2025年6月26日開始「傘のいらない街 大阪」傘シェアで環境と経済活性化

傘のいらない街大阪開始

開催日:6月26日

傘のいらない街大阪開始
傘のシェアリングサービスってどういう仕組み?
傘のシェアリングサービス「アイカサ」は、駅や街中に設置されたスポットで傘を借り、雨が止んだら最寄りのスポットに返却できる仕組みで、使い捨て傘の削減に貢献します。
大阪で『傘のいらない街』プロジェクトは何を目指してるの?
大阪の『傘のいらない街』は使い捨て傘の廃棄ゼロを目指し、約350か所以上の傘シェアスポットを設置。環境負荷軽減と雨の日の経済活性化を促進します。

傘シェアの新たな取り組み「傘のいらない街 大阪」

雨の日を快適に過ごすための傘シェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Group(以下、アイカサ)は、2025年6月26日より、大阪・関西万博の開催を背景に、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」を始動すると発表しました。このプロジェクトは、梅田・大阪エリアで本格展開を開始し、関西エリア約150駅、特に大阪・梅田駅半径600m以内に100か所以上、合計350か所以上への展開を目指しています。

この新しい取り組みでは、使い捨て傘の廃棄ゼロを目指し、環境負荷の低減を図るとともに、雨の日経済圏の活性化を促進し、大阪全体の価値向上を目指しています。

傘シェアのアイカサ、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」を始動!梅田・大阪エリアで本格展開を開始。 画像 2

使い捨て傘の現状とその影響

日本では年間約1.2億本から1.3億本の傘が消費されており、そのうちの約6割にあたる約8,000万本が使い捨て傘です。これらの傘は、ほとんどが自宅に傘がある状態で予期せぬ雨の際に購入されるため、資源の無駄やCO2の排出につながっています。この問題を解決するために、アイカサは「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」を発足し、持続可能な街づくりを目指しています。

また、雨の日の経済的影響も無視できません。大阪市の梅田エリアで行われたイベントでは、雨天時の歩行者通行量が減少し、日降水量20mm以上の日には百貨店の売上が有意に減少するデータも報告されています。このような状況を踏まえ、「傘のいらない街 大阪」プロジェクトは、雨の日でも快適に過ごせる環境を提供することを目指します。

傘シェアのアイカサ、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」を始動!梅田・大阪エリアで本格展開を開始。 画像 3

プロジェクトの具体的な内容

「傘のいらない街 大阪」では、関西エリア約150駅に加え、大阪・梅田駅周辺に100か所以上のアイカサスポットを新たに設置します。これにより、コンビニ店舗数を上回る設置を目指し、利用者が手軽に傘を借りることができる環境を整えます。

具体的な設置予定駅数は以下の通りです:

鉄道事業者 既存設置駅数 新規設置予定駅数
Osaka Metro 14駅17箇所 10駅
阪急電鉄 なし 全87駅
阪神電気鉄道 39駅49箇所 6駅
JR西日本 なし 19駅

これにより、利用者は雨の日でも手ぶらで移動が可能となり、環境への配慮も実現されます。

傘シェアのアイカサ、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」を始動!梅田・大阪エリアで本格展開を開始。 画像 4

オリジナル傘の展開と環境への配慮

プロジェクトでは、各鉄道会社が独自のデザインのオリジナル傘を展開します。例えば、阪急電鉄はマルーンカラーを基調とした傘を提供し、阪神電気鉄道はグループの価値を表現したデザインの傘を展開します。また、JR西日本ではリサイクル素材を使用した傘を提供し、環境への配慮を強調しています。

具体的なオリジナル傘の提供開始時期や制作本数は以下の通りです:

鉄道会社 提供開始 制作本数
阪急電鉄 2025年8月下旬 300本
阪神電気鉄道 2025年6月25日から順次 700本
JR西日本 2025年8月下旬〜9月上旬 300本
旭化成ホームプロダクツ 2025年7月1日 1,000本

これらの取り組みを通じて、各鉄道会社は環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現を目指しています。

傘シェアのアイカサ、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」を始動!梅田・大阪エリアで本格展開を開始。 画像 5

関係者のコメントと今後の展望

各関係者は、このプロジェクトに対する期待を寄せています。旭化成ホームプロダクツのマーケティング部長は、循環型社会の実現に向けた取り組みとして、使用済みのジップロックをリサイクルした傘の提供を行うことができる点を強調しました。また、Osaka Metroや阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本の関係者も、急な雨への対応や利便性の向上を通じて、地域経済の活性化に貢献したいと述べています。

このプロジェクトは、2025年の大阪・関西万博に向けての重要な取り組みとなり、雨の日でも快適に過ごせる街づくりを推進するものです。

傘シェアのアイカサ、旭化成ホームプロダクツ、Osaka Metro、阪急電鉄、阪神電気鉄道、JR西日本と連携し、「傘のいらない街 大阪」を始動!梅田・大阪エリアで本格展開を開始。 画像 6

まとめ

「傘のいらない街 大阪」は、アイカサと各鉄道会社が連携し、使い捨て傘の削減を目指すプロジェクトです。大阪エリア全体でのCO2削減や環境負荷軽減、雨の日経済圏の活性化を図り、持続可能な街づくりを目指します。

以下は、プロジェクトの主要な内容をまとめた表です:

項目 内容
プロジェクト名 傘のいらない街 大阪
開始日 2025年6月26日
展開エリア 大阪・梅田駅半径600m以内、関西エリア約150駅
設置予定スポット数 350か所以上
目的 使い捨て傘廃棄ゼロ、環境負荷軽減、雨の日経済圏活性化

このような取り組みを通じて、持続可能な社会の実現を目指すことが期待されています。

参考リンク: