6月25日発売『成瀬は天下を取りにいく』文庫版が即重版の話題作

文庫版発売と重版決定

開催日:6月25日

文庫版発売と重版決定
成瀬は天下を取りにいくってどんな話?
中学生の成瀬あかりが地元百貨店の閉店を機に夏を捧げる姿を描いた青春小説で、独自の行動が多くの読者に支持されています。
文庫版にはどんな特典があるの?
文庫版購入者にはスマホ用壁紙3種類が提供され、さらに単行本未収録の滋賀県大津市を巡るエッセイも収録されています。

異例の重版決定!『成瀬は天下を取りにいく』の文庫化

株式会社新潮社は、2025年6月26日に、2024年本屋大賞をはじめとする多くの賞に輝いたベストセラー『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)の文庫化を発表しました。発売日は2025年6月25日で、文庫化発表当初から大きな話題を呼んでおり、発売前に早くも2刷が決定、さらに発売翌日の本日、3刷が決定するという異例の事態となりました。シリーズ累計部数は145万部を突破しており、その人気の高さが伺えます。

本作は、著者である宮島未奈さんのデビュー作であり、新潮社主催の第20回「女による女のためのR-18文学賞」において、史上初の3冠(大賞、読者賞、友近賞)を受賞した作品です。物語は、滋賀県大津市に住む中学生・成瀬あかりが、コロナ禍の夏休みに地元の百貨店「西武大津店」が閉店することを知り、幼馴染の島崎に「この夏を西武に捧げようと思う」と宣言して毎日通う姿を描いています。この主人公の独自の行動が、多くの読者から熱烈な支持を受けています。

発売翌日に異例の大重版決定! 森見登美彦さんも大絶賛!本屋大賞受賞作、宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』の文庫化が話題 画像 2

著名人からの絶賛と受賞歴

『成瀬は天下を取りにいく』は、三浦しをん、辻村深月、西川貴教、東村アキコ、友近、Aマッソの加納愛子など、著名な方々からも絶賛のコメントが寄せられています。これにより、本作はただの小説に留まらず、社会現象を巻き起こす存在となっています。

本作は、本屋大賞をはじめとして、さまざまな文学賞やアワードを受賞しました。これらの受賞歴は、作品の質の高さと読者からの支持を示しており、今後の文学界においても注目される作品であることは間違いありません。

発売翌日に異例の大重版決定! 森見登美彦さんも大絶賛!本屋大賞受賞作、宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』の文庫化が話題 画像 3

森見登美彦さんによる文庫解説

文庫版の解説は、著名な作家である森見登美彦さんが担当しています。彼は、成瀬が自分らしく生きることが周囲の人々を自由にし、さらに成瀬自身をも自由にしていく様子を描写しています。この解説は、作品のテーマやメッセージを深く理解する手助けとなるでしょう。

森見さんは、作品の中に込められた作者の切実な願いについても言及しており、読者にとっても非常に興味深い内容となっています。

文庫購入者特典とエッセイ収録

『成瀬は天下を取りにいく』の文庫版を購入した方には、特典としてスマホ用壁紙が提供されます。初版限定特別仕様の琵琶湖ブルースピンを含む3種類の壁紙が用意されており、帯袖のQRコードを使用してダウンロードが可能です。ダウンロード期限は2025年12月24日(水)までとなっているため、早めの購入が推奨されます。

また、文庫巻末には、単行本に未収録のエッセイ「大津ときめき紀行 ぜぜさんぽ」が収録されています。このエッセイでは、成瀬あかりと共に滋賀県大津市膳所を巡り、その魅力を再発見する内容となっています。読者は、作品を通じて地域の文化や風景を楽しむことができるでしょう。

書籍の詳細と著者紹介

書籍の詳細は以下の通りです。

タイトル 成瀬は天下を取りにいく
著者名 宮島未奈
発売日 2025年6月25日
造本 文庫
定価 693円(税込)
ISBN 978-4-10-106141-2
関連リンク 新潮社公式サイト

著者の宮島未奈さんは、1983年に静岡県富士市で生まれ、滋賀県大津市に在住しています。京都大学文学部を卒業後、2021年に「ありがとう西武大津店」で「女による女のためのR-18文学賞」の大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞し、その後2023年に『成瀬は天下を取りにいく』でデビューしました。静岡書店大賞小説部門大賞、坪田譲治文学賞、本屋大賞など、多数の賞を受賞し、話題を呼んでいます。彼女の他の著書には、『成瀬は信じた道をいく』『婚活マエストロ』『それいけ!平安部』などがあります。

本記事では、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』の文庫化に関する詳細情報をお伝えしました。その人気の理由や、著者の背景、特典情報などを通じて、作品への興味を深めていただければ幸いです。

参考リンク: