2025年6月26日発表:若年層の推し活実態と余暇の過ごし方調査
ベストカレンダー編集部
2025年6月26日 16:12
推し活実態調査2025
開催日:6月26日

推し活の実態と意識調査の結果
2025年6月26日、株式会社クロス・マーケティングが実施した「推し活など余暇行動に関する実態・意識調査」では、全国18~79歳の男女3,000名を対象に、余暇の過ごし方や推し活の実施状況について詳しく分析が行われました。この調査は、生活者の意識やライフスタイルの変化を捉えることを目的としており、様々な観点からデータが収集されました。
調査結果では、推し活を行っている人が全体の36%に達し、特に若年層においてその割合が高いことが明らかになりました。具体的には、18~29歳の若者の55%が推し活を行っているとのことです。推し活の対象としては、漫画やアニメ、ゲームのキャラクター、アイドル、ミュージシャン、スポーツ選手、俳優・女優などが挙げられています。

余暇の過ごし方に関する意識
調査では、余暇行動に対する考え方や態度を4段階で聴取し、その結果がまとめられています。特に、以下のような意識が高いことが分かりました。
- 休日にはなるべく一人で自分の時間を大事にしたい
- 遊びや旅行は事前に計画を立てる方が良い
- 一生続けられる趣味やけいこごとを見つけたい
- 都会的な遊びより自然の中で過ごしたい
特に18~29歳の若年層は、「趣味にはお金をかけるようにしている」「将来のために役立つ資格や技術を身につけたい」「特定の趣味に本格的に取り組んでいる」といった意識が強いことが示されており、自身の成長を重視する傾向が見受けられました。

視聴時間の傾向と趣味の多様性
調査では、テレビとインターネット動画の視聴時間についても分析が行われました。平日・休日の平均視聴時間は以下の通りです。
媒体 | 平日視聴時間 | 休日視聴時間 |
---|---|---|
テレビ | 2.5時間 | 2.8時間 |
インターネット動画 | 2.0時間 | 2.3時間 |
特に高齢者はテレビの視聴時間が長く、60~70代は休日・平日ともにほぼ3時間を視聴しています。一方、若年層はインターネット動画の視聴が多く、18~29歳では平日2.5時間、休日3.1時間という結果が出ています。
また、趣味として行われている活動も多岐にわたり、以下の5つが特に人気です。
- テレビを観る・ラジオを聴く
- 旅行・行楽
- 音楽鑑賞
- 動画共有サービスを観る
- 読書をする
年齢が上がるほど「旅行・行楽」や「散歩・街歩き」といった屋外活動が増える一方で、「音楽鑑賞」や「動画配信サービスを観る」などの屋内活動は若年層に多く見られました。

推しの対象と人気キャラクター
推し活に関する調査では、推しを持つ人の割合が年齢によって異なることが分かりました。具体的には、18~29歳で55%、30代で47%と、若年層ほど推し活を行っていることが明らかになっています。
推しの対象としては、以下のようなキャラクターや人物が人気です。
- 漫画・アニメ・ゲームのキャラクター
- アイドル
- ミュージシャン
- スポーツ選手
- 俳優・女優
特に「大谷翔平」は男女ともに人気が高く、アイドルグループの「Snow Man」や「嵐」も女性に支持されています。キャラクターでは、男性が「機動戦士ガンダム」「ちいかわ」「ワンピース」、女性が「ちいかわ」「名探偵コナン」「ハローキティ、スヌーピー」がTOP3に挙げられました。

調査概要と今後の展望
本調査は、インターネットリサーチを用いて全国47都道府県を対象に実施されました。調査期間は2025年6月4日から6日までで、合計3,000サンプルが集められています。調査結果は、今後のマーケティング戦略や商品開発において重要なデータとして活用されることが期待されます。
調査の詳細は、以下のリンクからダウンロード可能です。

まとめ
今回の調査を通じて、推し活の実態や余暇行動に関する意識が明らかになりました。特に若年層の推し活の割合が高く、趣味や余暇の使い方においてもお金をかける傾向が強いことが示されました。以下に調査結果をまとめた表を示します。
項目 | 結果 |
---|---|
推し活をしている割合 | 全体の36%、18~29歳は55% |
主な推しの対象 | 漫画・アニメ・ゲームのキャラクター、アイドル、ミュージシャン |
趣味として行っていること | テレビ視聴、旅行、音楽鑑賞など |
視聴時間(平日) | テレビ2.5時間、インターネット動画2.0時間 |
このように、調査結果は今後の生活スタイルやマーケティングにおける重要な指針となるでしょう。
参考リンク: