6月25日開始、DEAとJIAがADHD支援ゲームで資金調達と提携
ベストカレンダー編集部
2025年6月25日 12:36
DEAとJIA資金調達提携
開催日:6月25日

DEAとJIA、10億円の資金調達と戦略的パートナーシップを締結
2025年6月25日、シンガポールに拠点を置くDigital Entertainment Asset Pte. Ltd.(以下「DEA」)は、日本の金融サービス企業である株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(以下「JIA」)との間で、シリーズAラウンドにおいて10億円の資金調達に合意したことを発表しました。この提携により、両社は次世代版ADHD支援脳波ゲーム『Focus Pocus(フォーカス・ポーカス)』の開発を共同で推進し、事業の拡大を目指します。
DEAは、ゲームを通じて社会課題を解決することを理念に掲げており、今回の資金調達はその理念を実現するための重要なステップとなります。DEAは、シリーズA調達額として総額約22億円を目指しており、JIAはその達成に向けて引き続きサポートを行うことを表明しています。
『Focus Pocus』の次世代版開発と社会課題解決への取り組み
DEAとJIAは、JIAがマジョリティシェアを持つPE投資先である株式会社Bio Searchが開発・販売するADHDの症状改善を支援するニューロフィードバックゲーム『Focus Pocus』の次世代版開発に着手します。このゲームは、ADHDを持つ子どもたちの注意力や集中力を高めることを目的としており、脳波を利用した先進的な技術を駆使しています。
DEAは、ゲーミフィケーション技術を活用し、JIAの金融事業および戦略実行アドバイザリー事業の知見を融合させることで、地域創生や森林保全、農業・漁業など多様な領域において「ゲームを通じて社会課題を解決する」革新的な取り組みを推進します。
両社のビジョンと今後の展開
DEAの代表取締役共同CEOである吉田直人氏は、「この度、JIA社から多大なご支援を賜り、当社の社会課題解決型ゲーム事業をさらに加速できることを大変光栄に思います」と述べています。DEAは、まずは『Focus Pocus』を人材開発および能力開発領域のゲームとして事業拡大を図り、ゲームの力で多くの人々の可能性を広げることを目指しています。
一方、JIAの代表取締役社長である白岩直人氏は、「当社グループは、金融を通じて社会に貢献する企業でありつづけるという経営理念を持っており、今回の提携により、異業種ならではの新たな視点による社会課題解決が実現できるものと期待しています」とコメントし、障がいを持つ方々の社会参加を促進する新たな人材開発および能力開発ソリューションサービスの協業に取り組む意欲を示しました。
会社概要
DEAとJIAの会社概要は以下の通りです。
会社名 | 代表者 | 所在地 | 設立 | 事業内容 |
---|---|---|---|---|
Digital Entertainment Asset Pte. Ltd.(DEA) | 吉田 直人・山田 耕三 | 20 ANSON ROAD #11-01 TWENTY ANSON SINGAPORE 079912 | 2018年8月 | 課題解決ゲームプラットフォーム事業 |
株式会社ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA) | 白岩 直人 | 東京都千代田区霞が関三丁目2番1号 霞が関コモンゲート西館21階 | 2006年9月 | 金融ソリューション事業 |
DEAとJIAの提携は、ゲームと金融という異業種の連携によって社会的価値と経済的価値の両立を目指すものです。今後も両社は、革新的なソリューションの創出に挑戦し続けることが期待されます。
今回の資金調達や提携を通じて、DEAとJIAは新たな社会課題解決型ゲームの開発に挑む姿勢を示しています。これにより、より多くの人々が社会で活躍できる環境を整えることが期待され、今後の展開が注目されます。
参考リンク: