6月24日発表 女性向けAI・IT育成で5.7億円調達のMs.Engineer

女性AI・IT人材育成のMs.Engineer、累計5.7億円を調達

2025年6月24日、Ms.Engineer株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：やまざきひとみ）は、女性のAI・ITスキル育成を通じて賃金格差の解消を目指す事業を展開しており、インパクト・キャピタル1号投資事業有限責任組合及び合同会社K4 Venturesを引受先とした第三者割当増資を実施し、累計資金調達額が約5.7億円に達したことを発表しました。

この資金調達は、女性のデジタルスキル習得を促進し、経済的自立を支援するための重要なステップとなります。Ms.Engineerは、未経験者が平均8ヶ月で高度なAI・IT技術を習得できるオンラインブートキャンプを運営しており、受講生は最大80%の受講費用補助を受けることが可能です。

Ms.Engineerの事業概要

Ms.Engineerは、女性向けに特化したスキル育成プログラムを提供しています。具体的には、以下の3つのスキルフレームワークを基にしたプログラムを展開しています。

• AIスキル
• ソフトウェア開発スキル
• ビジネススキル

受講者は、アクティブラーニングとAIを融合させた独自のプログラムを通じて、実践的なスキルを身につけることができます。修了者はITスキル標準（ITSS）レベル4相当の高度IT人材として認定され、卒業生の平均年収は484万円であり、日本女性の平均年収を168万円上回る結果となっています。

また、受講者の約7割が地方在住の女性であり、リモートワークなどの柔軟な働き方を通じて、賃金向上を実現する支援も行っています。

資金調達の背景と目的

Ms.Engineerが今回の資金調達を行った背景には、「日本の賃金格差を解消する」というビジョンがあります。このビジョンのもと、同社は女性のデジタルスキル習得を促進し、経済的な自立を支援しています。調達した資金は、以下の用途に充てられる予定です。

1. 事業の拡大
2. 人材採用の強化
3. 新規プログラム開発
4. 全国展開の促進

今後は、全国の女性のAI・IT人材化を進め、賃金向上を図るとともに、地方女性が地域で活躍できるような環境を整えていくことが目指されています。

投資家のコメントとMs.Engineerの展望

今回の資金調達に関して、インパクト・キャピタル1号投資事業有限責任組合のディレクター、築地 宏弥様は、Ms.Engineerが自分の望む働き方を実現したい女性に対して新たなキャリアの選択肢を提供していることを評価しています。多くの卒業生が未経験からエンジニアとして就職を実現し、人生の選択肢を広げているとのことです。

また、関西電力株式会社のマネジャー、丸井 直子様も、Ms.Engineerが高度IT人材を輩出し、IT人材不足という社会課題に対して真っ向から取り組んでいる姿勢を評価しています。これにより、日本経済の再成長を牽引することが期待されています。

Ms.Engineer株式会社について

Ms.Engineer株式会社は、女性のIT人材育成事業を行っており、未経験者が高度なAI・IT技術を習得できるオンラインブートキャンプを運営しています。特に「AIスキル」「ソフトウェア開発スキル」「ビジネススキル」を柱とした独自のスキルフレームワークを設計し、短期間で実践的なスキルを身につけることを可能にしています。

経済産業省および厚生労働省から認可を受け、受講費用の最大80%が補助されるため、卒業率95%、就職率90%以上という高い水準を誇ります。高いスキルを持った女性IT人材の輩出により、卒業生の平均年収は484万円と日本女性平均を170万円上回る水準です。

「日本の賃金格差を解消する」というビジョンのもと、AI・ITスキルの普及を通じて女性の経済的自立を推進し、地方女性のIT人材化を通じて地方創生にも貢献しています。

Ms.Engineerは、今後も日本の賃金格差解消、女性デジタル人材の育成、地方創生という大きな社会課題に取り組み続け、社会の変革と経済成長を実現していくことが期待されています。