2025年6月18日開催 岡山大学の海外留学危機管理ガイダンスと保険説明会
ベストカレンダー編集部
2025年6月29日 11:07
危機管理ガイダンス開催
開催日:6月18日

岡山大学が開催した海外留学に向けた危機管理ガイダンス
2025年6月18日、国立大学法人岡山大学は、海外渡航を予定する学生やその関係部局を対象に「危機管理ガイダンスおよび海外留学保険説明会」をオンラインで開催しました。このイベントには教職員と学生を合わせて122人が参加し、留学に向けた重要な情報を共有しました。
岡山大学の学術研究院共通教育・グローバル領域の大林純子准教授は、冒頭の挨拶で「住み慣れた日本の日常から離れ、留学生活を送る外国では、予見できないさまざまな危険や問題がつきものです。これから向かう海外での留学生活を想像しながら、出発に備えていきましょう」と述べ、参加者に留学に向けた心構えを呼びかけました。

危機管理の重要性と具体的な対策
続いて、特定非営利活動法人「海外留学生安全対策協議会(JCOS)」の山岸優氏が登壇し、危機管理に関する具体的な知識を提供しました。彼は、地下鉄火災や路上強盗などの実例を紹介しながら、「正常性バイアス」や危機に対する意識の重要性について解説しました。これにより、参加者は危機に対する理解を深めることができました。
また、山岸氏は24時間365日対応の危機管理サポート「J-TAS」についても紹介し、トラブル時の連絡先や具体的な対応フローについて説明しました。参加者は実際のシナリオに対して選択式で回答する形式のワークにも取り組み、緊急時の行動についての理解を深めました。

海外留学保険の重要性と内容
次に、東京海上日動パートナーズ中国四国・岡山支社の矢吹慈愛氏が、海外留学保険について詳しく解説しました。彼は、盗難や飛行機の遅延、現地での医療費などに備える「学研災付帯海外留学保険」の具体的な補償内容や申込方法を紹介しました。この保険制度は、学生が安全に渡航するための重要なサポートとなることが強調されました。
留学保険の重要性は、海外での予期せぬトラブルに対する備えを提供することにあります。特に、海外での医療費は高額になる場合が多く、適切な保険に加入することで、経済的なリスクを軽減することができます。

留学準備に必要な手続きの案内
最後に、国際教育推進課の事務職員が、留学時に必要となる「海外渡航登録システム」や「VPN接続設定」等の手続きに関する注意事項を案内しました。これらの手続きは、留学を安全に行うために不可欠なものであり、早めの準備が推奨されました。
岡山大学では、今後も海外渡航を予定する学生が安全かつ安心して学べる環境づくりに努め、危機管理支援と制度整備の強化を進めていく方針です。

まとめ
イベント名 | 内容 | 日付 | 参加者数 |
---|---|---|---|
危機管理ガイダンスおよび海外留学保険説明会 | 危機管理や留学保険についての説明 | 2025年6月18日 | 122人 |
岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、学生の留学を支援するための取り組みを強化しています。これにより、学生が国際的な環境で学び、成長できる機会を提供し続けることを目指しています。
参考リンク: