2025年6月26日『Pokémon Sleep』ピカチュウ・カビゴン睡眠応援大使就任

厚生労働省プロジェクトの「睡眠応援大使」に就任した『Pokémon Sleep』のピカチュウ・カビゴン

2025年6月26日、株式会社ポケモンは、厚生労働省が推進する「スマート・ライフ・プロジェクト」の睡眠分野との連携を開始し、ナイトキャップをかぶったピカチュウとカビゴンが「睡眠応援大使」に就任しました。この取り組みは、睡眠の重要性を広めることを目的としており、特に若年層に向けた啓発活動が強調されています。

この就任を記念して、株式会社ポケモンの代表取締役COOである宇都宮崇人氏と、ナイトキャップをかぶったピカチュウ・カビゴンが福岡資磨厚生労働大臣を表敬訪問しました。訪問の際には、厚生労働省健康・生活衛生局健康課長の松岡輝昌氏が登壇し、日本の睡眠分野における現状と目標について説明を行いました。

日本の睡眠の現状と課題

松岡課長は、日本が「眠らない国」として知られていることを指摘し、国民の睡眠時間が短い現状を説明しました。調査データに基づき、日本は世界的に見ても平均睡眠時間が最も短い国の一つであることが示されています。これは、健康や生活の質に大きな影響を及ぼすため、特に注目すべき課題です。

また、厚生労働省が展開する国民の健康づくり運動『健康日本21』においても、睡眠の重要性が強調されています。松岡課長は、「健康づくりのための睡眠ガイド」の策定など、今後の取り組みについても言及しました。

睡眠啓発活動の重要性

若年層に睡眠の重要性を意識してもらうことが、今後の健康維持にとって鍵となります。松岡課長は、ナイトキャップをかぶったピカチュウ・カビゴンが「睡眠応援大使」に就任した背景について説明し、「本取り組みを通じて、ヒカチュウ・カビゴンと共に、睡眠の普及啓発に力を入れていきます」と述べました。

株式会社ポケモンの宇都宮氏も、この取り組みの意義を強調し、『Pokémon Sleep』を通じて明らかになった日本の睡眠時間に対する課題に触れました。彼は、日々の生活の中でどのように睡眠や朝起きることを楽しむことができるのかを考えることが重要であり、楽しみながら睡眠を啓蒙していきたいと語りました。

今後の具体的な取り組み

宇都宮氏は、今後の具体的な取り組みとして、睡眠啓発ポスターの制作や、毎年開催される「こども霞が関見学デー」への講演参加を発表しました。これにより、睡眠の重要性を広めるだけでなく、教育的な側面からも若年層にアプローチすることが期待されます。

また、宇都宮氏は「睡眠のエンターテイメント化を通じて、人々の睡眠をより前向きなものに変えていきたい」との意気込みを述べ、厚生労働省との連携を強化しながら、持続的な啓発活動に貢献する意向を示しました。

福岡厚生労働大臣からの期待

福岡資磨厚生労働大臣は、ナイトキャップをかぶったピカチュウ・カビゴンに任命証とタスキを授与し、「今回の『睡眠応援大使』の就任により、若年層を中心に睡眠の重要性に関する普及啓発が進むことを期待しています」と述べました。これにより、今後の活動に対する期待が高まっています。

実施概要

この取り組みの実施概要は以下の通りです。

このように、株式会社ポケモンと厚生労働省の連携による睡眠啓発活動は、今後の健康促進に向けた重要な一歩となります。睡眠の重要性が広まることで、より多くの人々が健康的な生活を送ることができることが期待されます。

今回の取り組みは、厚生労働省の「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環として、睡眠をテーマにした具体的な活動を通じて、国民全体の健康寿命を延ばすことを目指しています。今後の展開に注目が集まります。