2025年7月2日開催 岡山大学オンラインセミナー「ラクダの東伝」
ベストカレンダー編集部
2025年6月28日 05:50
RIDCセミナーラクダ東伝
開催日:7月2日

岡山大学高等先鋭研究院の新たな試み
国立大学法人岡山大学は、2021年に設立された高等先鋭研究院の文明動態学研究所(RIDC)を通じて、地域中核・特色ある研究大学としての役割を強化しています。学長の那須保友のもとで、人文・社会科学系の研究を推進し、共育共創活動を行うこの研究所は、岡山大学の4つ目の研究所であり、特に人文・社会科学分野に特化した研究を行っています。
RIDCでは、研究成果や進行中のプロジェクトの進捗状況を報告し、討論する「RIDCマンスリー研究セミナー」を定期的に開催しています。これにより、教員や学生が自由に意見を交換し、協力する場を提供しています。セミナーは一般に公開される場合とセミクローズドで行われる場合があり、参加者の幅広い関心を促進しています。

第47回RIDCマンスリー研究セミナーの詳細
第47回となるRIDCマンスリー研究セミナーは、2025年7月2日(水)12:00から13:00までオンラインで開催されます。このセミナーでは、シルクロードにおける「ラクダの東伝」というテーマが取り上げられます。シルクロードは古代から多くの人々が行き交い、物質文化や情報が伝わる重要な交通路でした。
このセミナーのスピーカーには、蘭州大学歴史文化学院の菊地大樹教授が招かれ、ラクダの役割とその歴史的背景について詳しく解説します。特に、ラクダは砂漠の移動において重要な役割を果たし、「砂漠の船」とも称されていることから、乾燥地帯に適応した家畜動物としての価値が強調されます。

ラクダの文化的意義
ラクダは北方草原地帯を代表する家畜の一つであり、遊牧社会において重宝されてきました。これまでの研究では、ラクダの導入は漢代以降とされていましたが、近年の発掘調査によって、その伝来時期が遡る可能性がある遺物が発見されています。これにより、ラクダの東伝に関する理解が深まることが期待されています。
セミナーでは、シルクロードの交流において重要な役割を果たしていたラクダに焦点を当て、その東伝の様相について具体的な事例を交えながら紹介します。これにより、参加者は歴史的な視点からラクダの重要性を再認識することができるでしょう。

参加方法と申込み
このセミナーはどなたでも参加可能で、参加費は無料です。参加を希望される方は、2025年7月1日(火)12:00までに、以下のURLから申し込む必要があります。申し込み後、折り返し参加用のURLが送付されます。
- お申込みURL: https://forms.gle/DZTrjSVphvcsHLSXA
- セミナーポスター: https://ridc.okayama-u.ac.jp/wp-content/uploads/2025/05/RIDC_seminar_202507-2.pdf
参加者には、オンラインプラットフォームZoomを利用して参加していただくことが求められます。事前にアカウントの準備をしておくとスムーズに参加できるでしょう。

過去のRIDCマンスリー研究セミナーの実績
RIDCマンスリー研究セミナーでは、さまざまなテーマが取り上げられており、過去には以下のようなセミナーが開催されてきました。
これらのセミナーは、岡山大学の研究者や学生だけでなく、一般の方々にも広く公開され、学際的な議論を促進する重要な場となっています。

まとめ
第47回RIDCマンスリー研究セミナー「ラクダの東伝」は、2025年7月2日(水)にオンラインで開催される予定です。シルクロードにおけるラクダの重要性を再評価し、歴史的な視点からの理解を深める貴重な機会となるでしょう。参加希望者は、事前に申し込みを行い、ぜひこの機会を活用してください。
項目 | 詳細 |
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イベント名 | 第47回RIDCマンスリー研究セミナー「ラクダの東伝」 |
日時 | 2025年7月2日(水)12:00~13:00 |
開催方法 | オンライン(Zoom) |
スピーカー | 菊地大樹教授(蘭州大学歴史文化学院) |
参加費 | 無料 |
申込み締切 | 2025年7月1日(火)12:00 |
このように、岡山大学の文明動態学研究所は、歴史や文化に関する重要な研究を進める場として、地域社会に貢献し続けています。今後も多様なテーマでのセミナーが予定されており、関心のある方々にとって興味深い内容が提供されることが期待されます。
参考リンク: