2025年6月23日開始、Roblox活用の新バーチャル採用説明会とは

Roblox採用説明会開始

開催日:6月23日

Roblox採用説明会開始
Robloxを使った採用説明会って何が新しいの?
Roblox上にバーチャルオフィスを再現し、求職者がアバターで自由に歩き回り社員と交流できる没入型体験を提供。画面越しより企業文化をリアルに感じられます。
この新しい採用手法はどんな課題を解決するの?
Z世代の内定辞退率や離職率が高い中、地理的制約をなくし企業文化を体験できることで、求職者の興味を引き採用の質と定着率向上を狙っています。

新たな採用手法の提案

トゥモローゲート株式会社は、2025年6月24日に、ゲームプラットフォーム「Roblox」を活用した新たな採用手法を発表しました。この手法は、従来のオンライン説明会の課題を解決することを目的としており、特にZ世代の採用における課題に対処するものです。トゥモローゲートは、Meta Osaka社と連携し、バーチャル空間での企業文化を体験できる「バーチャル採用説明会」を開催します。

この新しい手法では、Roblox上にトゥモローゲートのバーチャルオフィスを再現し、求職者が実際にその空間を歩き回り、社員と交流することが可能です。これにより、企業文化や価値観を直に体感できる機会を提供します。

「内定辞退率63.8%・3年以内の離職率34.9%」Z世代採用の課題解決へ|大阪企業がRoblox(ロブロックス)活用の新採用手法を発表 画像 2

Z世代採用の課題

最近の調査によると、2025年卒の内定辞退率は63.8%に達しており、また3年以内の離職率は34.9%と非常に高い数字が示されています。特に中小企業においては、離職率が大企業に比べて著しく高く、5人未満の企業では59.1%、5~29人の企業でも48.8%に達しています。このような状況下で、企業は人材確保を重要な経営課題として捉えています。

従来のオンライン採用説明会では、画面越しでは企業文化を伝えづらく、参加者の熱量も見えにくいという課題がありました。これらの課題を解決するために、トゥモローゲートはRobloxを活用することを決定しました。

「内定辞退率63.8%・3年以内の離職率34.9%」Z世代採用の課題解決へ|大阪企業がRoblox(ロブロックス)活用の新採用手法を発表 画像 3

Robloxの特徴と利点

Robloxは、月間アクティブユーザー数が3億8000万人を超える世界最大級のゲームプラットフォームです。日本市場においても2024年には前年比56%のユーザー増加が見込まれています。Robloxの特徴としては、以下の点が挙げられます。

  • 全国どこからでもスマートフォンで参加可能
  • 高性能端末が不要で、手軽にアクセスできる
  • 3Dアバターによる没入感のある体験が可能
  • リアルタイムでの双方向コミュニケーションが実現
  • ゲーム感覚で参加できるため、楽しみながら学べる
「内定辞退率63.8%・3年以内の離職率34.9%」Z世代採用の課題解決へ|大阪企業がRoblox(ロブロックス)活用の新採用手法を発表 画像 4

バーチャル採用説明会の具体的な内容

トゥモローゲートが開発した「バーチャル採用説明会」は、Roblox上に企業のオフィスを忠実に再現することにより、求職者が企業文化を体感できるように設計されています。参加者は、ただ話を聞くだけではなく、オフィス内を自由に歩き回り、実際に社員が働く環境を体験することができます。

具体的な活用方法としては、以下のような内容が含まれます。

  1. トゥモローゲートのオフィスをRoblox空間に再現
  2. 企業理念やサービス内容を体験型コンテンツとして提供
  3. バーチャルメタバース技術と従来のブランディング手法を融合

このような取り組みにより、地理的な制約をなくし、全国どこからでも参加できる説明会を実現しています。また、参加者が企業文化や価値観を「体感」できるユーザーエクスペリエンス(UX)を創出し、参加者の印象に残りやすく、興味を喚起する効果も期待されます。

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発表会・体験会の詳細

トゥモローゲートは、2025年7月14日に、発表会・体験会を開催します。このイベントは関西圏の経営者や役員層を対象にしており、参加者は新しい採用手法を実際に体験することができます。

以下はイベントの概要です。

日時 2025年7月14日(月)19:00〜21:30(18:30受付開始)
場所 トゥモローゲート株式会社 大阪本社(〒542-0086 大阪市中央区西心斎橋1-6-32 アニーズビル2F)
対象 経営者、役員、マーケティング担当者、ブランディング担当者
定員 40名(先着順)
登壇者 Meta Osaka 代表取締役 毛利英昭、Meta Osaka クリエイティブ プロジェクトマネージャー 江畑翔吾、トゥモローゲート 代表取締役 西崎康平
テーマ 【バーチャル×企業戦略】採用・CSR・ブランディングの未来を拓く

プログラム内容には、トークセッションやRoblox体験会、飲食付きの対面交流会が含まれています。参加希望者は事前に申し込みが必要です。

「内定辞退率63.8%・3年以内の離職率34.9%」Z世代採用の課題解決へ|大阪企業がRoblox(ロブロックス)活用の新採用手法を発表 画像 6

Roblox「トゥモローゲートワールド」の概要

トゥモローゲートは、バーチャルオフィスとしての機能を持つ「トゥモローゲートワールド」をRoblox内に構築しました。この空間では、従来のオンライン説明会では困難だった企業文化の体験が可能です。参加者はアバターを通じてオフィス内を自由に移動し、実際の働く環境や雰囲気を体感できます。

さらに、タイムアタックゲームモードも導入されており、参加者はオフィス内を巡るゲームを通じて、楽しみながら職場環境に親しむことができます。このように、従来の一方向的な説明会とは異なる双方向の採用体験を実現しています。

参加方法・遊び方

参加者は以下の手順で「トゥモローゲートワールド」にアクセスできます。

  1. Robloxアプリをダウンロード(無料)
  2. 指定のURLからワールドにアクセス

スマートフォン、PC、タブレットから参加可能で、運用開始日は2025年6月23日です。

企業のコメント

Meta Osakaの毛利英昭代表取締役は、「Robloxを選んだ理由は、スマートフォンからでも気軽にアクセスできる点と、ビジネス活用の可能性が高い点です。今後、企業が公式サイトを持つのが当たり前になるように、バーチャル空間上に企業の公式ワールドを構築することが標準になると考えています」とコメントしています。

トゥモローゲートの西崎康平代表取締役は、「私たちは常識にとらわれない採用手法を追求してきました。Roblox上に再現したオフィスでのバーチャル採用説明会は、求職者が企業文化を“体験”する新しい形を提供します。この取り組みは、同じ課題を抱える企業にとっての実践モデルにもなり得ると考えています」と述べています。

まとめ

トゥモローゲート株式会社が発表した「バーチャル採用説明会」は、Robloxを活用し、求職者に企業文化を体験させる新たな採用手法です。Z世代の採用課題に対して、地理的制約をなくし、企業文化や価値観を体感できる機会を提供します。今後の採用活動において、こうした新しい手法がどのように活用されていくのか注目されます。

項目 内容
発表者 トゥモローゲート株式会社、Meta Osaka社
開催日 2025年7月14日
参加方法 Robloxアプリからアクセス
定員 40名(先着順)
主な特徴 企業文化の体験、双方向の採用体験

この新しい採用手法が、企業にとってどのような価値をもたらすのか、今後の展開が期待されます。

参考リンク: