リコーエレメックスが6月29日よりAI搭載の予実管理クラウド導入で経営効率化
ベストカレンダー編集部
2025年6月29日 09:42
AI搭載予実管理導入
開催日:6月29日

リコーエレメックスがAIエージェント搭載の予実管理クラウドシステムを導入
株式会社リコーのグループ企業であるリコーエレメックス株式会社は、経営管理の高度化と効率向上を目的に、Workdayが提供する予実管理クラウドソリューション「Workday Adaptive Planning」の導入を決定しました。このプロジェクトは、Shearwater Japan株式会社が導入支援を行います。
リコーエレメックスは、2006年より自社開発した業績管理システムを運用してきましたが、システムの老朽化やリコーグループ全体の財務会計刷新に伴い、既存システムとの連携が困難になることが課題となっていました。また、各部署がExcelを用いた独自集計を行うケースが増加しており、数字の信頼性が低下し、ワークフローが年々複雑化していました。

導入の背景と選定理由
リコーエレメックスでは、以下の理由からWorkday Adaptive Planningの採用を決定しました。
- 一貫した業績管理: 予算・実績・KPI(原価差異、歩留まり、良品率等)まで含む業績管理が可能で、自社構築システムでは実現できなかった拡張設定が可能です。
- 直感的な操作性: 事業部主体で運用可能なレポート・ダッシュボード機能があり、本社依存とならずに最新の見通しや予実差を現場が編集できる点が評価されました。
- AI機能: 最新のAI機能により、事業計画の精度向上や意思決定の迅速化が期待できます。上場企業の事例も豊富で、業務への恩恵内容が理解しやすい点も選定理由の一つです。
- 海外展開: 海外グループ会社への展開が可能で、子会社のデータを含めた業績予測管理ができます。
- クラウド型: 継続的な機能アップデートが行われ、将来的な拡張性が高い点も魅力です。
今後の業務改善目標
リコーエレメックスは、Adaptive Planningの導入を通じて以下の業務改善を目指します。
- 部門間で統一された業績管理フォーマットと業務フローの構築
- 予算作成、実績管理における属人的なExcel業務からの脱却
- KPIを含む多面的なデータ分析の実施
- 経営層と経営本部機能部署によるリアルタイムな業績予測の強化
- AI機能を活用した事業計画の精度向上と迅速な経営判断の支援
- 海外グループ各社との連携強化
お客様の声と企業概要
リコーエレメックス株式会社の経営管理グループの石黒氏は、「Adaptive Planningの導入により、従来属人的に行っていた業績管理プロセスを標準化・効率化し、より高精度かつ迅速な経営判断を支える仕組みを整備していきたいと考えています。今後はAI機能も活用し、より戦略的な業績管理を目指します。」と述べています。
リコーエレメックス株式会社の概要は以下の通りです。
会社名 | リコーエレメックス株式会社 |
---|---|
所在地 | 愛知県岡崎市井田町3-69 |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 冨永 康一郎 |
事業内容 | 精密部品の加工、自動化設備や複写機周辺機器の開発・製造・販売 |
URL | リコーエレメックス公式サイト |
ワークデイ株式会社およびShearwater Japan株式会社のコメント
ワークデイ株式会社の八島氏は、「この度、リコーエレメックス様が、Workday Adaptive Planningをご採用いただきましたことを、心より歓迎いたします。Adaptive Planningは、リアルタイムで戦略的な意思決定を支える次世代のプランニングソリューションとして、グローバル標準の業績管理体制構築を強力に支援します。」と述べています。
Shearwater Japan株式会社のバソ氏も、「リコーエレメックス様の業績管理高度化プロジェクトをご支援できることを大変光栄に思います。Workday Adaptive Planningの柔軟な分析・予測機能を活かし、さらなる経営基盤の強化に貢献してまいります。」とコメントしています。
まとめ
リコーエレメックスが導入する「Workday Adaptive Planning」は、経営管理の効率化や業績管理の標準化を目指す重要なステップとなります。AI機能を活用した業務改善や、部門間での統一された業績管理フォーマットの構築が期待されており、企業全体の成長戦略に寄与することが見込まれます。
以下に、今回の導入に関する主要な情報をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
導入企業 | リコーエレメックス株式会社 |
導入システム | Workday Adaptive Planning |
導入目的 | 経営管理の高度化、業績管理の効率化 |
導入支援 | Shearwater Japan株式会社 |
期待される効果 | 迅速な意思決定、業績予測の強化、AI機能の活用 |
このように、リコーエレメックスの新たな一歩が、今後の業務運営にどのように影響を与えるのか、注目されるところです。
参考リンク: