6月26日開始、訪日外国人の動向を国別に見える化する新機能

訪日外国人動向可視化開始

開催日:6月26日

訪日外国人動向可視化開始
訪日外国人の動向ってどうやってわかるの?
クロスロケーションズの新機能は、月間100万IDの訪日外国人スマホ位置情報を元に、居住国別に滞在密度や集客状況を地図上でヒートマップ表示し、動向を高精度に可視化します。
この新機能はどんな場面で役立つの?
観光地の誘致戦略や商業施設の販促施策、自治体の観光政策のエビデンス作成など、訪日外国人の国別動向を活かして効果的なプロモーションや施策立案に活用できます。

訪日外国人の動向を可視化する新機能の提供開始

クロスロケーションズ株式会社は、2025年6月26日より、自社開発の人流データ分析プラットフォーム「Location AI Platform®」に新機能「インバウンドアナリティクス+」を追加しました。この新機能は、訪日外国人旅行者の動向を可視化し、特定エリアにおける訪日外国人の滞在密度や集客状況を「居住国」別に地図上にヒートマップ形式で表示します。これにより、観光業界や自治体、小売・商業施設、消費財メーカー、広告会社など、インバウンド需要を取り込みたいさまざまな現場において、迅速かつ高精度な施策立案が可能となります。

「訪日外国人は今、どこにいる?」インバウンド客の密集エリアを見える化する新機能を提供開始 画像 2

新機能の詳細とその利点

この新機能「[インバウンド] エリア密集マップ」では、月間100万IDの訪日外国人のスマートフォン位置情報データを基に、訪日外国人の滞在傾向を地図上に可視化します。これにより、観光地や商業施設の運営者は、どの国の旅行者が、いつ、どこに多く滞在しているかを的確に把握することができ、効果的なプロモーションを展開するための重要な情報を得ることができます。

特に、国別の「居住国判定」が可能なため、従来のように「外国人全体」として捉えるのではなく、「どの国の旅行者が、どの時間帯に、どこに集中しているか」といった詳細な分析が可能になります。この高精度なデータを基に、スマートフォン広告配信も行うことができ、集客や販売促進に寄与します。

「訪日外国人は今、どこにいる?」インバウンド客の密集エリアを見える化する新機能を提供開始 画像 3

主な機能と特徴

  • 国内最大級100万IDの訪日外国人データ: 世界46億台のスマートフォンから取得された位置情報データを基に、信頼性の高い行動トレンドを可視化します。
  • 高精度な分析: 韓国、台湾、アメリカなどの主要な国からの旅行者が「どのタイミングで」「どのエリアに」集まっているかを分析し、特定の国の旅行者が集中するエリアや時間帯を即座に把握できます。
  • シームレスな広告配信: 可視化・分析したデータを活用し、該当する旅行者のスマートフォンに直接広告を配信することが可能です。

活用シーンと具体例

この新機能は、さまざまなシーンで活用が期待されています。以下に主な活用シーンを示します。

観光地におけるインバウンド誘致戦略の構築

地方観光地や温泉街、農村観光エリアなどで、どの国の訪日外国人が訪れているか、あるいは訪れていないかを把握することで、戦略的な誘致活動に活用できます。例えば、韓国からの観光客が多く訪れているが、欧米系は少ないといった傾向を把握することで、現地語メディアへのプロモーション展開やアクセス改善などの具体策につなげることが可能です。

商業施設周辺での回遊傾向の可視化と販促施策立案

大型ショッピングモールや百貨店、アウトレット周辺にどの国の訪日外国人が集まり、どのエリアを経由して来訪しているかを分析することができます。国籍別の動線傾向をもとに、外国語対応の強化や国別セール・イベントのタイミング設計など、商業施策に活かすことができます。

自治体やDMOの観光政策のエビデンス資料

観光庁への報告や観光地域づくり法人(DMO)による政策立案において、訪日外国人の居住国別の来訪状況や滞在エリアを可視化した資料をエビデンスとして活用できます。これにより、これまで可視化が難しかった取り組みにデータ根拠として活用することができます。

クロスロケーションズ株式会社の概要

クロスロケーションズ株式会社は、「多種多様な位置情報や空間情報を意味のある形で結合・解析・視覚化し、誰でも活用できるようにすること」をミッションとしている企業です。独自技術である「Location Engine™」を開発し、ビジネス活用のためのクラウド型プラットフォーム「Location AI Platform®」や「人流アナリティクス®」を提供しています。これにより、位置情報ビッグデータを活用した企業のビジネス拡大を支援しています。

具体的には、訪日外国人の人流データ分析システム「インバウンドアナリティクス+」などを通じて、インバウンドデータを活用した広告配信や分析サービスを提供し、ロケーションテックを推進しています。

まとめ

クロスロケーションズが提供する「インバウンドアナリティクス+」は、訪日外国人の動向を高精度に可視化し、観光業界や商業施設、自治体における施策立案に役立つ新機能です。特に、訪日外国人の滞在密度や集客状況を居住国別に把握できることは、効果的なプロモーションの展開に寄与します。

以下に、今回の内容をわかりやすくまとめた表を示します。

項目 詳細
提供開始日 2025年6月26日
対象製品 Location AI Platform®、インバウンドアナリティクス+
主な機能 訪日外国人の滞在密度・集客状況の可視化、国別居住国判定、スマートフォン広告配信
活用シーン 観光地誘致戦略、商業施設の販促施策、観光政策のエビデンス資料

このように、クロスロケーションズの新機能は、訪日外国人の動向を把握し、さまざまな施策に活用できる重要なツールとなるでしょう。

参考リンク: