層に対して尋ねたところ、主な障壁として以下の3つが挙げられました。

  • 混雑や行列に関する不安
  • チケットの価格が高い
  • 会場での費用が不明

これらの障壁を解消することで、より多くの人々の来場を促進することが期待されます。

2025年大阪・関西万博 開幕後、来場意向は急上昇、満足度7割超 画像 5

来場者の満足度

2025年5月13日までの来場者に対する満足度調査では、全体で73.0%が「大変満足」または「満足」と回答しました。特に京阪神圏では「大変満足」の割合が30.3%と最も高く、首都圏では21.0%、中京圏では20.0%という結果が得られました。年代別では、20-29歳の満足度が81.9%、その内「大変満足」は33.1%と最も高い数値となっています。

2025年大阪・関西万博 開幕後、来場意向は急上昇、満足度7割超 画像 6

万博の影響

調査では、万博が今後の社会や人々に与える影響についても尋ねられました。以下のような意見が上位に挙げられています。

  1. 万博をきっかけに新しい技術や商品・サービスが生まれる
  2. 人々の海外の国々への興味・関心が高まる
  3. 様々な国や企業間で新しい協力や連携が生まれる
  4. 人々のデザインや建築への興味・関心が高まる

これらの結果は、万博が持つ潜在的な価値を示しており、今後の発展に期待が寄せられています。

現状分析と今後の課題

調査結果からは、開幕後に全国の来場意向が上昇していることが示されています。特に京阪神圏や若年層を中心に盛り上がりを見せている状況です。しかし、来場の障壁として挙げられた混雑や費用に関する不安を解消することが、今後の課題となります。特に遠方からの来場者や高齢層の不安を取り除く施策が必要です。

混雑緩和への取り組み

混雑については、既にさまざまな施策が講じられていますが、その内容や効果に関する認知を広げることが重要です。来場者満足度が7割を超えたことは、万博の魅力を示す一方で、さらなる来場促進と充実した体験の提供が求められています。

調査概要

調査は以下のように実施されました。

全国万博意識調査
対象: 全国20-60歳代の男女3,000名
時期: 2025年5月
方法: WEBアンケート調査
項目: 2025年大阪・関西万博に関する認知・関心、参加意向等
来場者満足度調査
対象: 万博に来場した経験のある京阪神圏・首都圏・中京圏の20-60歳代の男女500名
時期: 2025年5月
方法: WEBアンケート調査
項目: 2025年大阪・関西万博の満足度、リピート意向等

調査結果は、万博の現状を把握する上で非常に重要なデータとなります。

まとめ

項目 全国 京阪神圏 20代
来場意向 33.7% 51.7% 41.8%
満足度 73.0% 74.7% 81.9%
主な障壁 混雑や行列の不安、チケット価格、高会場費用 同上 同上

以上の結果を踏まえ、万博の成功に向けた取り組みが求められます。来場者の期待に応えるための施策が今後の鍵となるでしょう。

参考リンク: