2025年8月中野ブロードウェイにPotlatch直営VR施設オープンへ

中野ブロードウェイVR開業

開催日:8月15日

中野ブロードウェイVR開業
Potlatchって何の会社?
PotlatchはVRやMR技術を使ったアトラクションやトレーニングの企画開発を行い、日本での店舗展開を目指す企業です。
今回の資金調達で何が変わるの?
調達した資金は新しいVRアトラクションの開発と店舗展開の加速に使われ、2025年8月に中野ブロードウェイに新施設をオープン予定です。

Potlatch社が790,000米ドルの資金調達を実施

Potlatch, inc(本社:米国カリフォルニア州、CEO:小林大河、日本支社:株式会社日本XRセンター)は、2025年6月25日、XTech Venturesをリード投資家として、ユナイテッド社、複数のエンジェル投資家より790,000米ドル(約1.1億円)の資金調達を行ったことを発表しました。この調達により、Potlatch社のこれまでの累計資金調達額は約2.4億円となります。新たに調達した資金は、オリジナルVRアトラクションの開発と店舗展開の加速に活用される予定です。

Potlatch社は、VRアトラクション及びVRトレーニングの企画開発を行っており、今後の展望として日本国内で100店舗の展開を目指しています。

[Potlatch/日本XRセンター]XTech Venturesのリードで790,000米ドル(約1.1億円)調達。8月、中野ブロードウェイに直営VRアトラクション施設をオープン! 画像 2

VRアトラクション市場の動向

VRアトラクションとは、VRヘッドセットを装着して体験する新しい形のアトラクションを指します。利用者は、映画館のようにコンテンツを事前に予約し、専用施設でその体験を楽しむことができます。最近の市場動向として、最大手のSandboxVR社が人気ドラマ「イカゲーム」とコラボレーションし、1年で約45億円の売上を記録したことが注目されています。SandboxVRは、欧米を中心に60店舗を展開しており、2028年までに280店舗の出店を計画しています。

このように、VRアトラクション市場は急成長を遂げており、Potlatch社もその一翼を担う存在となることを目指しています。

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Potlatch社の技術力と新たなアトラクションの開発

Potlatch社の強みは、最先端のデバイスであるQuest 3を使用し、VR(仮想現実)と現実映像を同時に体験できるMixed Reality(複合現実、以下MR)技術にあります。MR技術を用いることで、現実から仮想空間へと自然に没入する新しい体験を提供しています。

特に、東京ドームシティに設置された常設MRアトラクション「XRミッション」は、世界初の常設型MRマルチプレーヤーシューティングゲームとして人気を博し、休日には80分待ちの行列ができるほどの盛況を見せています。このアトラクションは、アジア最大のVR展示会であるAWE Asiaにおいて最優秀賞を受賞するなど、その技術力が高く評価されています。

さらに、2025年8月には中野ブロードウェイに直営のVRアトラクション施設をオープンする予定であり、第一弾コンテンツとしてゾンビシューティングゲーム「Zombie Storm」を開発中です。このアトラクションは、振動スーツとガンコントローラーを使用し、最大6人で同時にプレイできる設計となっています。

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「Zombie Storm」の詳細

  • プレイエリア:6m x 4m
  • 体験時間:15分(予定)
  • 最大同時プレイ人数:6人
  • 価格:平日2,000円、休日2,500円

この「Zombie Storm」は、最新のMR技術を駆使したアトラクションであり、訪れる人々に新たな体験を提供することを目指しています。

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投資家からの期待とコメント

Potlatch社のCEOである小林大河は、今回の資金調達に関して、「本ラウンドの皆様には、当社が企画開発した東京ドームシティの『XRミッション』を体験頂き、MR技術の進化、VRアトラクションの可能性、当社の技術力とクリエイティビティに共感頂くことができました。」と述べています。また、今後の展開についても、2027年までに12店舗の展開を目指し、日本を代表するIPやクリエイター、アーティストとコラボレーションし、世界一のMRアトラクションを作っていく意向を示しています。

XTech Venturesの代表パートナーである西條晋一氏は、「Potlatch社は企画力、開発力、展開のスピードで非常に良いポジショニングにあり、代表の小林さんの圧倒的な行動力により今後の計画も達成されていくと確信している。」と期待を寄せています。

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ユナイテッド株式会社の見解

ユナイテッド株式会社の投資事業本部キャピタリストである八重樫郁哉氏は、Potlatch社のMRアトラクションが従来のテーマパークアトラクションに比べて優位性を持つ点を指摘しています。限られたスペースと設備で高品質な体験を実現できることが、運営者にとって新たな価値をもたらすと述べています。

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会社概要と今後の展望

Potlatch社は、日本、インド、サンフランシスコに拠点を持ち、「ベストバリューでXR実装を促進する」をミッションに、XRゲーム・アトラクション及びXRコンテンツ開発を行っています。以下に会社の基本情報をまとめます。

項目 詳細
会社名 Potlatch, Inc.
本社所在地 1 Embarcadero Center, San Francisco, CA 94111, 米国
日本支社名 株式会社日本XRセンター
日本支社所在地 〒164-0013 東京都中野区弥生町2-41-17 東京コンテンツインキュベーションセンター 106
代表者 小林大河
事業内容 XRアトラクション開発及び店舗運営
ホームページ www.vrarri.com

今後、Potlatch社は新たなアトラクションの開発を進め、エンターテインメント分野におけるXR技術の可能性を広げていくことが期待されます。従来のテーマパークアトラクションに代わる新しい形のアトラクションを提供することで、業界の発展に貢献していくでしょう。