2025年8月開催|こうの史代30周年記念展が佐倉市立美術館で開催
ベストカレンダー編集部
2025年6月25日 09:43
こうの史代30周年展
開催期間:8月2日〜10月2日

こうの史代展の概要
千葉県佐倉市に位置する佐倉市立美術館では、2025年8月2日から10月2日まで、漫画家こうの史代のデビュー30周年を記念した特別展「鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり」を開催します。この展覧会は、こうの史代の漫画原画を500枚以上展示するもので、彼女のこれまでの画業を振り返る貴重な機会となります。
会場は佐倉市立美術館(千葉県佐倉市新町210番地)で、開館時間は10時から18時まで、最終入館は17時30分です。月曜日は休館ですが、8月11日(月)と9月15日(月)は開館し、8月12日(火)と9月16日(火)は休館となります。入館料金は一般1,000円(800円)、大学生800円(640円)、高校生以下は無料です。

こうの史代の作品とその魅力
こうの史代は、1995年に「街角花だより」で漫画家デビューを果たし、以降数々の作品を発表してきました。特に「夕凪の街 桜の国」と「この世界の片隅に」は、多くの賞を受賞し、映画化やドラマ化もされるなど、広く知られています。
彼女の漫画は、キャラクターや背景が愛らしいタッチで描かれており、ほのぼのとしたショートストーリーや神話、戦争をテーマにした作品においても、シリアスになりすぎず、全てがつながっているように感じさせます。こうのの作品は、見た目の愛らしさと同時に、力強さや柔軟さを併せ持っており、読者に新たな漫画表現の可能性を示しています。

作品の多様性と独自のスタイル
こうの史代の作品は、どれも似たものがなく、彼女自身が新しい漫画表現の探求を続けていることが伺えます。デビューから現在に至るまでの道のりをたどる本展では、彼女の作品がどのように進化してきたのかを知ることができます。
また、こうのはアシスタントを起用せず、すべての原稿を一人で描いているため、彼女の手による線の躍動感や新鮮な色彩の力を直接感じることができるのも大きな魅力です。

展覧会の見どころ
本展では、こうの史代の作品を網羅した大規模な回顧展として、500枚以上の原画を展示します。具体的には、以下のような展示内容が予定されています。
- 「夕凪の街 桜の国」や「この世界の片隅に」の原画
- 膨大な挿絵原画や絵本原画
- 作品のコンテやメモ、スケッチブック
- 制作風景を記録した初公開の映像
さらに、デビュー前の原画や高校生の頃に制作した漫画の原画も展示され、こうの史代の成長過程を感じることができます。彼女の作品は、愛らしいタッチの中に深いメッセージが込められており、訪れる人々に新たな発見をもたらすことでしょう。

特別な体験と関連イベント
本展では、来場者がこうの史代にファンレターを書くことができるコーナーも設けられています。展覧会を見た方は、特製ポストに手紙を投函することができ、こうのに直接お渡しされる仕組みです。また、展覧会のために作られた特製グッズも多数販売される予定です。

アクセス情報とお問い合わせ
佐倉市立美術館へのアクセスは、車の場合、東関東自動車道佐倉インターから約15分で、駐車場は「夢咲くら館」を利用できます。公共交通機関を利用する場合は、京成佐倉駅南口から徒歩8分、またはJR佐倉駅北口から徒歩20分でアクセス可能です。
お問い合わせは、佐倉市立美術館(住所:千葉県佐倉市新町210番地、TEL:043-485-7851)までお願いします。美術館の公式ウェブサイトでも、詳細情報が掲載される予定です。
項目 | 詳細 |
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展覧会名 | 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり |
会場 | 佐倉市立美術館 |
会期 | 2025年8月2日~10月2日 |
開館時間 | 10時~18時(最終入館は17時30分) |
休館日 | 月曜日(8月11日、9月15日は開館) |
入館料金 | 一般1,000円、大学生800円、高校生以下無料 |
こうの史代の漫画は、その独特のタッチと深いメッセージ性で、多くの人々に愛されています。今回の展覧会では、彼女のこれまでの道のりを振り返り、新たな発見を楽しむことができるでしょう。