6月17日開始『愚か者の身分』コミカライズ新連載の全貌
ベストカレンダー編集部
2025年6月25日 10:35
愚か者の身分連載開始
開催日:6月17日

コミカライズ『愚か者の身分』の新たな連載開始
株式会社徳間書店は、2025年6月24日に、原作・西尾潤氏のノワール小説『愚か者の身分』のコミカライズを、Webメディア「ENTAME next」および「OTONA SALONE」で新たに連載開始することを発表しました。この作品は、戸籍ビジネスを巡るダークな世界を描いたもので、すでに「週刊アサヒ芸能」で好評を博しています。
原作の映画化も話題となっており、その影響を受けての連載開始となります。「ENTAME next」では6月17日から、また「OTONA SALONE」では6月24日からのスタートが予定されています。いずれのメディアでも、全10話の連載が計画されています。

作品の背景と内容
『愚か者の身分』は、戸籍ビジネスの闇を描いた作品で、主人公マモルがSNSを駆使して身寄りのない人々を探し出し、戸籍を狙う様子が描かれています。彼の仕事は、女性を装いながら相手の個人情報を引き出し、売買が成立することで報酬を得るというものです。この作品は、現代社会の深刻な問題を背景にしたクライム群像劇であり、登場人物たちがどのようにして違法行為に手を染めていくのかが重要なテーマとなっています。
物語は、マモルが上司からの不可解な指示を受け、タクヤと距離を置くように言われるところから始まります。タクヤは、マモルにこの仕事を紹介してくれた先輩でしたが、ある日、彼の部屋で見つけたのは、おびただしい数の血痕でした。タクヤは既にこの世にいないことが判明し、悲しみにくれるマモルに届いた一通のメール。それは、タクヤからのメッセージだったのです。

コミカライズを担当する多田由美氏
このコミカライズを手掛けるのは、漫画家・イラストレーターの多田由美氏です。彼女は、その圧倒的なデッサン力と魅力的なキャラクター描写で知られ、クールな漫画表現とストーリー展開で多くの支持を集めています。多田氏は、神戸芸術工科大学で准教授を務める傍ら、アミューズメントメディア総合学院で非常勤講師としても活躍しています。
多田氏の代表作には、『お陽様なんか出なくてもかまわない』や『バルコニーに座って』、さらに『ベイビー・ブルー・アイズ』や『レッド・ベルベット』などがあります。彼女の作品は、深いテーマ性と独自の視点が評価されています。
原作・西尾潤氏のプロフィール
『愚か者の身分』の原作者である西尾潤氏は、大阪府出身で、ヘアメイクやスタイリストとしての経験を持つ作家です。彼は2018年に第二回大藪春彦新人賞を受賞し、2019年には受賞作を含む『愚か者の身分』でデビューを果たしました。2021年には、自身の経験をもとに描いた『マルチの子』が各種メディアで取り上げられ、第24回大藪春彦賞候補や第4回細谷正充賞を受賞するなど、注目を集めています。
彼の他の著書には、『無年金者ちとせの告白』や『フラワー・チャイルド』などがあり、幅広いジャンルで執筆活動を行っています。
書誌情報と購入方法
『愚か者の身分』の書誌情報は以下の通りです。
タイトル | 愚か者の身分 |
---|---|
著者 | 西尾潤 |
刊行年 | 2021年5月 |
定価 | 792円(税込) |
判型 | 文庫判 |
ページ数 | 352P |
ISBN | 978-4-19-894648-7 |
この作品は、以下のネット書店で購入可能です。
また、試し読みも公開されており、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
このように、コミカライズ『愚か者の身分』は、ノワール小説の魅力を漫画という形で新たに表現し、読者に深い感動を与える作品として期待されています。物語の進行とともに、登場人物たちの運命がどのように交差していくのか、注目が集まるところです。
情報の要約 | 詳細 |
---|---|
作品名 | 愚か者の身分 |
原作 | 西尾潤 |
コミカライズ作家 | 多田由美 |
連載開始日 | ENTAME next: 6月17日、OTONA SALONE: 6月24日 |
書籍情報 | 徳間文庫、2021年5月、定価792円(税込) |
このように、作品の詳細や連載情報、著者に関する情報を整理し、読者にとってわかりやすくまとめました。
参考リンク: