2025年6月27日開始、化粧品業界向けAI知財支援システムTokkyo.AI本格展開

Tokkyo.AI提供開始

開催日:6月27日

Tokkyo.AI提供開始
Tokkyo.AIって何ができるの?
Tokkyo.AIはAIエージェントが化粧品や日用品の技術情報を解析し、特許出願用の書類を自動生成。技術の差別化ポイントを明確にして知財化を効率化します。
導入するとどんなメリットがあるの?
模倣リスクの低減や技術契約の明確化が可能で、OEM先とのトラブルを回避。海外展開時の模倣対策や表示規制対応にも役立ち、技術の資産価値を高めます。

リーガルテック社、AIエージェント実装のTokkyo.AIを化粧品・日用品製造業向けに展開

2025年6月27日、リーガルテック株式会社(本社:東京都、代表取締役:佐々木 隆仁)は、AIエージェントを実装した知財支援システム「Tokkyo.AI」を化粧品・日用品製造企業向けに本格的に提供開始することを発表しました。このサービスは、製品のレシピ設計や容器構造、使用方法などの技術資産を特許として戦略的に保護し、活用できるようにするために、AIエージェントが技術情報を解析・書類化し、知財化プロセスの支援と効率化を実現します。

リーガルテック社、AIエージェント実装のTokkyo.AI、化粧品・日用品製造業向けに処方・パッケージ技術の“知財化”支援を本格展開 画像 2

背景:差別化技術が「見えないまま」流出する現実

化粧品や日用品の製造業界では、独自の技術や工夫がしばしば知財として保護されないまま流出してしまう現状があります。特に、以下のような技術が問題視されています:

  • 香料ブレンドや保湿処方などの独自配合技術
  • 機能性キャップやエアレス容器などのユーザー体験設計
  • 発泡や冷感などの感覚演出テクノロジー

これらの技術は、OEM提供や海外展開に活用されることが多く、模倣リスクやブランドの毀損を招く原因となっています。

解決策:AIエージェント実装Tokkyo.AIによる「守れる技術」の見える化と権利化

Tokkyo.AIは、AIエージェントが処方、構造、使用方法に関する技術情報を解析し、特許出願や競合比較に活用できる文書を自動生成・整理する知財支援ツールです。具体的な機能としては、以下のようなものがあります:

  • 配合比率、使用成分、処方条件などの入力情報から、AIエージェントが特許請求項案や要約草案を自動生成。
  • 既存特許との類似や差別化ポイントをAIエージェントが明確化し、弁理士との連携をスムーズに実現。
  • 容器設計や外観構造に関する出願もAIエージェントがサポート。

これにより、企業は「守るべき技術」を洗い出し、書類作成や差別化ポイントの抽出までをワンストップで支援されます。

導入例と導入メリット

Tokkyo.AIを導入したスキンケアブランドでは、以下のような効果が期待されています:

  1. 独自開発した「美容成分ブレンド処方」の出願を実施。
  2. ワンタッチボトルの構造図をAIで整理し、競合品と明確に差別化。
  3. OEM契約先と「技術明示+契約範囲明確化」により、模倣リスクを大幅に低減。

これらの導入メリットにより、企業は感性や経験に基づく“隠れた技術”を知財という資産に変換でき、OEM・ODM先との技術契約において「守るべき範囲」が明確になります。また、海外展開時の模倣対策や表示規制対応にも効果的です。

今後の展開とリーガルテック株式会社の概要

Tokkyo.AIは、医薬品、食品、化学業界での導入実績を活かし、化粧品・日用品業界向けにレシピ、容器、感性設計を“守れる領域”として再定義するソリューションとして展開しています。中堅・新興ブランドの攻めの知財戦略を支援し、“美の技術も、知財で守る時代”を目指しています。

リーガルテック株式会社は、2021年3月に設立され、資本金は3億8,000万円です。代表取締役社長は佐々木 隆仁氏で、所在地は東京都港区虎ノ門です。企業の知財戦略を強力にサポートするため、様々なサービスを提供しています。

まとめ

項目 内容
サービス名 Tokkyo.AI
提供開始日 2025年6月27日
対象業界 化粧品・日用品製造業
主な機能 特許請求項案・要約草案の自動生成、競合比較、容器設計サポート
導入効果 模倣リスクの低減、技術契約の明確化、海外展開時の対策
企業情報 リーガルテック株式会社

Tokkyo.AIは、化粧品業界における創造性、差別化、信頼性を支える「知財インフラ」として、ブランドと技術の未来を守る役割を果たすことを目指しています。

参考リンク: